JBLのサウンドバー「BAR 300」と、後継モデル「BAR 300MK2」。どちらもサブウーファーを別に設置する必要がない5.0chのオールインワンモデルですが、最大出力やスピーカー構成、サラウンド技術などに違いがあります。
BAR 300は最大出力260W、BAR 300MK2は450Wとなっており、新型は音響システムが大幅に強化されています。
しかし、出力が大きいからといって、必ずしも音質が良くなるとは限りません。また、新型は本体サイズも大きくなっているため、テレビとの組み合わせにも注意が必要です。
この記事では、JBL BAR 300とBAR 300MK2の違いを公式仕様に基づいて比較し、どちらがおすすめなのかを詳しく解説します。
この記事でわかること
- BAR 300とBAR 300MK2の主な違い4つ
- 最大出力260Wと450Wの違いと音の余裕
- 40型・43型テレビと本体サイズの相性
- 共通機能と新型で進化した機能
- 価格や用途に合わせたおすすめの選び方
先に結論
映画やライブ映像の迫力、セリフの聴き取りやすさ、音の広がりを重視するならBAR 300MK2がおすすめです。
一方、基本的なDolby Atmos対応機能があれば十分で、価格の安さやコンパクトさを重視するならBAR 300も魅力的です。
特に価格差が小さい場合は、音響システムが強化されたBAR 300MK2を優先して検討するとよいでしょう。
※販売価格・在庫状況は各ショップでご確認ください。
JBL BAR 300とBAR 300MK2の違いを比較表で確認
まずは、両モデルの仕様を比較表で確認してみましょう。
| 比較項目 | BAR 300 旧型 | BAR 300MK2 新型 |
|---|---|---|
| チャンネル数 | 5.0ch | 5.0ch |
| 最大出力 | 260W | 450W |
| スピーカー数 | 6基 | 9基 |
| サラウンド技術 | MultiBeam | MultiBeam 3.0 |
| Dolby Atmos | 対応 | 対応 |
| DTS Virtual:X | 非対応 | 対応 |
| セリフ補正 | PureVoice | PureVoice 2.0 |
| SmartDetails | 非搭載 | 搭載 |
| 幅 | 820mm | 940mm |
| 高さ | 56mm | 50.5mm |
| 奥行き | 104mm | 104mm |
| 重量 | 2.5kg | 2.9kg |
| Bluetooth | 5.0 | 5.3 |
| HDMI eARC | 対応 | 対応 |
| HDMI入力 | 1系統 | 1系統 |
| Wi-Fi | 対応 | 対応 |
| 音響補正 | 対応 | 対応 |
大きな違いは、最大出力とスピーカー構成、サラウンド技術、セリフ補正機能、そして本体サイズです。
一方、Dolby Atmos対応やHDMI eARCなど、基本的な機能は両モデルとも充実しています。
JBL BAR 300とBAR 300MK2の主な違いは4つ
両モデルの違いは多くありますが、購入する際に特に重要なポイントは次の4つです。
- 最大出力とスピーカー構成
- サラウンド技術と対応方式
- セリフ補正と細かな効果音の再現
- 本体サイズと価格
それぞれ詳しく解説します。
1.最大出力260Wと450Wの違い|音の余裕にも注目
BAR 300の最大出力は260Wですが、BAR 300MK2では450Wへと大幅に向上しています。
| 比較項目 | BAR 300 | BAR 300MK2 |
|---|---|---|
| 最大出力 | 260W | 450W |
| スピーカー数 | 6基 | 9基 |
| ドライバー構成 | レーストラック型×4 ツイーター×2 | レーストラック型×5 ツイーター×4 |
ただし、W数が大きいからといって、必ずしも音質が良くなるわけではありません。音質はスピーカーの構造や音響設計、音の調整方法などによっても変わります。
それでも、個人的には出力に余裕があることはメリットだと考えています。
例えば、自動車のエンジンをイメージするとわかりやすいでしょう。
小排気量の車でも高速道路を問題なく走れますが、大排気量の車なら、同じ速度でもエンジンの回転数を抑え、余裕を持って走行できる場合があります。
サウンドバーにも、これと似た考え方があります。
アンプに十分な出力の余裕があれば、映画の爆発音や音楽の盛り上がりなど、瞬間的に大きな音が必要になる場面でも、音の歪みを抑えて再生しやすくなります。
このような出力の余裕は、オーディオでは「ヘッドルーム」と呼ばれます。
もちろん、450Wだから260Wより必ず音が割れにくいとは限りません。今回の数値は製品全体の最大出力であり、スピーカー構成やアンプの設計も異なるためです。
ただ、BAR 300MK2はスピーカー数も6基から9基に増えており、音響システム全体が強化されています。
ここがポイント
映画のアクションシーンやライブ映像など、迫力あるサウンドを楽しみたい方にとって、BAR 300MK2の450Wという最大出力は魅力の一つです。
一方、テレビ番組を普段の音量で楽しむことが中心なら、260WのBAR 300も十分に検討できるモデルです。
2.サラウンド技術の違い|新型はMultiBeam 3.0とDTS Virtual:Xに対応
BAR 300はDolby AtmosとJBL独自のMultiBeam技術に対応しています。
MultiBeamは、音の反射を利用してサラウンド感を生み出す技術です。リアスピーカーを追加しなくても、音が横方向に広がるような立体的な音場を楽しめます。
BAR 300MK2では、この技術がMultiBeam 3.0へと進化しました。
新型では音のビームの精度を高めることで、サラウンドチャンネルの表現力が強化されています。
さらに、BAR 300MK2はDTS Virtual:Xにも対応しています。
DTS Virtual:Xは、実際に天井や後方にスピーカーを置かなくても、立体的な音の広がりを再現するためのバーチャルサラウンド技術です。
なお、DTS Virtual:Xへの対応と、DTS:X音声信号の直接デコードへの対応は同じ意味ではありません。
選び方のポイント
Dolby Atmos対応のサウンドバーを手頃に導入したいならBAR 300でも十分に魅力があります。
より進化した音の広がりやサラウンド表現を重視するなら、BAR 300MK2がおすすめです。
3.PureVoice 2.0とSmartDetailsの違い|セリフや細かな音を重視するなら新型
両モデルには、映画やドラマのセリフを聴き取りやすくするPureVoice技術が搭載されています。
BAR 300では初代PureVoiceを採用していますが、BAR 300MK2ではPureVoice 2.0へと進化しました。
PureVoice 2.0は、シーン内の環境音や音量を考慮しながら音声信号を解析し、セリフの明瞭さを自動調整する技術です。
アクション映画などで大きな効果音が流れる場面でも、登場人物のセリフを聴き取りやすくすることを目的としています。
また、新型BAR 300MK2にはSmartDetailsが新たに搭載されています。
SmartDetailsは、映画の細かな環境音や効果音をより明瞭に再現するための音響処理技術です。
例えば、ドアのきしみ音、足音、遠くから聞こえる音など、映像への没入感につながる細かな音の表現が期待できます。
ここがポイント
ニュースやテレビ番組を見ることが中心なら、BAR 300のPureVoiceも役立ちます。
一方、映画やドラマでセリフの明瞭さと細かな効果音の両方を重視するなら、PureVoice 2.0とSmartDetailsを搭載したBAR 300MK2が有力です。
4.本体サイズと価格の違い|40型・43型テレビとの相性は?
BAR 300の横幅は820mm(82cm)、BAR 300MK2は940mm(94cm)となっており、新型の方が12cm長くなっています。
| 比較項目 | BAR 300 | BAR 300MK2 |
|---|---|---|
| 幅 | 820mm | 940mm |
| 高さ | 56mm | 50.5mm |
| 奥行き | 104mm | 104mm |
| 重量 | 2.5kg | 2.9kg |
サウンドバーをテレビの下に設置する場合は、テレビの横幅とのバランスも気になるところです。
例えば、40型液晶テレビの横幅は約90cmなので、82cmのBAR 300ならテレビの横幅以内に収まりやすいサイズです。
一方、43型液晶テレビの横幅は約96cmなので、94cmのBAR 300MK2もテレビの横幅以内にほぼ収まります。
実際にREGZAの40S25Rは横幅900mm、43M550Lは横幅962mmとなっています。
ただし、BAR 300MK2は43型テレビと横幅がほぼ同じになるため、設置スペースには注意しましょう。
また、サウンドバーの高さや奥行き、テレビのスタンド形状によっては、画面やリモコン受光部に干渉する可能性があります。
なお、新型BAR 300MK2は横幅が長くなった一方で、高さは旧型より約5.5mm低くなっています。
サイズで選ぶなら
- 40型前後のテレビでコンパクトさを重視するならBAR 300
- 43型以上のテレビと組み合わせ、音響性能を重視するならBAR 300MK2
※テレビの横幅はメーカー・機種によって異なります。また、テレビ本体の横幅以内に収まっても、テレビ台に設置できるとは限りません。購入前に設置面の広さや配線スペースをご確認ください。
価格については、販売時期やショップ、在庫状況によって変動するため、購入時の実売価格を比較することが大切です。
旧型BAR 300が十分に安ければ、価格を抑えてDolby Atmos対応サウンドバーを導入する選択も魅力的です。
反対に価格差が小さければ、音響システムが強化された新型BAR 300MK2の方が購入後の満足度を高めやすいでしょう。
価格差による選び方の目安
- 価格差5,000円以内:新型BAR 300MK2を優先
- 価格差5,000~10,000円:用途と性能重視度で選ぶ
- 価格差10,000円以上:旧型BAR 300の割安感も重視
※上記は購入判断のための目安であり、メーカーが示す基準ではありません。
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JBL BAR 300とBAR 300MK2に共通する機能
ここまで違いを解説してきましたが、両モデルに共通する便利な機能も多くあります。
特に重要なのは次の機能です。
- Dolby Atmos対応の5.0chサウンド
- サブウーファー不要のオールインワン構成
- HDMI eARCと4K Dolby Visionパススルー
- Wi-Fi・Bluetoothによるワイヤレス接続
- JBL ONEアプリによる音の調整
- ルーム測定・音響補正機能
Dolby Atmos対応の5.0chサウンド
BAR 300とBAR 300MK2は、どちらもDolby Atmosに対応した5.0chのサウンドバーです。
Dolby Atmosは、高さ方向を含む立体的な音の表現を可能にする音響技術です。
例えば、映画の中で飛行機が上空を通過する場面や、周囲から音が聞こえるような場面で、臨場感のあるサウンドを楽しめます。
ただし、両モデルとも天井方向に音を放射する専用ハイトスピーカーを備えた構成ではありません。立体感は主に音響処理とサラウンド技術によって再現します。
旧型BAR 300でもDolby Atmosに対応しているため、新型でなければ立体的な音響を楽しめないわけではありません。
サブウーファーを別に設置する必要がない
両モデルはサウンドバー本体だけで音を再生できるオールインワン設計です。
一般的なサウンドバーには、低音を担当する大きなサブウーファーが別に付属するモデルもあります。
一方、BAR 300とBAR 300MK2なら、大きなサブウーファーを床に置く必要がありません。
そのため、テレビ周辺をすっきりさせたい方や、設置スペースが限られている方にも適しています。
ただし、独立した大型サブウーファーを備えるシステムと比べると、超低音の量感には違いが出る可能性があります。
HDMI eARCとDolby Visionパススルーに対応
両モデルはHDMI eARCに対応しています。
対応テレビとHDMIケーブルで接続すれば、高品質な音声信号をサウンドバーに伝送できます。
また、どちらもHDMI入力端子を1系統備え、4K映像やDolby Visionのパススルーに対応しています。
ブルーレイプレーヤーやゲーム機などを接続して、映像と音声を楽しむ使い方にも対応します。
ただし、4K高リフレッシュレートなどの対応条件は接続機器ごとに確認が必要です。
Wi-FiとBluetoothに対応
BAR 300とBAR 300MK2は、どちらもWi-FiとBluetoothによるワイヤレス接続に対応しています。
スマートフォンから音楽を再生したり、Wi-Fiを利用した音楽ストリーミングサービスを楽しんだりできます。
BluetoothのバージョンはBAR 300が5.0、BAR 300MK2が5.3です。
ただし、Bluetoothのバージョンが新しいだけで音質が良くなるわけではありません。
対応する音声コーデックや接続機器などによっても、実際の音質は変わります。
JBL ONEアプリで音を調整できる
両モデルはJBL ONEアプリに対応しています。
スマートフォンからサウンドバーの設定や音のカスタマイズを行えるため、好みに合わせた使い方ができます。
さらに、両モデルとも部屋の音響特性を測定して補正する機能を搭載しています。
サウンドバーの音は、テレビ台の位置や壁までの距離、部屋の広さなどによっても変化します。
ルーム測定・補正機能を使うことで、設置環境に合わせてサラウンド効果を調整できる点も共通の魅力です。
JBL BAR 300とBAR 300MK2はどっちがおすすめ?
ここからは、どちらのモデルがどんな方に向いているのかを整理します。
BAR 300がおすすめの人
- 購入価格をなるべく抑えたい人
- 40型前後のテレビと組み合わせたい人
- コンパクトなサウンドバーを探している人
- Dolby Atmos対応の基本機能があれば十分な人
- テレビ番組や動画配信を中心に楽しむ人
BAR 300は旧型ですが、Dolby Atmos、MultiBeam、PureVoiceなど、充実した機能を備えています。
特に新型より大幅に安く購入できるのであれば、コストパフォーマンスを重視する方にとって魅力的な選択肢です。
BAR 300MK2がおすすめの人
- 映画やライブ映像を迫力ある音で楽しみたい人
- 出力や音響システムの進化を重視する人
- 映画のセリフや細かな効果音を大切にしたい人
- 進化したMultiBeam 3.0を利用したい人
- 新しい音響技術を備えたモデルを選びたい人
BAR 300MK2は最大出力450W、9基のスピーカーを備え、MultiBeam 3.0やPureVoice 2.0、SmartDetailsにも対応しています。
映画や音楽をより本格的に楽しみたい方なら、BAR 300MK2を優先して検討する価値があります。
BAR 300|価格と省スペース重視
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BAR 300MK2|音響性能と迫力重視
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JBL BAR 300とBAR 300MK2のよくある質問
Q.BAR 300とBAR 300MK2では音質がどれくらい違いますか?
BAR 300MK2は最大出力が260Wから450Wに増え、スピーカーも6基から9基になっています。さらにMultiBeam 3.0やSmartDetailsなどの音響技術も加わりました。ただし、W数の差がそのまま音質の差になるわけではなく、実際の感じ方は音量や部屋の環境、再生するコンテンツによって異なります。
Q.どちらもDolby Atmosに対応していますか?
はい。BAR 300とBAR 300MK2はどちらもDolby Atmosに対応しています。旧型でも立体的なサウンドを楽しめますが、新型ではMultiBeam 3.0などによって音の広がりを表現する技術が強化されています。
Q.サブウーファーなしでも低音を楽しめますか?
はい。両モデルともサブウーファーを別に設置しなくても使用できるオールインワンモデルです。ただし、独立した大型サブウーファーを備えたシステムほどの重低音を求める場合は、サブウーファー付きの上位モデルも比較するとよいでしょう。
Q.BAR 300からBAR 300MK2に買い替える価値はありますか?
映画の迫力やサラウンド表現、セリフの聴き取りやすさを重視する方には、買い替えを検討する価値があります。一方、現在のBAR 300の音に満足していて、普段のテレビ視聴が中心なら、無理に買い替える必要性は高くありません。
まとめ|BAR 300とBAR 300MK2は価格と音響性能で選ぼう
JBL BAR 300とBAR 300MK2の主な違いは次の4つです。
- 最大出力は260Wから450W、スピーカー数は6基から9基に増加
- 新型はMultiBeam 3.0とDTS Virtual:Xに対応
- 新型はPureVoice 2.0とSmartDetailsを搭載
- 新型は横幅が12cm長くなり、テレビとの設置バランスが変わる
BAR 300は、Dolby Atmos対応の5.0chサウンドバーをできるだけ手頃に導入したい方におすすめです。
一方、BAR 300MK2は、映画やライブ映像の迫力、セリフの明瞭さ、音の広がりなどを重視する方におすすめです。
どちらも基本機能が充実しているため、購入時には実売価格と設置スペースも確認して選びましょう。
結論:価格とコンパクトさを優先するならBAR 300、音響性能と迫力を重視するならBAR 300MK2がおすすめです。
JBL BAR 300(旧型)
手頃な価格で選びたい方に
ブラック
JBL BAR 300MK2(新型)
進化した音響性能を楽しみたい方に
ブラック
ホワイト
参考資料
JBL公式:BAR 300製品仕様
JBL公式:BAR 300MK2製品仕様
※本記事はメーカー公表の仕様をもとに比較しています。価格、在庫、対応サービス、仕様などは変更される場合があります。






