アイリスオーヤマのサーキュレーター扇風機、STF-DC15TECとSTF-SDC15TECの違いを比較して、ご紹介しています。
両モデルは見た目も機能もよく似ていますが、細かな違いがあります。この記事では、PCF-SDC15T-ECとPCF-SDS15T-ECの違いを分かりやすく比較し、それぞれのモデルの特徴やおすすめポイントを詳しく解説します。
それでは比較して見ていきましょう。
アイリスオーヤマのSTF-DC15TECとSTF-SDC15TECの違いを比較
アイリスオーヤマのサーキュレーター扇風機、STF-DC15TECとSTF-SDC15TECを比較するとカラー展開や風の到達距離、適用畳数、風量切替などに違いがあります。
違いのある項目を下記の表にピックアップしてみました。
STF-DC15TEC | STF-SDC15TEC | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
カラー | ホワイト ミストブルー ダークネイビー | ホワイト |
風の到達距離 | 約22m | 約24m |
適用畳数 | 20畳 | 28畳 |
風量切替 | 5段階 | 10段階 |
運転モード | リズム | おやすみリズム 扇風機 | おやすみ
首振り角度 (自動) | 上下:-10°~60° | 左右:90°上下:-15°~90° | 左右:60/90/120°
高さ調節 | (50/65/80cm) | 3段階(60/66.5/70cm) | 3段階
タイマー | 切:2/4/8時間 | 入切:2/4/8時間 |
消費電力 | 24W | 23W |
電気代 (最大風量) | 約0.74円/1h | 約0.71円/1h |
幅×奥行×高さ | 310×310×800mm | 245×245×600~700mm |
重量 | 1.9kg | 2.0kg |
Amazon | 9,229円(W) Amazonで最新価格を調べる | 12,398円(W) Amazonで最新価格を調べる |
楽天市場 | 9,480円(W) 楽天で最新価格を調べる | 12,699円(W) 楽天で最新価格を調べる |
※ 価格は2025年7月29日の価格です。(W)のカラーはホワイトです。
それでは主な違いについて見ていきましょう。
風の届く距離と適応畳数
STF-DC15TECとSTF-SDC15TECはどちらもパワフルな送風力を備えたDCモーター搭載のサーキュレーターですが、風の到達距離と適応畳数に違いがあります。
STF-DC15TECは最大約22メートル先まで風を届けることができ、主に6〜20畳程度の部屋に最適です。一方で、STF-SDC15TECはそれよりも長く、最大約24メートルの風到達性能を実現しています。
これにより、28畳程度の広いリビングやオープンスペースでも効率的に空気を循環させることが可能です。特にエアコンとの併用で冷暖房効率を上げたい方や、洗濯物の乾燥を早めたい方には、より広範囲に風を届けられるSTF-SDC15TECが適しているといえるでしょう。
風量調節や運転モード
風量調節機能はどちらのモデルにも搭載されていますが、その細かさに差があります。STF-DC15TECは5段階の風量設定が可能で、日常使いに十分な範囲をカバーします。対して、STF-SDC15TECは10段階の風量調節に対応しており、より繊細な風量調整ができる点が特徴で、微風から強風まで使用シーンに応じた調整がしやすくなっています。
運転モードは両機種とも「おやすみ」「リズム」モードを搭載し、STF-SDC15TECには「扇風機」モードも搭載しています。この「扇風機」モードは円を描くように首を振って、サークレーターとしての直進性のある風ではなく、広がる風なので体にあたっても、風が心地よくなるようにされてます。
タイマーについて
タイマー機能は、就寝時や外出時などにサーキュレーターを使う際に便利な機能です。STF-DC15TECとSTF-SDC15TECでは、このタイマー機能に明確な違いがあります。
STF-DC15TECは「切タイマー」のみを搭載しており、設定できる時間は2時間、4時間、8時間の3段階です。あらかじめ設定した時間が経過すると自動的に電源がオフになるため、就寝時や換気のタイミングを区切って使いたい場合に適しています。ただし、「入タイマー」は搭載されていないため、指定した時間に自動で運転を開始することはできません。
一方、STF-SDC15TECは「入タイマー」と「切タイマー」の両方に対応しており、同様に2時間、4時間、8時間から選択できます。たとえば、就寝前に切タイマーを設定しつつ、朝に自動で運転が開始されるよう入タイマーを併用するといった使い方が可能になります。時間帯に合わせてサーキュレーターを自動制御したいという方には、STF-SDC15TECの方が柔軟性があり、より便利に感じられるでしょう。
このように、タイマー機能においてはSTF-SDC15TECの方が上位互換といえる設計で、より細やかなライフスタイルに対応できる点が大きな魅力です。
首振り角度の違い
サーキュレーターの風を部屋全体に効率よく届けるうえで重要なのが「首振り機能」です。STF-DC15TECとSTF-SDC15TECでは、首振りの可動範囲や角度調整の自由度に大きな違いがあります。
まず、STF-DC15TECは左右の首振りが固定で約90°となっており、部屋の中央や壁面からの使用を前提とした基本的な首振り動作です。上下方向の可動域は-10°〜60°までとなっており、やや上向きの送風は可能ですが、高所への強い送風や下方向への送風にはやや制限があります。日常的な使用には十分な範囲ですが、より広い角度での立体的な送風には限界があります。
対してSTF-SDC15TECは、左右の首振り角度を3段階(60°/90°/120°)で選択可能。狭い範囲から部屋全体まで、使用環境に応じて自在に調整できる点が大きな特徴です。また、上下の角度も-15°〜90°と非常に広く、真上方向への送風や床に向けての風向き調整も柔軟に対応可能です。高い位置の空気循環、洗濯物の乾燥、空調の効率化など、幅広い用途に適しています。
総じて、STF-SDC15TECの方が首振り機能に優れており、送風方向の自由度が高いため、より効率的な空気循環を求める方におすすめです。
高さ調整の幅
高さ調整は、サーキュレーターを使う場所や用途に合わせて風を最適な位置に届けるために重要な機能です。STF-DC15TECとSTF-SDC15TECはどちらも高さを3段階で調整できますが、その調整可能な高さと対応力には違いがあります。
まずSTF-DC15TECは、約50cm/65cm/80cmの3段階調整に対応しており、床置きから高めの位置まで幅広い使い方が可能です。特に80cmという最大高さは、洗濯物を高い位置に干しているご家庭や、立った状態での作業時にも風が届きやすく、活用の幅が広がります。また、最短の50cm設定では、卓上や子供部屋などでも使いやすく、柔軟な運用がしやすいモデルです。
一方でSTF-SDC15TECは、60cm/66.5cm/70cmの3段階調整に対応しており、全体的に高さの幅はやや狭くコンパクトに設計されています。調整幅は小さいものの、必要十分な高さが確保されており、リビングや寝室での使用を想定した無理のない構成です。特に床に座る生活スタイルの多い方には、この70cmという高さがちょうど良く、風が直接当たりすぎない快適な位置での送風が可能です。
結果として、高さの柔軟性や最大高を重視する方にはSTF-DC15TECが、使いやすい高さで省スペース設計を求める方にはSTF-SDC15TECが向いているといえるでしょう。
消費電力と電気代
サーキュレーターを毎日使用する方にとって、消費電力と電気代は重要なポイントです。STF-DC15TECとSTF-SDC15TECの両モデルは、どちらも省エネ性能に優れた「DCモーター」を搭載しており、電力消費を抑えながら安定した送風が可能です。
STF-DC15TECの消費電力は最大約24Wで、1時間あたりの電気代は約0.74円(※電気料金目安単価は税込み31円で算出)と非常に低コストです。一方、STF-SDC15TECの最大消費電力は23W、電気代は約0.71円/1時間と、わずかではありますがより経済的になっています。
仮に1日8時間使っても、STF-DC15TECで約5.9円、STF-SDC15TECなら約5.7円という低価格に抑えられ、月間でも約170〜180円前後というランニングコストで済みます。
特に夏場や梅雨時期、エアコンと併用して長時間使用する場合でも、安心して使える省エネ性能は大きな魅力です。
なお、風量を弱めに設定すればさらに消費電力を抑えられるため、節電を意識した使い方も可能です。コストを抑えつつ1年中活用できるサーキュレーターとして、両モデルとも非常に優秀だといえるでしょう。
本体サイズ・重さ・カラー・デザインの違い
STF-DC15TECとSTF-SDC15TECは、いずれもスリムなタワー型のサーキュレーターで、室内のインテリアになじみやすいデザインが特徴ですが、本体サイズや重さ、カラーバリエーションなどに違いがあります。
まず本体サイズは、STF-DC15TECが約310×310×800mmとやや背の高い設計になっており、最大高さ時にはしっかりとした存在感があります。対して、STF-SDC15TECは約245×245×600〜700mmと一回りコンパクトで、より圧迫感のないデザインです。設置スペースに限りがある場所では、STF-SDC15TECのほうが扱いやすいでしょう。
重さはSTF-DC15TECが約1.9kg、STF-SDC15TECが約2.0kgと、見た目に反してSTF-SDC15TECのほうがわずかに重くなっています。これは安定性を高めるための構造設計によるもので、どちらも片手で持ち運べる軽さのため、日常使用での差はほとんど感じません。
カラーバリエーションについては、STF-DC15TECがより豊富で、「ホワイト」「ミストブルー」「ダークネイビー」の3色から選べる点が魅力です。ナチュラルなインテリアにも、モダンな空間にも合わせやすく、部屋の雰囲気にこだわる方にとって嬉しい選択肢となっています。
一方、STF-SDC15TECは「ホワイト」1色のみの展開ですが、清潔感があり、どんな部屋にもなじみやすい定番カラーです。
デザイン面では、STF-DC15TECが操作部などすっきりとした雰囲気のデザインで、STF-SDC15TECは操作部が台座部分に設置されて一般的なデザインとなってます。
このように、本体サイズやカラー、デザイン性に関しては、それぞれに個性があるため、設置場所やお部屋の雰囲気に合わせた選択が可能です。
おすすめ
おすすめは下記のようになります。
STF-DC15TEC
- 「ホワイト」「ミストブルー」「ダークネイビー」のカラーから選びたい
- 20畳以下の部屋で使用したい
- タイマーは切りタイマーのみでOK
- 購入コストをおさえたい(※)
STF-SDC15TEC
- より広い部屋やリビングでしっかり空気を循環させたい
- 細かな風量調節を重視して扇風機モードもほしい
- 高さや首振りの調整幅を広く使いたい
- 長時間の使用や就寝中にも使いたい
(※) 価格は変動するので購入時にご確認ください。
STF-DC15TEC
ホワイト
ホワイト
ミストブルー
ダークネイビー
ホワイト/ミストブルー/ダークネイビー
STF-SDC15TEC
ホワイト
ホワイト
ホワイト
共通する機能と特徴
1台5役で1年中活躍
送風・換気・衣類乾燥・空気循環・消臭サポートと、1台で5役をこなす多機能モデルです。
夏は扇風機として、冬は暖房効率アップのための空気循環機として、1年を通じて活躍してくれます。
梅雨時期の部屋干し対策にも効果的で活躍してくれるのでは…
DCモーター搭載
省エネ性能に優れたDCモーターを採用し、細やかな風量調整が可能です。
静音性も高く、夜間の使用にも適しています。
電気代を抑えつつ、快適な風を届けてくれます。
3Dランダム送風機能
上下左右に自動で首を振る「3Dランダム送風」により、部屋の隅々まで風を届けます。
冷暖房の効率を高めるだけでなく、空気のよどみを解消して快適な室内環境を保つようにしてくれます。
前面・背面ガード、羽根部分は分解可能
前面ガード、背面ガード、羽根部分は工具不要で取り外して掃除ができる構造をしています。
定期的にメンテナンスしやすく、清潔さを保てる設計となってます。
リモコン付きで遠隔操作も簡単
どちらのモデルにも便利なリモコンが付属しており、離れた場所から風量や首振り設定などの操作が可能です。
リビングや寝室でも快適に使用することができるのでは…
仕様
定格電圧や羽根サイズ、コードなどの仕様については、下記の表のように違いはありません。
STF-DC15TEC | STF-SDC15TEC | |
---|---|---|
モーター | DCモーター | DCモーター |
定格電圧 | DC24V (専用ACアダプター) | DC24V (専用ACアダプター) |
定格周波数 | 50/60Hz | 50/60Hz |
羽根サイズ | 直径15cm (羽根:3枚) | 直径15cm (羽根:3枚) |
コード | 約1.7m | 約1.7m |
付属品 | リモコン ACアダプター | リモコン ACアダプター |
保証期間 | 1年 | 1年 |
上下左右 自動首振り |
あとがき
アイリスオーヤマのサーキュレーター扇風機、STF-DC15TECとSTF-SDC15TECの違いを比較しましたが、いかがでしたでしょうか。
どちらのモデルも多機能かつ高性能なサーキュレーターですが、使用環境や求める機能によって選ぶべきモデルが異なります。本記事が、あなたにとって最適なサーキュレーター選びの参考になれば幸いです。
省エネ・静音・多用途を備えたアイリスオーヤマのDCサーキュレーターで、1年中快適な室内環境を整えましょう。