ハイセンスのMiniLED 4K液晶AIテレビ「85U9R」と「85U8R」の違いを比較してご紹介します。
「85U9Rと85U8Rは何が違うの?」という疑問にお答えすると、主に低反射仕様、バックライト、広色域、スピーカーなど、約6項目にわたって違いが見られるモデルです。
それでは、各ポイントを詳しく比較して見ていきましょう。
ハイセンスの85U9Rと85U8Rの違いを比較
比較して違いのある項目を下記の表にピックアップしてみました。
| 85U9R | 85U8R | |
|---|---|---|
![]() | ![]() | |
| 低反射仕様 | ARコート | 低反射 |
| バックライト | Mini-LED X | Mini-LED PRO |
| 広色域 | 量子ドットダイナミックカラー | 広色域量子ドット |
| スピーカー配置 | 5.1.2 | 2.1.2 |
| スピーカー構成 | フルレンジ15W×2 サブウーファー20W×1 トップスピーカー10W×2 サイドスピーカー10W×2 センター10W×2 | フルレンジ15W×2 サブウーファー20W×1 トップスピーカー5W×2 |
| スピーカー最大出力 | 110W | 60W |
| Amazon | 372,642円 Amazonで最新価格を調べる | 279,880円 Amazonで最新価格を調べる |
| 楽天市場 | 373,120円 楽天で最新価格を調べる | 279,880円 楽天で最新価格を調べる |
※ 価格は2025年11月8日の価格です。
それでは主な違いについて見ていきましょう。
低反射仕様
低反射仕様は、85U9Rが「ARコート低反射フィルム」、85U8Rが「低反射フィルム」を採用。
85U9Rの「ARコート低反射フィルム」は、従来の低反射処理と比べて画面の映り込みを約50%低減。さらにヘイズ(曇り)も抑えられており、斜めから見ても白っぽくなりにくいのが特長です。強い照明や日光の反射も大幅にカットし、明るいリビングでも黒は引き締まり、明部はくっきりとした見やすい映像を再現します。
一方、85U8Rの「低反射フィルム」は、パネル表面の低反射処理によって外光の反射を抑制。明るい部屋でも映り込みを軽減し、見やすい画面表示を実現しています。ただし、反射低減効果は85U9Rの「ARコート低反射フィルム」のほうが優れています。
バックライト
バックライトは、85U9Rが「Mini-LED X」、85U8Rが「Mini-LED PRO」を搭載。
85U9Rの「Mini-LED X」は、高輝度の光をより精密に制御する最新のバックライトシステムです。発光効率の向上により、同じ消費電力でも旧モデルより高い輝度を実現。さらに「パワーフォーカスレンズ技術」により光漏れを最大150%抑制(旧型比)し、AIエンジンがエリアを細かく分割して制御することで、有機ELに迫る精密なコントラスト表現を可能にしています。
85U8Rの「Mini-LED PRO」も高密度なLED配置で高コントラストな映像を実現。旧型より最大輝度が向上し、エリア分割数も約4倍に増加しています。こちらもAI制御による高精度なコントラストを実現していますが、バックライト性能は85U9Rの「Mini-LED X」のほうが一段上です。
広色域
広色域技術は、85U9Rが「量子ドットダイナミックカラー」、85U8Rが「広色域量子ドット」を採用。
85U9Rの「量子ドットダイナミックカラー」は、量子ドットによってバックライトの光を高純度な色に変換し、特に緑や赤の再現性を大幅に向上。Pantone認証による正確な色表現で、深みとリアリティのある映像を映し出します。
85U8Rの「広色域量子ドット」も純度の高い色再現を実現し、従来の液晶に比べて緑や赤の表現力がアップ。こちらもPantone認証対応ですが、色再現性の高さでは85U9Rの「量子ドットダイナミックカラー」がより進化しています。
スピーカー
スピーカー構成は、85U9Rが「5.1.2ch」、85U8Rが「2.1.2ch」の音響システムを搭載。
85U9Rは、「フルレンジ15W×2」「サブウーファー20W×1」「トップスピーカー10W×2」「サイドスピーカー10W×2」「センター10W×2」を搭載し、合計出力は最大110W。テレビ下部の左右3つのスピーカーに加え、側面のサイドスピーカー、中央のサブウーファー、上向きのトップスピーカーが立体的な音場を作り出し、包み込まれるような臨場感を演出します。
一方、85U8Rは「フルレンジ15W×2」「サブウーファー20W×1」「トップスピーカー5W×2」の構成で、最大出力は60W。上方向の音によって臨場感のある音響を楽しめますが、全体的な迫力や空間表現では85U9Rの方が上位となります。
おすすめ
85U9R
- 「ARコート低反射フィルム」「Mini-LED X」「量子ドットダイナミックカラー」を採用している
- スピーカー構成が「5.1.2ch」で立体的な音に包まれたい
85U8R
- 「低反射フィルム」「Mini-LED PRO」「広色域量子ドット」でも十分OK
- 「2.1.2ch」スピーカー構成で十分OK
- 購入コストをおさえたい(※)
(※) 価格は変動するので購入時にご確認ください。
85U9R
85U8R
仕様
画面サイズやHDR対応、残像感低減などの仕様については、下記の表のように違いはありません。
| 85U9R | 85U8R | |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 85V型 | 85V型 |
| 画素数 | 3840×2160 | 3840×2160 |
| パネル | 広視野角パネルPRO | 広視野角パネルPRO |
| HDR対応 | HDR10 HLG HDR10+ HDR10+Adaptive Dolby Vision Dolby Vision IQ | HDR10 HLG HDR10+ HDR10+Adaptive Dolby Vision Dolby Vision IQ |
| 視野角(上下/左右) | 178°/178° | 178°/178° |
| エンジン | HI-VIEW AIエンジン PRO | HI-VIEW AIエンジン PRO |
| 倍速対応 | 120Hz倍速 (ゲームモード時144Hz VRRに対応) | 120Hz倍速 (ゲームモード時144Hz VRRに対応) |
| 高画質処理 | AI 美肌リアリティー PRO AI 4Kアップコンバート AI バンディングノイズ制御 AI HDRアップコンバート | AI 美肌リアリティー PRO AI 4Kアップコンバート AI バンディングノイズ制御 AI HDRアップコンバート |
| 残像感低減 | AI クリアモーション PRO フレームジャダー低減 | AI クリアモーション PRO フレームジャダー低減 |
| ゲームモード | 144Hz ゲームモードPRO | 144Hz ゲームモードPRO |
| HDMI 2.1対応 | VRR ALLM AMD FreeSync Premium | VRR ALLM AMD FreeSync Premium |
| 高音質機能 | eilex音響処理 オーディオキャリブレーション | eilex音響処理 オーディオキャリブレーション |
| 音声フォーマット | Dolby ATMOS | Dolby ATMOS |
| BS 4K/110度CS 4K | 2 | 2 |
| 地上デジタル | 3 | 3 |
| BS・110度CSデジタル | 3 | 3 |
| 外付けHDD裏番組録画 | ||
| 裏番組録画/2番組同時録画 | ||
| 現在番組/番組指定/日時指定/簡単連続録画 | ||
| システム | VIDAA | VIDAA |
| ネット動画サービス | ||
| スクリーンシェア | Anyview Cast Airplay2 | Anyview Cast Airplay2 |
| HDMI | HDMI 2.1×2 HDMI 2.0×2 | HDMI 2.1×2 HDMI 2.0×2 |
あとがき
ハイセンスのMiniLED 4K液晶AIテレビ、85U9Rと85U8Rの違いを比較しましたが、いかがでしたでしょうか。
これらから選ばれる場合は、個人的には5.1.2chのスピーカー構成により臨場感のある音を楽しめる、85U9Rが良いのではないかと…




