REGZAの65V型4K液晶テレビ「65Z875R」と「65Z870M」の違いを比較します。
65Z875Rは2025年モデルで、映像エンジンやパネル、ゲーム性能、音声機能、AI機能などが強化されています。一方、65Z870Mは2023年モデルですが、Mini LEDや量子ドット、タイムシフトマシン、4K・120p入力など、基本性能は充実しています。
主な違いは「発売年」「画質」「パネル」「ゲーム性能」「音質」「便利機能」「消費電力」の7つです。
先に結論をまとめると、画質・144Hzゲーム・音質・AI機能まで重視するなら65Z875R、65Z870Mを十分安く購入でき、4K・120pまでで問題なければ65Z870Mも候補になります。
この記事では、スペック表だけでは分かりにくいゲーム性能・スピーカー出力・消費電力の違いをグラフでも比較します。
65Z875Rと65Z870Mの違いを比較
65Z875Rと65Z870Mの主な違いは、次の7つです。
- 発売年と販売状況が違う
- 映像エンジンと高画質機能が違う
- パネルの明るさ・視野角・色表現が違う
- ゲーム性能が違う
- スピーカー出力と音声機能が違う
- AI機能・Wi-Fi・接続端子が違う
- サイズ・重さ・消費電力が違う
違いを大きく分けると、65Z875Rは画質・ゲーム・音質・便利機能を強化した新しいモデルです。一方、65Z870Mは機能をある程度絞りながらも、Mini LEDやタイムシフトマシンなど重要な機能を備えています。
違い1:発売年と販売状況
| 65Z875R | 65Z870M | |
|---|---|---|
| 発売年 | 2025年 | 2023年 |
| 位置付け | 新しい世代 | 旧世代 |
| REGZA公式での販売状況 | 現行世代 | 生産終了 |
65Z870Mは2023年モデル、65Z875Rは2025年モデルです。
65Z870MはREGZA公式サイトで生産終了モデルとして案内されています。そのため、新品を購入する場合は、在庫状況や保証内容、商品状態も確認しておきましょう。
ただし、旧モデルだからといって必ず65Z870Mのほうが安いとは限りません。在庫が少なくなると価格差が縮まったり、販売価格が上がったりする場合もあります。
発売年だけで決めず、購入時点の実売価格まで比較することが重要です。
違い2:映像エンジンと高画質機能
| 画質機能 | 65Z875R | 65Z870M |
|---|---|---|
| 映像エンジン | レグザエンジンZRα | レグザエンジンZR |
| 超解像 | AI超解像/AIナチュラルフォーカステクノロジーPRO | 超解像技術 |
| 地デジ高画質 | 地デジAIビューティPRO | 地デジAIビューティ |
| ネット動画高画質 | ネット動画ビューティPROなど | ネット動画ビューティ |
| 映像自動調整 | おまかせAIピクチャーPRO | おまかせAIピクチャー |
65Z875Rは、映像処理エンジンに「レグザエンジンZRα」を搭載しています。
地上デジタル放送やネット動画など、映像の種類に合わせて処理する高画質機能も65Z875Rのほうが新しくなっています。
特に、大画面テレビでは低解像度映像の粗さや輪郭、ネット動画の圧縮ノイズなどが目立ちやすいため、テレビ放送やネット動画を幅広く見る人は画質処理の違いにも注目です。
地デジやネット動画も含めて画質を重視するなら、映像処理機能が新しい65Z875Rが選びやすいでしょう。
違い3:パネルの明るさ・視野角・色表現
| パネル関連 | 65Z875R | 65Z870M |
|---|---|---|
| バックライト | 高輝度Mini LED | Mini LED |
| 広色域 | 広色域量子ドット | 広色域量子ドット |
| 広視野角 | ワイドアングルシート | - |
| カラー制御 | 36色軸 | 28色軸 |
| 倍速 | 120Hz倍速 | 倍速対応 |
両機種ともMini LEDバックライトと広色域量子ドットを採用していますが、65Z875Rは「高輝度Mini LED液晶」となっています。
さらに、65Z875Rには広視野角ワイドアングルシートが採用されています。
家族で横に広がってテレビを見ることが多い場合など、正面以外から見る機会が多い人には注目したい違いです。
色表現を制御するカラーイメージコントロールも、65Z870Mの28色軸に対して65Z875Rは36色軸です。
ただし、36色軸と28色軸の数字だけから「画質が約1.3倍よい」と判断できるわけではありません。色制御を含めた画質処理の違いとして見るのが適切です。
斜めから見ることが多い人や、新しい画質処理を重視する人は65Z875Rが向いています。
違い4:ゲーム性能
| ゲーム機能 | 65Z875R | 65Z870M |
|---|---|---|
| 4K入力 | 4K・144Hz VRR | 4K・120p |
| VRR | 対応 | 対応 |
| ALLM | 対応 | 対応 |
| AMD FreeSync Premium | 対応 | 対応 |
| ゲームセレクト | 対応 | 非対応 |
| ゲーミングメニュー | 対応 | 非対応 |
| ゲームスムーズモード | 対応 | 非対応 |
ゲーム性能では、65Z875Rがゲームモードで4K・144Hz VRR入力に対応している点が大きな違いです。
ゲーム時の最大入力リフレッシュレート
※最大入力リフレッシュレートを0Hzから比較
144Hz出力に対応するゲーミングPCを接続する場合は、65Z875Rの性能をより生かせます。
一方、65Z870Mも4K・120p、VRR、ALLM、AMD FreeSync Premiumに対応しています。
そのため、PS5など4K・120Hzクラスまでを中心に使う場合は、65Z870Mでも主要なゲーム機能を利用できます。
PS5など家庭用ゲーム機中心なら両機種が候補。144Hz対応ゲーミングPCや充実したゲーム設定まで求めるなら65Z875Rが向いています。
違い5:スピーカー出力と音声機能
| 音声機能 | 65Z875R | 65Z870M |
|---|---|---|
| 音響システム | 重低音立体音響システムZ | 重低音立体音響システムZ |
| スピーカー数 | 7個 | 7個 |
| 実用最大出力 | 70W | 60W |
| 上向きスピーカー | トップスピーカー10W+10W | トップツイーター5W+5W |
| Dolby Atmos | 対応 | 対応 |
| レグザAI快適リスニング | 対応 | 非対応 |
両機種とも「重低音立体音響システムZ」と7個のスピーカーを搭載し、Dolby Atmosにも対応しています。
ただし、音声実用最大出力は65Z870Mの60Wに対し、65Z875Rは70Wです。
音声実用最大出力
※音声実用最大出力(JEITA)を比較
65Z875Rは左右のトップスピーカーが各10Wとなり、65Z870Mのトップツイーター各5Wより出力が大きくなっています。
さらに65Z875Rは「レグザAI快適リスニング」に対応しています。
なお、70Wと60Wの差だけで音質の良し悪しが決まるわけではありません。スピーカー構成や音声処理も含めて考える必要があります。
テレビ本体のスピーカーで映画・ライブ・スポーツなどを楽しみたい場合は、音響機能が強化された65Z875Rに注目です。
違い6:AI機能・Wi-Fi・接続端子
| 便利機能・接続 | 65Z875R | 65Z870M |
|---|---|---|
| レグザAIボイスナビゲーター | 対応 | 非対応 |
| ダブルウィンドウ | 対応 | 非対応 |
| 番組こねくと | 対応 | 非対応 |
| 無線LAN | Wi-Fi 6 | IEEE802.11acまで |
| HDMI入力 | 4系統 | 4系統 |
| ビデオ入力端子 | なし | 1系統 |
便利機能では、65Z875Rが新しい機能を多く搭載しています。
レグザAIボイスナビゲーターに対応し、音声による番組やコンテンツ探しがしやすくなっています。
また、ダブルウィンドウにも対応しており、大画面を生かして2つの映像を同時に表示できます。
無線LANは65Z875RがWi-Fi 6に対応。65Z870MはIEEE802.11acまでです。
一方、アナログのビデオ入力端子は65Z870Mにのみ搭載されています。
古いビデオデッキやゲーム機などを直接接続したい人にとっては、65Z870Mのビデオ入力端子がメリットになる場合があります。
AI検索・2画面表示・Wi-Fi 6を使いたいなら65Z875R。アナログ映像機器を直接接続したい場合は65Z870Mが便利です。
違い7:サイズ・重さ・消費電力
| 本体仕様 | 65Z875R | 65Z870M |
|---|---|---|
| 幅 | 144.8cm | 145.2cm |
| 高さ | 89.4cm | 88.1cm |
| 奥行 | 29.2cm | 28.2cm |
| スタンド込み質量 | 31.5kg | 32.5kg |
| 本体のみ質量 | 25.6kg | 27.5kg |
| 消費電力 | 348W | 249W |
| 年間消費電力量 | 172kWh/年 | 165kWh/年 |
本体サイズには大きな差はありません。
65Z875Rは65Z870Mより幅が0.4cm小さく、スタンド込みでは1kg軽くなっています。一方、奥行は65Z875Rのほうが1cm大きくなっています。
設置するときは横幅だけでなく、テレビ台の奥行やスタンド部分も確認しましょう。
定格消費電力は65Z870Mのほうが小さい
消費電力
※定格動作時の消費電力を0Wから比較
定格動作時の消費電力は、65Z875Rが348W、65Z870Mが249Wで、差は99Wあります。
この数値だけを見ると大きな差に感じますが、年間消費電力量も確認しておきましょう。
年間消費電力量の差は7kWh/年
年間消費電力量
※メーカー公表の年間消費電力量を0kWhから比較
年間消費電力量は、65Z875Rが172kWh/年、65Z870Mが165kWh/年で、差は7kWh/年です。
定格消費電力では99Wの差がありますが、メーカー公表の年間消費電力量では7kWh/年の差です。
そのため、「348W対249W」という定格消費電力だけを見て、年間の電気代にも非常に大きな差が出ると判断しないようにしましょう。
なお、実際の消費電力量は画面の明るさや視聴時間、設定、利用する機能などによって変わります。
消費電力の小ささでは65Z870Mが有利ですが、年間消費電力量の公表値では差は比較的小さくなっています。
65Z875Rと65Z870Mの価格・在庫を比較
65Z875Rと65Z870Mは発売年が異なるため、販売価格や在庫状況も確認してから選びましょう。
65Z870Mは生産終了モデルですが、型落ちだから必ず安いとは限りません。
在庫処分で安く販売されることがある一方、在庫が減ることで販売価格が上がったり、65Z875Rとの価格差が小さくなったりする場合があります。
- 新品か展示品・中古品か
- メーカー保証・販売店保証が付くか
- 配送・設置料金が含まれているか
- 古いテレビのリサイクル回収料金はいくらか
- 自宅まで搬入できるか
65V型は大型商品のため、本体価格だけではなく、配送・設置・リサイクルまで含めた総額で比較するのがおすすめです。
価格差が小さければ新しい65Z875Rを選びやすく、65Z870Mが十分安く販売されている場合は65Z870Mも検討しやすくなります。
65Z875R
65Z870M
65Z875Rと65Z870Mの共通機能
65Z875Rと65Z870Mには多くの違いがありますが、共通している基本性能も充実しています。
- 65V型4K液晶パネル
- Mini LEDバックライト
- 広色域量子ドット
- 倍速対応
- タイムシフトマシン
- 地上デジタル9チューナー
- BS・110度CSデジタル3チューナー
- 4K衛星放送2チューナー
- USBハードディスク録画
- 4Kダブルチューナーウラ録
- BS・地デジ3チューナーW録
- 重低音立体音響システムZ
- 7スピーカー
- Dolby Atmos
- オーディオキャリブレーション
- HDMI入力4系統
- 4K・120p入力
- VRR
- ALLM
- AMD FreeSync Premium
- AirPlay 2
- スクリーンミラーリング
- Bluetooth
- スマートスピーカー連携
- 明るさセンサー
- 色温度センサー
- ファンレス静音設計
Mini LEDと量子ドットを搭載
両機種ともMini LEDバックライトと広色域量子ドットを採用しています。
明るい映像や色鮮やかな映像を楽しみたい人に向いた上位クラスの液晶テレビです。
タイムシフトマシンに対応
両機種ともタイムシフトマシンに対応しています。
指定したチャンネル・時間帯を別売の対応USBハードディスクへ録画しておけば、録画予約を忘れた番組も過去番組表から探して視聴できます。
タイムシフトマシンを利用するには、別売のタイムシフトマシン対応USBハードディスクが必要です。
Dolby Atmosと7スピーカーに対応
両機種とも7個のスピーカーによる重低音立体音響システムZを搭載し、Dolby Atmosにも対応しています。
サウンドバーを追加しなくても、テレビ本体だけで立体感のある音を楽しみやすい構成です。
4K・120pやVRRなどゲーム機能も共通
両機種とも4K・120p入力、VRR、ALLM、AMD FreeSync Premiumに対応しています。
65Z875Rは144Hzまで対応する点が違いますが、4K・120Hzクラスの家庭用ゲーム機を使うための主要機能は両機種に搭載されています。
65Z875Rがおすすめの人
- 新しい映像エンジンを搭載したモデルを選びたい
- 地デジやネット動画の画質にもこだわりたい
- 斜め方向からテレビを見ることが多い
- 144Hz対応ゲーミングPCを接続したい
- ゲーム向け機能を充実させたい
- テレビ本体の音響性能を重視したい
- レグザAI快適リスニングを使いたい
- AIボイスナビゲーターを使いたい
- ダブルウィンドウを使いたい
- Wi-Fi 6対応モデルを選びたい
65Z875Rは、画質、視野角、ゲーム、音質、AI・便利機能を幅広く強化したモデルです。
特に価格差が小さい場合は、機能差を考えると65Z875Rを選びやすいでしょう。
65Z870Mがおすすめの人
- Mini LEDとタイムシフトマシンをできるだけ安く導入したい
- 4K・120pまで対応していれば十分
- 144Hz対応ゲーミングPCを使わない
- AIボイス機能や2画面表示は必要ない
- 消費電力の小ささを重視する
- ビデオ入力端子を使いたい
- 状態のよい新品を65Z875Rより十分安く購入できる
65Z870Mは生産終了モデルですが、Mini LED、量子ドット、タイムシフトマシン、4K・120pなど主要機能を備えています。
65Z875Rとの価格差が大きく、追加されたAI機能や144Hz対応などを必要としない場合は、65Z870Mも比較候補になります。
65Z875Rと65Z870Mの違いに関するよくある質問
まとめ:65Z875Rと65Z870Mの違い
65Z875Rと65Z870Mの違いを比較しました。
- 発売年と販売状況が違う
- 映像エンジンと高画質機能が違う
- パネルの明るさ・視野角・色表現が違う
- ゲーム性能が違う
- スピーカー出力と音声機能が違う
- AI機能・Wi-Fi・接続端子が違う
- サイズ・重さ・消費電力が違う
65Z875R:画質・広視野角・144Hzゲーム・音響・AI機能を重視する人向き
65Z870M:4K・120pまでで十分で、価格や消費電力、ビデオ入力端子を重視する人向き
65Z870Mは生産終了モデルなので、「型落ちだから安い」と決めつけず、購入時点の実売価格を比較することが大切です。
価格差が小さい場合は、新しい映像処理やゲーム・音声・AI機能まで備えた65Z875Rのメリットが大きくなります。一方、65Z870Mを十分安く購入でき、追加機能を必要としない場合は65Z870Mも検討しやすいでしょう。
65Z875R
65Z870M
REGZAのほかのテレビとの比較はこちらから確認できます。
仕様の参照元
※価格、在庫、ポイント還元、対応サービスは変更される場合があります。購入前に各販売店とメーカー公式情報をご確認ください。




