ケンウッド(KENWOOD)のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-X80EM」と「DRV-EM4800」の違いを比較します。
DRV-X80EMは2026年に登場したモデルで、リア映像の56fpsハイフレームレート表示や、純正ルームミラー交換にも対応する2WAY装着、駐車録画用電源ケーブルの標準付属などが特徴です。
一方、DRV-EM4800は12V型の大画面に加え、音声コマンドやリバース連動、運転支援機能などを備えています。新しいDRV-X80EMがすべての面で上というわけではありません。
結論
- DRV-X80EMがおすすめ:後方映像の滑らかさ、コンパクトな10V型、純正風の取り付け、駐車録画の導入しやすさを重視する人
- DRV-EM4800がおすすめ:12V型大画面、広いリア記録画角、音声コマンド・運転支援機能、価格を重視する人
迷った場合、デジタルミラーとしての見やすさを重視するならDRV-X80EM、大画面と多機能さ、価格とのバランスを重視するならDRV-EM4800を選ぶとよいでしょう。
DRV-X80EMとDRV-EM4800の違いは7つ
DRV-X80EMとDRV-EM4800の主な違いは、次の7つです。
- 違い①:DRV-X80EMはリア映像を56fpsで表示できる
- 違い②:液晶サイズはDRV-X80EMが10V型、DRV-EM4800が12V型
- 違い③:DRV-X80EMは純正ルームミラー交換とバンド式の2WAY対応
- 違い④:駐車録画用電源ケーブルはDRV-X80EMに標準付属
- 違い⑤:リアカメラは明るさならDRV-X80EM、画角ならDRV-EM4800
- 違い⑥:音声コマンド・リバース連動・運転支援機能はDRV-EM4800が充実
- 違い⑦:付属microSDカードはDRV-X80EMが64GB、DRV-EM4800が32GB
DRV-X80EMとDRV-EM4800の違い比較表
※DRV-X80EMを純正ルームミラー交換方式で取り付ける場合は、車種に適合する別売の専用取付キット等が必要です。適合状況を確認してください。
違い①:DRV-X80EMはリア映像を56fpsで表示できる
もっとも大きな違いは、デジタルルームミラーに表示するリア映像のフレームレートです。
| DRV-X80EM | リア表示56fps/録画28fps |
|---|---|
| DRV-EM4800 | 表示28fps/録画28fps |
DRV-X80EMは、リアカメラ映像を56fpsのハイフレームレートで表示できます。
1秒間に表示するコマ数がDRV-EM4800の約2倍になるため、走行中の後続車などの動きをより滑らかに確認しやすいのがメリットです。
特にデジタルミラーの映像のカクつきや違和感をできるだけ抑えたい人には、DRV-X80EMが向いています。
注意:56fpsなのはリアカメラの「表示」です。録画映像はDRV-X80EMも前後28fpsなので、「56fpsで録画できる」という意味ではありません。
違い②:DRV-X80EMは10V型、DRV-EM4800は12V型
| DRV-X80EM | 10V型 |
|---|---|
| DRV-EM4800 | 12V型 |
液晶サイズは、新しいDRV-X80EMの方が小さくなっています。
DRV-X80EMは10V型で、サンバイザーなどとの干渉を抑えやすいコンパクトなサイズです。
一方のDRV-EM4800は12V型の大画面。画面の大きさを重視して後方映像を大きく確認したい場合は、DRV-EM4800にメリットがあります。
コンパクトさならDRV-X80EM、大画面ならDRV-EM4800と考えると選びやすいでしょう。
違い③:DRV-X80EMは純正ルームミラー交換にも対応
| DRV-X80EM | 純正ルームミラー交換/バンド式の2WAY |
|---|---|
| DRV-EM4800 | 純正ルームミラーへのバンド式装着 |
DRV-X80EMは、従来のバンド式だけでなく、対応する専用取付キットを使用した純正ルームミラー交換方式にも対応しています。
純正ミラーに本体を重ねて取り付けるバンド式よりも、交換方式は車内をすっきり仕上げやすく、後付け感を抑えたい人に向いています。
一方、手軽に取り付けたい場合は、DRV-X80EMでもDRV-EM4800でもバンド式を選べます。
違い④:DRV-X80EMは駐車録画用電源ケーブルが標準付属
| DRV-X80EM | DRV-EM4800 | |
|---|---|---|
| 駐車録画用電源ケーブル | 標準付属 | CA-DR550が別売 |
| タイマー | 3/6/12/24時間 | 2/4/6/8/24時間 |
| 主なモード | 常時監視/衝撃検知 | 衝撃検知/タイムラプス |
DRV-X80EMには、駐車録画対応車載電源ケーブルが標準で付属しています。
そのため、駐車中の録画機能まで使用したい人は、追加部品を用意する負担を抑えられます。
DRV-EM4800で駐車録画を利用する場合は、別売の車載電源ケーブル「CA-DR550」が必要です。
ただし録画方式には違いがあり、DRV-EM4800にはタイムラプスモードがあります。駐車監視の使い方まで確認して選ぶのがおすすめです。
違い⑤:リアカメラはDRV-X80EMがF1.8、DRV-EM4800は広画角
| リアカメラ | DRV-X80EM | DRV-EM4800 |
|---|---|---|
| F値 | F1.8 | F2.0 |
| 水平画角 | 約107° | 133° |
| 垂直画角 | 約56° | 69° |
| 対角画角 | 約129° | 162° |
リアカメラは単純な上下関係ではありません。
DRV-X80EMはF1.8のレンズを採用しており、DRV-EM4800のF2.0より明るいレンズです。
一方、最大記録画角はDRV-EM4800の方が広く、対角162°。DRV-X80EMは対角約129°です。
つまり、明るさや56fps表示を重視するならDRV-X80EM、より広い範囲を記録したいならDRV-EM4800という違いがあります。
違い⑥:便利機能・運転支援機能はDRV-EM4800が充実
新しいDRV-X80EMがすべての機能でDRV-EM4800を上回っているわけではありません。
DRV-EM4800には、次のような便利機能・運転支援機能があります。
- 音声コマンド
- リバース連動「画角自動下降機能」
- 後方急接近警告
- 前方衝突警告
- 車線逸脱警告
- 発進遅れ警告
- 斜め後方障害物警告
例えば音声コマンドでは、運転中にハンドルから手を離さず、発話によって手動録画などを操作できます。
また、リバース連動では、車両後退時にリアカメラの表示アングルをあらかじめ設定した下向きの角度へ切り替えられます。
多機能さを重視するなら、旧モデルのDRV-EM4800にも大きなメリットがあります。
※運転支援機能は安全運転を補助する機能です。使用条件や取り付け位置などによって正しく動作しない場合があるため、過信せず安全運転を行ってください。
違い⑦:付属microSDカードは64GBと32GB
| DRV-X80EM | 3D NAND型64GB microSDカード |
|---|---|
| DRV-EM4800 | 3D NAND型32GB microSDカード |
付属するmicroSDカードは、DRV-X80EMが64GB、DRV-EM4800が32GBです。
DRV-X80EMは最初から容量の大きい64GBカードが付属するため、別途容量アップを考えなくても使いやすいのがメリットです。
どちらも最大128GBのmicroSDカードに対応していますが、対応するカードの規格は異なるため、増設・交換時は各モデルの対応条件を確認してください。
DRV-X80EMとDRV-EM4800の価格・在庫の違い
価格については、発売されたばかりのDRV-X80EMより、2023年発売のDRV-EM4800の方が安く購入できる販売店が多くなっています。
| DRV-X80EM | DRV-EM4800 | |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年9月 | 2023年9月 |
| 価格傾向 | 発売直後のため高め | 価格が下がっている販売例あり |
| 在庫傾向 | 発売直後のため店舗によって入荷待ちの場合あり | 店舗によって価格・在庫差が大きい |
2026年9月の調査時点では、DRV-X80EMは7万円台後半、DRV-EM4800は3万円台後半~4万円台前半の販売例が見られ、価格差は小さくありません。
ただし、ドライブレコーダーの実売価格やポイント還元、在庫状況は日々変わります。購入時はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで最新価格を比較してください。
DRV-X80EMの価格をチェック
KENWOOD DRV-X80EM
56fpsの滑らかなリア表示と、駐車録画の導入しやすさを重視するならこちら。
DRV-EM4800の価格をチェック
KENWOOD DRV-EM4800
12V型大画面、多彩な運転支援機能、価格を重視するならこちら。
DRV-X80EMとDRV-EM4800の共通点
違いはありますが、ドライブレコーダーとしての基本性能には多くの共通点があります。
- 前方+後方の2カメラ同時録画
- 前後ともフルHD(1920×1080)録画
- 録画フレームレートは前後28fps
- 前後2カメラHDR対応
- デジタルルームミラー/ハーフミラー切り替え
- 表示画角を6段階で調整可能
- タッチパネル操作
- GPS・Gセンサー搭載
- LED信号機対応
- 地デジ干渉対策
- SDカードメンテナンスフリー
- スーパーキャパシター搭載
- 最大128GB microSDカード対応
- 専用ビューアーソフト「KENWOOD MIRA-RECO VIEWER」に対応
前後ともフルHDで録画できる
どちらも前後2カメラの映像を1920×1080のフルHDで記録できます。
DRV-X80EMはリア映像の「表示」が56fpsに進化していますが、録画については両機種とも前後28fpsです。
前後2カメラにHDRを搭載
どちらも前後2カメラにHDRを搭載しています。
トンネルの出入り口や夜間など、明暗差の大きい場面で発生しやすい白とび・黒つぶれを抑え、映像を記録しやすくします。
表示画角を6段階で調整できる
デジタルルームミラーは広い範囲を映せる反面、後続車が実際より遠く感じる場合があります。
DRV-X80EMとDRV-EM4800は、どちらも表示映像を最大1.5倍まで6段階で調整できます。後方車との距離感に合わせて見え方を調節できる便利な機能です。
SDカードメンテナンスフリー
両モデルとも、SDカードの定期的なフォーマットを不要とするメンテナンスフリー機能を搭載しています。
日常的なメンテナンスの手間を減らしながら使用できる点は共通しています。
GPS・Gセンサー・スーパーキャパシターを搭載
どちらもGPSとGセンサーを搭載しています。
また、エンジン停止時などにバックアップ電源を供給し、録画中のファイル破損を抑えるスーパーキャパシターも搭載しています。
DRV-X80EMがおすすめな人
- リア映像をできるだけ滑らかに見たい人
- デジタルミラーのカクつきや違和感を抑えたい人
- 10V型のコンパクトなミラーがよい人
- 純正ルームミラー交換方式ですっきり取り付けたい人
- 駐車録画を利用する予定の人
- 最初から64GB microSDカードを使いたい人
- 価格より新しい映像性能を重視する人
DRV-X80EM最大の魅力は、やはり56fpsハイフレームレートによる滑らかなリア映像表示です。
デジタルルームミラーは走行中に何度も確認するものなので、映像の自然な見え方を重視するならDRV-X80EMがおすすめです。
KENWOOD DRV-X80EM
DRV-EM4800がおすすめな人
- 12V型の大画面を重視する人
- リアカメラでより広い範囲を記録したい人
- 音声コマンドを使いたい人
- リバース連動画角自動下降機能を使いたい人
- 後方急接近警告などの運転支援機能が欲しい人
- 駐車録画用電源ケーブルを別途用意してもよい人
- 価格を抑えて購入したい人
DRV-EM4800は旧モデルですが、12V型の大画面や多彩な便利機能など、DRV-X80EMにはないメリットがあります。
特に価格差が大きい場合は、コストパフォーマンスを重視してDRV-EM4800を選ぶ価値があります。
KENWOOD DRV-EM4800
DRV-X80EMとDRV-EM4800のよくある質問
- DRV-X80EMとDRV-EM4800はどちらがおすすめですか?
-
リア映像の滑らかさや純正風の取り付け、駐車録画の導入しやすさを重視するならDRV-X80EMがおすすめです。12V型大画面、多彩な便利・運転支援機能、価格を重視するならDRV-EM4800が向いています。
- DRV-X80EMは56fpsで録画できますか?
-
いいえ。56fpsなのはリアカメラ映像の「表示」です。録画フレームレートはフロント・リアとも28fpsです。
- DRV-X80EMとDRV-EM4800はどちらが大画面ですか?
-
DRV-EM4800です。DRV-X80EMは10V型、DRV-EM4800は12V型の液晶を搭載しています。
- DRV-X80EMで駐車録画するために別売ケーブルは必要ですか?
-
DRV-X80EMには駐車録画対応車載電源ケーブルが付属しています。一方、DRV-EM4800で駐車録画を利用する場合は、別売のCA-DR550が必要です。
- DRV-X80EMとDRV-EM4800はどちらが広い範囲を録画できますか?
-
リアカメラの最大記録画角はDRV-EM4800の方が広く、水平133°・垂直69°・対角162°です。DRV-X80EMのリアカメラは水平約107°・垂直約56°・対角約129°です。
- 音声コマンドを使えるのはどちらですか?
-
音声コマンド機能を搭載しているのはDRV-EM4800です。発話による手動録画やカメラ画面の切り替えなどに対応しています。
- 価格を重視するならどちらがおすすめですか?
-
販売価格に大きな差がある場合はDRV-EM4800がおすすめです。旧モデルのため価格が下がっている販売例があります。ただし価格・在庫は変動するため、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで購入時の価格を比較してください。
DRV-X80EMとDRV-EM4800の違いまとめ
DRV-X80EMとDRV-EM4800の違いを比較しました。
- DRV-X80EMはリア映像を56fpsで滑らかに表示できる
- DRV-X80EMは10V型、DRV-EM4800は12V型
- DRV-X80EMは純正ルームミラー交換とバンド式の2WAY対応
- DRV-X80EMは駐車録画用電源ケーブルが標準付属
- DRV-X80EMのリアカメラはF1.8、DRV-EM4800はより広画角
- 音声コマンドや運転支援機能はDRV-EM4800が充実
- 付属microSDカードはDRV-X80EMが64GB、DRV-EM4800が32GB
最終結論
DRV-X80EM:56fpsの滑らかな後方表示、純正風の取り付け、駐車録画の導入しやすさを重視する人におすすめ。
DRV-EM4800:12V型大画面、広いリア記録画角、音声コマンド・運転支援機能、価格を重視する人におすすめ。
価格差がそれほど大きくなければ、新しい映像表示性能を備えたDRV-X80EMを選びやすいでしょう。
一方、DRV-EM4800が大幅に安く購入できる場合は、12V型大画面や多彩な機能を備えていることから、価格重視ならDRV-EM4800も有力な選択肢です。
DRV-X80EM
滑らかな56fpsリア表示を重視するならDRV-X80EM
DRV-EM4800
12V型大画面・多機能・価格を重視するならDRV-EM4800
参考


