日立の据置型IHクッキングヒーター「HT-33AG」と「HT-32AG」は、見た目や調理機能がよく似ているため、どちらを選べばよいか迷いますよね。
結論からいうと、HT-33AGとHT-32AGの実質的な違いは、電気容量と総消費電力です。
- HT-33AG:単相200V・30A、総消費電力5.8kW
- HT-32AG:単相200V・20A、総消費電力4.0kW
- HT-33AGは設置時に総消費電力を4.8kWへ切り替え可能
- 左右IHの最大火力や調理機能、本体サイズは共通
2口IHやグリルを同時に使うことが多い人にはHT-33AG、既存の20A設備を生かしたい人にはHT-32AGが適しています。
ただし、電源プラグとコンセントの仕様が異なるため、価格だけで選んではいけません。購入前に自宅の専用回路とコンセントを確認することが重要です。
HT-33AGとHT-32AGの違いを比較
HT-33AGとHT-32AGの違いは、次のとおりです。
調理機能や1口あたりの最大火力は同じです。違いが出るのは、複数のIHやグリルを同時に使用したときの総電力です。
違いは電気容量と総消費電力
HT-33AGは単相200V・30A仕様で、総消費電力は最大5.8kWです。一方、HT-32AGは単相200V・20A仕様で、総消費電力は最大4.0kWです。
数値だけを見るとHT-33AGのほうが火力の強い上位モデルに見えますが、左右IHを1口ずつ使用したときの最大火力は、どちらも3.0kWです。
違いが現れやすいのは、左右のIHやグリルを同時に使用したときです。
- 左IHで炒め物をしながら右IHでお湯を沸かす
- 2口IHを使いながらグリルで魚を焼く
- 左右のIHを同時に強火で使用する
複数のヒーターを同時に使い、総消費電力の上限を超えそうになると、自動的に火力や使用できるメニューが制限されます。
HT-33AGは最大5.8kWまで使用できるため、最大4.0kWのHT-32AGよりも、同時調理時の火力に余裕があります。
HT-33AGは5.8kWから4.8kWへ切り替えられる
HT-33AGは工場出荷時に総消費電力5.8kWに設定されていますが、設置時に4.8kWへ切り替えられます。
日立はHT-33AGについて、家庭のアンペアブレーカー容量を60A以上にすることを推奨しています。
アンペアブレーカーが60A未満の場合は、契約容量を増やすか、HT-33AGの総消費電力を4.8kWに切り替える方法があります。
コンセントと専用回路の違いに注意
HT-33AGとHT-32AGは、必要な専用回路と電源コンセントが異なります。
| 設置条件 | HT-33AG | HT-32AG |
|---|---|---|
| 専用回路 | 単相200V・30A | 単相200V・20A |
| コンセント容量 | 250V・30A | 250V・20A |
| 配線の太さ | 直径2.6mm | 直径2.0mm |
| 漏電遮断器 | 定格電流30A 感度電流15mA | 定格電流20A 感度電流15mA |
どちらも一般的な100Vコンセントでは使用できません。単相200Vの専用回路と、機種に合ったコンセントが必要です。
特に注意したいのがHT-33AGです。HT-33AGは小型30Aプラグを採用していますが、従来型の30Aコンセントとは極の配置が異なるため、そのまま取り付けられません。
- 現在のコンセントが単相200Vか
- 専用回路が20Aか30Aか
- コンセントの差し込み口がプラグに対応しているか
- 契約アンペアに余裕があるか
- コンセント交換などの工事費がかかるか
本体価格だけでなく、電源工事やコンセント交換の費用も含めて比較しましょう。
HT-33AGとHT-32AGの価格・在庫の違い
HT-33AGとHT-32AGの実売価格や在庫状況は、販売店や購入時期によって変動します。
30A仕様のHT-33AGが必ず高い、20A仕様のHT-32AGが必ず安いとは限りません。在庫処分やセール、ポイント還元によって価格が逆転する場合もあります。
価格を比べる際は、次の費用を合計して判断するのがおすすめです。
- IHクッキングヒーター本体の価格
- 送料
- 設置費用
- 既存機器の取り外し・処分費用
- 専用回路やコンセントの工事費用
- ポイント還元や保証内容
本体価格が安くても、コンセント交換や配線工事が必要になると総額が高くなることがあります。現在の電源設備に合う機種を選ぶことが、結果的に安く済む場合があります。
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HT-33AGとHT-32AGの共通機能
HT-33AGとHT-32AGは電気容量が異なりますが、基本的な調理機能や使い勝手は共通しています。
左右とも最大3.0kWの2口IH
左右のIHは、どちらも100W相当から最大3.0kWまでの10段階で火力を調節できます。
弱火でじっくり煮込む料理から、強火で仕上げる炒め物、お湯を素早く沸かしたいときまで、料理に合わせて細かく火力を選べます。
光・温度センサーと適温調理
両機種とも、鍋底の温度を検知する「光・温度センサー」を搭載しています。
左右IHで適温調理を利用できるため、揚げ物など温度管理が難しい料理を作るときに便利です。
左IHに煮込みメニューを搭載
左IHには「煮込み」メニューが搭載されています。
煮込み加減を「弱め」「標準」「強め」から選択できるため、カレーやシチュー、煮物などを作るときに火加減を調節しやすいのが特徴です。
右IHに麺ゆでメニューを搭載
右IHでは「麺ゆで」メニューを利用できます。
お湯を沸騰させて麺を入れると、自動で火力を制御して、ふきこぼれを抑えます。パスタやうどん、そばなどを調理する機会が多い家庭に便利です。
水なし両面焼きのラク旨グリル
グリルには、日立の「ラク旨グリル」が付属しています。
直火のシーズヒーターとプレート加熱によって、焼き魚やハンバーグなどを裏返さずに両面焼きできます。焼き魚は水を入れずに調理できます。
揚げ物の温め直しにも対応しており、冷めた揚げ物をサクッと仕上げたいときにも役立ちます。
焼き網がなくグリルのお手入れが簡単
ラク旨グリルは深さのある皿が油の飛び跳ねを抑えるため、グリル庫内が汚れにくい設計です。
焼き網がないため、調理後に細かな網目を洗う手間もかかりません。
見やすい上面操作パネル
操作部は本体上面に配置されています。火力やメニューを上から確認でき、立ったまま操作しやすい設計です。
グリル操作部にはLED表示を採用しています。
サイズ・重量・カラーは同じ
HT-33AGとHT-32AGは、本体サイズや重量、カラーも共通です。
| トッププレート幅 | 59cm |
|---|---|
| 外形寸法 | 幅591×奥行504×高さ180mm |
| 重量 | 約18.5kg |
| カラー | 天面ブラック/前面シルバー |
| 付属品 | ラク旨グリル |
電源設備の条件を除けば、設置に必要な本体スペースは同じです。
HT-33AGがおすすめの人
- 左右のIHを同時に使うことが多い人
- IHとグリルを並行して使いたい人
- 同時調理時の火力制限をできるだけ避けたい人
- 単相200V・30Aの専用回路を用意できる人
- 契約アンペアに余裕がある人
HT-33AGの魅力は、最大5.8kWまで使用できる同時調理の余裕です。
夕食時に複数の料理を並行して作る家庭や、2口IHとグリルを積極的に活用したい家庭には、HT-33AGが向いています。
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HT-32AGがおすすめの人
- 現在の設備が単相200V・20Aの人
- 1口のIHを中心に使う人
- 複数のヒーターを強火で同時使用することが少ない人
- 30A回路への変更工事を避けたい人
- 既存設備に合う機種を選びたい人
HT-32AGは、既存の20A設備を生かしやすいのがメリットです。
1口ずつ使用した場合の最大火力はHT-33AGと同じ3.0kWなので、同時調理が少ない家庭なら、基本的な加熱性能に大きな不満は出にくいでしょう。
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HT-33AGとHT-32AGについてよくある質問
まとめ:HT-33AGとHT-32AGの違い
HT-33AGとHT-32AGの違いを比較しました。
- HT-33AG:30A・最大5.8kWで、同時調理の余裕を重視する人向け
- HT-32AG:20A・最大4.0kWで、既存の20A設備を生かしたい人向け
左右IHの最大火力、調理メニュー、ラク旨グリル、本体サイズは共通です。
そのため、単純にHT-33AGを上位、HT-32AGを下位と考えるのではなく、自宅の専用回路とコンセントに合うかどうかを最優先に選びましょう。
2口IHやグリルを同時に使用することが多く、30Aの専用回路を用意できるならHT-33AGがおすすめです。
現在の設備が20Aで、1口ずつ使用することが多いならHT-32AGが選びやすいでしょう。
HT-33AG
HT-32AG
参考資料




