REGZA(レグザ)の「85ZX1S」と「85ZX3S」は、どちらも85V型のRGB Mini LED液晶テレビです。
どちらも新開発のRGB Mini LED液晶と「レグザエンジンZRα」を搭載していますが、低反射性能、音響、レグザセンシング、設置サイズ、重量、省エネ性能などに違いがあります。
この記事では、85ZX1Sと85ZX3Sの違いを比較し、どちらがおすすめなのかをわかりやすく解説します。
先に結論
- 85ZX1Sがおすすめ:映り込みを抑えたい、テレビ本体の音質を重視したい、レグザセンシングを使いたい人
- 85ZX3Sがおすすめ:RGB Mini LED+ZRαの高画質を重視しつつ、重量・省エネ性能・価格とのバランスを重視する人
特に大きな違いは、低反射ARコート、音響システム、レグザセンシングの3点です。
85ZX1Sと85ZX3Sの違いは6つ
85ZX1Sと85ZX3Sの主な違いは6つです。
| 比較項目 | 85ZX1S | 85ZX3S |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ![]() |
| 低反射 | 低反射ARコート | - |
| 音響 | 重低音立体音響システム ZIS | 重低音立体音響 ZX |
| スピーカー・出力 | 22個・140W | 9個・80W |
| レグザセンシング | 対応 | - |
| サイズ・重量 | 奥行40.0cm 58.5kg | 奥行36.0cm 46.5kg |
| 省エネ性能 | 553W 249kWh/年 | 411W 192kWh/年 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
違い1:85ZX1Sは低反射ARコートを採用
画面の低反射性能に違いがあります。
| 85ZX1S | 低反射ARコート |
|---|---|
| 85ZX3S | - |
85ZX1Sには「低反射ARコート」が採用されています。
テレビ画面には、室内照明や窓から入る光などが映り込むことがあります。
85V型は画面が非常に大きいため、明るいリビングなどでは映り込みの影響も考えて選びたいところです。
昼間にもテレビを見ることが多い人や、映像への没入感を重視する人には85ZX1Sが向いています。
違い2:85ZX1Sのほうが音響システムが充実
テレビ本体の音響性能は、85ZX1Sのほうが充実しています。
| 85ZX1S | 85ZX3S | |
|---|---|---|
| サウンドシステム | 重低音立体音響システム ZIS | 重低音立体音響 ZX |
| Dolby Atmos | 対応 5.1.2ch | 対応 |
| レグザイマーシブサウンド360 PRO | 対応 | - |
| マルチスピーカークオリティーマネージメント | 対応 | - |
85ZX1Sには、フラッグシップモデル向けの「重低音立体音響システム ZIS」を搭載しています。
さらに「レグザイマーシブサウンド360 PRO」や「マルチスピーカークオリティーマネージメント」にも対応しています。
映画やスポーツ、音楽ライブなどをテレビ本体だけでも迫力のあるサウンドで楽しみたい場合は、85ZX1Sが有利です。
違い3:85ZX1Sは22スピーカー・140W
スピーカー数と音声実用最大出力にも大きな差があります。
| 85ZX1S | 85ZX3S | |
|---|---|---|
| スピーカー数 | 22個 | 9個 |
| 音声実用最大出力 | 140W | 80W |
85ZX1Sは、次のスピーカーを合計22個搭載しています。
- 2wayメインスピーカー:6個
- 2wayサイドスピーカー:4個
- 2wayトップスピーカー:4個
- センタースピーカー:2個
- ウーファー:6個
音声実用最大出力は合計140Wです。
85ZX3Sも9スピーカー・80Wと一般的なテレビとしては充実していますが、内蔵スピーカーの構成では85ZX1Sとの差が明確です。
どちらを選ぶ?
テレビ本体だけで音質にもこだわるなら85ZX1S。サウンドバーなどの外部オーディオを利用する予定なら、85ZX3Sも検討しやすくなります。
違い4:85ZX1Sはレグザセンシングに対応
85ZX1Sには、ミリ波レーダーを活用する「レグザセンシング」があります。
- ミリ波レーダー高画質
- ミリ波レーダー高音質
- ミリ波レーダー省エネ(離席時省エネモード)
- スマートちょっとタイム
視聴者に合わせて映像や音を調整するなど、テレビを視聴する環境まで考慮できるのが85ZX1Sの特徴です。
単純な画質スペックだけでなく、テレビ側による自動調整や快適性まで重視したい人には85ZX1Sが向いています。
違い5:85ZX3Sのほうが薄く、12kg軽い
85V型は非常に大きなテレビなので、本体サイズや重量も重要です。
| 85ZX1S | 85ZX3S | |
|---|---|---|
| 画面寸法 | 幅187.2×高さ105.3cm | 幅187.2×高さ105.3cm |
| 外形寸法 (スタンド含む) | 幅189.6× 高さ114.8× 奥行40.0cm | 幅189.0× 高さ112.1/115.3× 奥行36.0cm |
| 質量 (スタンド含む) | 58.5kg | 46.5kg |
| 本体のみ | 51.4kg | 39.8kg |
画面自体の大きさは同じですが、スタンドを含めた奥行は85ZX1Sが40.0cm、85ZX3Sが36.0cmです。
さらに重量は、85ZX1Sの58.5kgに対して85ZX3Sは46.5kg。
85ZX3Sのほうが12kg軽くなっています。
85V型ではテレビ台のサイズや耐荷重、搬入経路なども重要なので、購入前に設置場所を確認しておきましょう。
違い6:85ZX3Sのほうが省エネ性能が高い
消費電力と年間消費電力量にも差があります。
| 85ZX1S | 85ZX3S | |
|---|---|---|
| 消費電力 | 553W | 411W |
| 年間消費電力量 | 249kWh/年 | 192kWh/年 |
| 省エネ基準達成率 (2026年度基準) | 82% | 107% |
85ZX3Sは85ZX1Sより消費電力が142W小さく、年間消費電力量も57kWh/年少なくなっています。
長時間テレビを見る家庭など、85V型でも省エネ性能を重視したい場合は85ZX3Sが有利です。
85ZX1Sと85ZX3Sの価格・在庫の違い
85ZX1SはREGZAのRGB Mini LEDフラッグシップモデル、85ZX3SはRGB Mini LEDハイグレードモデルという位置づけです。
どちらもメーカー希望小売価格を定めないオープン価格のため、実売価格は販売店やセール、ポイント還元、在庫状況などによって変動します。
そのため、購入するときは85ZX1Sと85ZX3Sの実売価格を同じタイミングで確認するのがおすすめです。
価格差を見るポイント
85ZX1Sとの価格差が大きい場合は、低反射ARコート・22スピーカー/140Wの音響・レグザセンシングに、その価格差を払う価値があるかで判断すると選びやすくなります。
85ZX1Sの価格をチェック
85ZX1Sは販売店によって価格やポイント還元が異なるため、複数ショップを比較してみてください。
85ZX3Sの価格をチェック
85ZX3Sも販売店ごとの価格やポイント還元を比較して選びましょう。
85ZX1Sと85ZX3Sの共通点
ここまで違いを紹介しましたが、85ZX1Sと85ZX3Sには共通する高性能な機能も多くあります。
- 85V型・4K液晶パネル
- 新開発 RGB Mini LED液晶
- RGB LED
- RGB独立エリアコントロール
- ワイドアングル液晶パネル
- レグザエンジンZRα
- AI超解像
- AIナチュラル フォーカス テクノロジーPRO
- ナチュラルフェイストーンPRO
- AIシーン高画質PRO
- ネット動画ビューティPRO
- アニメビューティPRO
- 地デジAIビューティPRO
- おまかせAIピクチャー
- 120Hz倍速
- ゲームモード144Hz VRR
- Dolby Vision IQ
- Dolby Atmos
- AirPlay 2
- レグザAIボイスナビ
- ダブルウィンドウ
- 4Kダブルチューナーウラ録
- BSも地デジも3チューナーW録
- Wi-Fi 6
- HDMI入力4端子
- 4K144p・4K120p・VRR・ALLM
- AMD FreeSync Premium
特に注目したいのは、どちらも新開発RGB Mini LED液晶とレグザエンジンZRαを搭載していることです。
そのため85ZX3Sも、単に機能を抑えた低価格モデルという位置づけではなく、RGB Mini LEDの高画質を楽しめるハイグレードモデルです。
RGB Mini LEDで鮮やかな色を表現
85ZX1Sと85ZX3Sは、どちらもRGB Mini LEDバックライトを採用しています。
RGB LEDとRGB独立エリアコントロールを組み合わせ、鮮やかな色表現と高いコントラストを目指したパネルです。
レグザエンジンZRαを共通搭載
映像処理エンジンは、どちらも「レグザエンジンZRα」です。
AIシーン高画質PROやネット動画ビューティPROなどにも対応しており、地上デジタル放送からネット動画まで高画質化します。
144Hz VRR対応でゲームにも強い
85ZX1Sと85ZX3Sは、どちらも120Hz倍速に対応し、ゲームモードでは144Hz VRRに対応しています。
- 4K144p
- 4K120p
- VRR
- ALLM
- AMD FreeSync Premium
- ゲーミングメニュー
そのため、PlayStation 5などのゲーム機や対応PCで高フレームレートのゲームを楽しみたい人にも適しています。
85ZX1Sがおすすめの人
- REGZAの85V型フラッグシップモデルを選びたい
- 明るい部屋で画面への映り込みを抑えたい
- テレビ本体の音質をできるだけ重視したい
- 映画やライブを迫力のあるサウンドで楽しみたい
- 22スピーカー・140Wの音響に魅力を感じる
- レグザセンシングを使いたい
- 価格より機能を優先したい
低反射ARコート・重低音立体音響システム ZIS・レグザセンシングを重視するなら、85ZX1Sがおすすめです。
85ZX3Sがおすすめの人
- RGB Mini LEDの高画質を楽しみたい
- レグザエンジンZRα搭載モデルを選びたい
- 内蔵スピーカーは85ZX1Sほど高性能でなくてもよい
- サウンドバーなどを別に用意する予定がある
- 省エネ性能を重視したい
- 少しでも軽い85V型を選びたい
- 奥行を少しでも抑えたい
- 価格とのバランスを重視したい
RGB Mini LED+レグザエンジンZRαという基本画質を重視しながら、価格・重量・省エネ性能とのバランスを重視するなら85ZX3Sが選びやすいでしょう。
85ZX1Sと85ZX3Sについてよくある質問
- 85ZX1Sと85ZX3Sでは画質に違いがありますか?
-
どちらも新開発RGB Mini LED液晶、RGB独立エリアコントロール、レグザエンジンZRαなどを搭載しています。一方、85ZX1Sには低反射ARコートやレグザセンシングがあります。
- 85ZX1Sと85ZX3Sではどちらの音質が良いですか?
-
内蔵音響は85ZX1Sのほうが充実しています。85ZX1Sは22スピーカー・140Wの「重低音立体音響システム ZIS」、85ZX3Sは9スピーカー・80Wの「重低音立体音響 ZX」です。
- 85ZX3SでもRGB Mini LEDを採用していますか?
-
はい。85ZX1S・85ZX3SともにRGB Mini LEDバックライトを採用した4K液晶テレビです。
- 85ZX1Sと85ZX3Sではどちらが軽いですか?
-
85ZX3Sのほうが軽量です。スタンドを含む質量は85ZX1Sが58.5kg、85ZX3Sが46.5kgで、12kgの差があります。
- 85ZX1Sと85ZX3Sではどちらが省エネですか?
-
85ZX3Sです。年間消費電力量は85ZX1Sが249kWh/年、85ZX3Sが192kWh/年です。
- 85ZX1Sと85ZX3Sはゲームにもおすすめですか?
-
どちらも120Hz倍速、ゲームモード144Hz VRR、4K144p、4K120p、VRR、ALLM、AMD FreeSync Premiumなどに対応しています。
まとめ|85ZX1Sと85ZX3Sの違い
85ZX1Sと85ZX3Sの違いをまとめると、次のとおりです。
- 違い1:85ZX1Sは低反射ARコートを採用
- 違い2:85ZX1Sのほうが音響システムが充実
- 違い3:85ZX1Sは22スピーカー・140W、85ZX3Sは9スピーカー・80W
- 違い4:85ZX1Sはレグザセンシングに対応
- 違い5:85ZX3Sのほうが薄く、12kg軽い
- 違い6:85ZX3Sのほうが省エネ性能が高い
最終的にはどちらを選ぶ?
85ZX1S:低反射性能、テレビ本体の音質、レグザセンシングまで含めて85V型REGZAの上位性能を求める人におすすめ。
85ZX3S:RGB Mini LED+ZRαの高画質を重視しながら、価格・重量・省エネ性能とのバランスを重視する人におすすめです。
迷った場合は、85ZX1Sと85ZX3Sの実売価格差を確認し、低反射ARコート・音響・レグザセンシングに価格差を払う価値があるかで判断すると選びやすいでしょう。
85ZX1S
85ZX3S
ZX1SとZX3Sのシリーズ全体も比較
85V型だけでなく、ZX1SとZX3Sのシリーズ全体の違いを確認したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
100V型を検討している場合は、100ZX1Sと100ZX3Sの違いも比較しています。
参考:メーカー公式ページ




