パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器、SR-X910DとSR-V10BBの違いを比較して、ご紹介しています。
これらはお米の状態によって最適に調整するビストロ匠技AIと、さらに熱を伝えるWおどり炊きの機能などを搭載した可変圧力IHジャー炊飯器で、SR-X910DとSR-V10BBでは15ほど違いがある商品です。
それでは比較して見ていきましょう。
パナソニックのSR-X910DとSR-V10BBの違いを比較
パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器、SR-X910DとSR-V10BBを比較するとリアルタイム赤外線センサーや静音化設計の有無、うるおいキープ保温などに違いがあります。
違いのある項目を下記の表にピックアップしてみました。
SR-X910D | SR-V10BB | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
加熱方式 (IH) | 大火力包み加熱 | 全面発熱IH 大火力IH |
リアルタイム赤外線センサー | ||
静音化設計 | ||
炊飯コース | 高速 玄米ごはん おこげ 炊込み すし カレー用 おかゆ 赤飯 おこわ 冷凍用ごはん | 高速 玄米ごはん 玄米高速 おこげ 炊込み すし カレー用 おかゆ 赤飯 おこわ 冷凍用ごはん |
メニュー数 | 16メニュー | 17メニュー |
うるおいキープ保温 | 30時間 | 24時間 |
液晶 | フルドット液晶 (反転バックライト) | タッチパネル液晶 |
電気代目安表示 | ||
炊飯消費電力量 | 159Wh/回 | 169Wh/回 |
保温消費電力量 | 16.6Wh/h | 12.9Wh/h |
年間消費電力 | 83.0kWh/年 | 81.1kWh/年 |
幅×奥行×高さ | 28.6×30.0×22.9cm | 28.5×30.1×23.0cm |
ふた開時 | 44.5cm | 44.8cm |
質量 | 6.8kg | 6.3kg |
発売時期 | 2025年9月 | 2024年9月 |
Amazon (※2) | 100,001円(K) Amazonで最新価格を調べる | 85,000円(K) Amazonで最新価格を調べる |
楽天市場 (※2) | 99,908円(K) 楽天で最新価格を調べる | 82,664円(K) 楽天で最新価格を調べる |
※1 大火力包み加熱と全面発熱IH大火力IHは、名称が変わっただけで基本的には同じと考えられます。
※2 価格は2025年7月18日の価格です。(K)はカラーのブラックです。
それでは主な違いを見ていきましょう。
センサー
センサーは両機種に「リアルタイム圧力センサー」「釜底温度センサー」「沸騰検知センサー」を搭載し、SR-X910Dには「リアルタイム赤外線センサー」がプラスされて搭載しています。
この「リアルタイム赤外線センサー」はお米の状態や釜内の温度変化を、リアルタイムで検知することにより、おどり炊きを進化させています。
そしてメーカーでは甘みを従来品より、8%ほどアップさせたと公表しています。
静音化設計
SR-X910Dでは「静音化設計」がされてますが、公式サイトで具体的に公表されていないので、正直わかりません。炊飯器の音は、そこまで気にされなくてもよいかも…
うるおいキープ保温
うるおいキープ保温はSR-X910Dが「30時間」で、SR-V10BBは「24時間」となっています。
SR-X910Dでは「リアルタイム赤外線センサー」を搭載したことにより、精度を高くごはんの残量を検知し、その残量に合わせてごはんのべたつきや乾燥がないように、釜内の温度をコントロールします。
液晶
液晶はSR-X910Dが「フルドット液晶(反転バックライト)」で、タッチキーによる操作がメインとなっています。
SR-V10BBは「タッチパネル液晶」となり、よく使う「炊飯」「保温」「取消」のタッチキー以外は、タッチパネルで操作します。
電気代目安表示
SR-V10BBでは「電気代目安表示」がされるようになっています。ただ、電気代の目安を表示されてもご飯を炊くのは、炊飯器まかせなので…
消費電力量
SR-X910Dは炊飯消費電力量が「159Wh/回」で保温消費電力量は「16.6Wh/h」となり、年間消費電力は「83.0kWh/年」となってます。
SR-V10BBは炊飯消費電力量が「169Wh/回」で保温消費電力量は「12.9Wh/h」となり、年間消費電力は「81.1kWh/年」となってます。
このように炊飯消費電力量だけを見るとSR-X910Dのほうが少なくなっていますが、年間消費電力を見るとSR-V10BBのほうが少なくなっています。
つまり炊飯がメインで保温をあまり使わないなら、SR-X910Dのほうが消費電力量は少ないでしょう。しかし保温もよく使われる場合は、SR-V10BBのほうが消費電力量は少なくなるでしょう。
ちなみに年間消費電力を1kWhあたり27円(税込)として算出してみますと、SR-X910Dは「2,241円」でSR-V10BBが「2,190円」となるので、年間でSR-V10BBのほうが51円ほど安く済みます。
おすすめ
おすすめは下記のようになります。
SR-X910D
- 「リアルタイム赤外線センサー」が搭載されているのが良い
- 「静音化設計」なのがいい
- 保温は「30時間」してほしい
- 新しい商品を購入したい
SR-V10BB
- 「タッチパネル液晶」が良い
- 「電気代目安表示」してほしい
- 年間消費電力は少しでも少ないほうがいい
- 購入コストをおさえたい
SR-X910D
ブラック
ライトグレージュ
ブラック
ライトグレージュ
ブラック
ライトグレージュ
SR-V10BB
ブラック
ライトグレージュ
ブラック
ライトグレージュ
ブラック/ライトグレージュ
仕様
カラーや炊き方、炊き技などの仕様については、下記の表のように違いはありません。
SR-X910D | SR-V10BB | |
---|---|---|
カラー | ブラック ライトグレージュ | ブラック ライトグレージュ |
炊飯容量 | 1.0L(0.09~1.0 L) 0.5~5.5合 | 1.0L(0.09~1.0 L) 0.5~5.5合 |
炊き方 | ビストロ匠技AI (約9,600通り) | ビストロ匠技AI (約9,600通り) |
炊き技 | Wおどり炊き (急減圧バルブ /高速交互対流IH) | Wおどり炊き (急減圧バルブ /高速交互対流IH) |
加熱方式(圧力) | 急減圧バルブ | 急減圧バルブ |
加熱方式 (加圧追い炊きポンプ) | ||
内釜 | ダイヤモンド竃釜 釜厚:2.2mm 5年保証 洗米OK フッ素加工 遠赤ダイヤモンドプレミアムコート 底面ディンプル加工 | ダイヤモンド竃釜 釜厚:2.2mm 5年保証 洗米OK フッ素加工 遠赤ダイヤモンドプレミアムコート 底面ディンプル加工 |
旨み引き出す | うまみ循環タンク (ふた内蔵) | うまみ循環タンク (ふた内蔵) |
炊き分け | ビストロ炊飯コース | ビストロ炊飯コース |
食感炊き分け | 13通り | 13通り |
銘柄炊き分け | 73銘柄 | 73銘柄 |
あつあつ再加熱 | ||
タッチキー | ||
りれき呼び出し | ||
タイマー予約 | 3メモリー | 3メモリー |
ロック機能 | ||
見やすい水位線 | ||
お手入れ | 2点(内釜/ふた加熱板) | 2点(内釜/ふた加熱板) |
ワンタッチふた加熱板 | 食洗機対応 | 食洗機対応 |
フラット天面パネル | ||
圧力お手入れ機能 | パワフル&時短 | パワフル&時短 |
エコ炊飯コース | ||
定格消費電力 | 1210W | 1210W |
あとがき
パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器、SR-X910DとSR-V10BBの違いを比較しましたが、いかがでしたでしょうか。
これらから選ばれる場合は、個人的にはリアルタイム赤外線センサーを搭載している、SR-X910Dが良いのではないかと…