パナソニックのビルトイン食器洗い乾燥機「NP-45BS1S」と「NP-45MS9S」の違いを比較しました。
結論からいうと、両機種の主な違いは次の7つです。
- 発売されたシリーズ
- 高速洗浄にかかる時間
- 高速すすぎコースの有無
- 残さいフィルターのお手入れ頻度
- 庫内ヒーターの構造
- 標準使用水量
- 標準食器収納点数
洗浄時間とお手入れの手間を減らしたいならNP-45BS1Sがおすすめです。
一方、NP-45MS9Sは食器を1点多く収納でき、在庫品が安く見つかれば購入費用を抑えられる可能性があります。
NP-45BS1Sは、最短約15分の高速洗浄や、毎回洗わなくてもよい3層構造の残さいフィルターを搭載した新しいB1シリーズです。
ただし、NP-45MS9SにもAIエコナビ、ストリーム除菌洗浄、ムービングラック プラスなどの便利な機能が搭載されています。
それぞれの違いと共通点を詳しく見ていきましょう。
NP-45BS1SとNP-45MS9Sの違い7つ
NP-45BS1Sは、洗浄時間と日常のお手入れを軽減する方向に進化しています。
NP-45MS9Sは旧シリーズですが、標準的な洗浄機能や収納機能は充実しています。
主な違いを一覧表にまとめると、次のとおりです。
| 比較項目 | NP-45BS1S | NP-45MS9S |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ![]() |
| シリーズ | B1シリーズ | 9シリーズ |
| 高速系コース | 高速洗浄 最短約15分 | スピーディ 約28分 |
| 高速すすぎ | 最短約5分 | 専用コースなし |
| 残さいフィルター | 3層構造 毎回のお手入れ不要 | 使用後に毎回お手入れ |
| 庫内ヒーター | 庫内ヒーターレス | ヒーターカバーあり |
| 標準使用水量 | 約8.0L | 約9.0L |
| 標準食器収納点数 | 39点・約5人分 | 40点・約5人分 |
※洗浄時間は給湯温度、水圧、室温、食器量、乾燥設定などによって変わります。両機種では測定条件やコースの想定が異なるため、時間だけで洗浄性能の優劣を判断するものではありません。
違い①:NP-45BS1Sは新しいB1シリーズ
NP-45BS1Sは、2026年4月に発売されたB1シリーズの幅45cmミドルタイプです。
一方のNP-45MS9Sは、2021年に登場した9シリーズの幅45cmミドルタイプです。
| 機種 | シリーズ・位置付け |
|---|---|
| NP-45BS1S | 新しいB1シリーズ |
| NP-45MS9S | 従来の9シリーズ |
NP-45BS1Sでは、洗浄ポンプ、排水ポンプ、残さいフィルターなどの洗浄システムが見直されています。
単なるデザイン変更ではなく、短時間で洗えることと、お手入れの負担を減らすことが大きな改良点です。
長く使うことを考えて新しい設計を選びたい人には、NP-45BS1Sが向いています。
違い②:NP-45BS1Sは最短約15分で高速洗浄できる
洗浄時間を重視する場合は、NP-45BS1Sが有利です。
| 機種 | 短時間で洗うコース | 時間の目安 |
|---|---|---|
| NP-45BS1S | 高速洗浄コース | 最短約15分 |
| NP-45MS9S | スピーディコース | 約28分 |
NP-45BS1Sは、高出力インバータ洗浄ポンプと排水専用ポンプ、水量センサーを組み合わせ、最短約15分の洗浄を実現しています。
食事中にフライパンやまな板を洗ったり、帰宅後に弁当箱だけを早く洗ったりしたいときに便利です。
NP-45MS9Sのスピーディコースは、60℃給湯時で約28分です。一般的な食洗機としては十分に使いやすいものの、短時間運転ではNP-45BS1Sに差があります。
違い③:NP-45BS1Sには最短約5分の高速すすぎがある
NP-45BS1Sには、洗剤を使わずに軽い汚れをすすげる「高速すすぎコース」があります。
| 機種 | 高速すすぎコース |
|---|---|
| NP-45BS1S | あり・最短約5分 |
| NP-45MS9S | なし |
高速すすぎは、水や麦茶を飲んだだけのコップ、湯煎に使った小鍋、野菜の水切りに使ったザルなどに適しています。
本格的に洗剤で洗うほどではないものを、シンクにためずに片付けたいときに便利です。
違い④:残さいフィルターのお手入れ頻度が違う
毎日の使いやすさに大きく影響するのが、残さいフィルターのお手入れです。
| 機種 | フィルター構造 | お手入れの目安 |
|---|---|---|
| NP-45BS1S | 3層構造 | 格子・メッシュ部は週1回程度 パンチング部は月1回程度 |
| NP-45MS9S | 従来型 | 使用後に毎回水洗い |
NP-45BS1Sは、格子フィルター、メッシュフィルター、パンチングフィルターで構成された3層構造です。
細かい残さいをフィルターで分離し、すすぎ時の排水と排水専用ポンプによって機外へ排出します。
そのため、従来のように残さいフィルターを毎回取り出して洗う必要がなくなりました。
NP-45MS9Sは、取扱説明書で残さいフィルターを毎回取り出して水洗いするよう案内されています。
1日に1~2回食洗機を使う家庭では、フィルターを毎回洗わなくてよいNP-45BS1Sのほうが、日々の負担を減らしやすいでしょう。
違い⑤:NP-45BS1Sは庫内ヒーターレスで掃除しやすい
NP-45BS1Sは、庫内に露出するヒーターやヒーターカバーをなくした構造です。
| 機種 | 庫内のヒーター構造 |
|---|---|
| NP-45BS1S | 庫内ヒーターレス |
| NP-45MS9S | ヒーターカバーあり |
NP-45MS9Sの庫内底部にはヒーターカバーがあり、食器などが落下した場合や残さいが付着した場合は取り除く必要があります。
NP-45BS1Sは庫内底部の凹凸が少なくなり、拭き掃除やフィルター周辺のお手入れがしやすくなっています。
違い⑥:標準使用水量はNP-45BS1Sが約1L少ない
1回あたりの標準使用水量は、NP-45BS1Sのほうが約1L少なくなっています。
| 機種 | 標準使用水量 |
|---|---|
| NP-45BS1S | 約8.0L |
| NP-45MS9S | 約9.0L |
1回あたりの差は約1Lですが、毎日使用すると年間では一定の差になります。
1日2回、365日使用したと仮定すると、単純計算では年間約730Lの差です。
ただし、実際の使用水量は、選択するコース、食器や汚れの量、AIエコナビの作動状況などによって変わります。
違い⑦:標準収納点数はNP-45MS9Sが1点多い
標準食器収納点数は、旧モデルのNP-45MS9Sが1点多くなっています。
| 機種 | 標準収納点数 | 人数の目安 |
|---|---|---|
| NP-45BS1S | 39点 | 約5人分 |
| NP-45MS9S | 40点 | 約5人分 |
NP-45BS1Sが39点、NP-45MS9Sが40点なので、カタログ上の差は1点です。
新しいNP-45BS1Sがすべての数値で上回っているわけではありません。
ただし、両機種とも約5人分のミドルタイプであり、実際の収納しやすさは食器の大きさや形、調理器具の量によって変わります。
収納点数だけならNP-45MS9Sが1点多いものの、実用上は大きな差になりにくいでしょう。
NP-45BS1SとNP-45MS9Sの比較表
洗浄時間とお手入れのしやすさでは、NP-45BS1Sが優れています。
基本的な除菌・省エネ・収納機能は、NP-45MS9Sにも搭載されています。
全体の仕様と機能をまとめて比較します。
時短とお手入れ重視ならNP-45BS1S、安い在庫品があればNP-45MS9Sも選択肢です。
NP-45BS1Sのメリットは、最短約15分の高速洗浄、約5分の高速すすぎ、3層構造の残さいフィルター、庫内ヒーターレスです。
NP-45MS9Sは収納点数が1点多く、購入総額が大幅に安ければ候補になります。
NP-45BS1SとNP-45MS9Sの価格・在庫の違い
NP-45BS1Sは現行モデル、NP-45MS9Sは旧シリーズのため、販売状況が異なります。
ただし、旧モデルが必ず安いとは限りません。
本体価格だけでなく、工事費や保証を含めた総額で比較しましょう。
| 機種 | 価格・在庫の傾向 |
|---|---|
| NP-45BS1S | 現行モデル。公式の希望小売価格は232,100円。販売店の値引きや工事セット価格を比較しやすい |
| NP-45MS9S | 販売店の在庫や工事セットが中心。在庫数や保証条件によって価格が変動しやすい |
ビルトイン食洗機は、本体だけを購入しても設置できない場合があります。
価格を比べるときは、次の費用が含まれているか確認してください。
- 食洗機本体の価格
- 既存機器の取り外し費用
- 新しい食洗機の設置工事費
- 既存機器の撤去・処分費
- ドアパネルや追加部材の費用
- 給排水・電源の追加工事費
- 商品保証と工事保証
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NP-45BS1SとNP-45MS9Sの共通点
両機種には、パナソニックの上位ミドルタイプらしい便利な機能が搭載されています。
除菌、省エネ、収納の基本性能を重視する場合は、NP-45MS9Sでも大きく不足するわけではありません。
ここからは、購入前に知っておきたい共通機能を詳しく解説します。
- 幅45cmのミドルタイプ
- ドアパネル型
- 約5人分の食器を収納可能
- ストリーム除菌洗浄
- AIエコナビ
- ムービングラック プラス
- 上面操作
- 液体洗剤自動投入は非搭載
幅45cmのミドルタイプ
NP-45BS1SとNP-45MS9Sは、どちらも幅45cmのミドルタイプです。
約5人分の食器に対応し、一般的なシステムキッチンに組み込みやすいサイズです。
同じ幅45cmでも、ディープタイプと比べると庫内の深さや設置条件が異なります。現在使っている機種がミドルタイプか、事前に品番を確認しましょう。
ドアパネル型
両機種とも、キッチンの扉に合わせた化粧パネルを取り付けられるドアパネル型です。
ドア面材型とは異なり、ドアパネルを取り付けなくても、素地化粧仕上げの状態で使用できます。
キッチンと色をそろえたい場合は、対応するドアパネルを別途手配します。
ストリーム除菌洗浄
両機種とも、50℃以上の高温・高圧水流で洗う「ストリーム除菌洗浄」に対応しています。
洗い・すすぎ工程で食器を洗浄しながら除菌できるため、食器の衛生面を重視する家庭にも適しています。
子どもが使う食器、弁当箱、まな板などを食洗機でしっかり洗いたいときに便利です。
※除菌効果は食器の量や位置、汚れの程度などによって異なります。乾燥のみの設定では除菌できません。NP-45BS1Sの高速すすぎも除菌対象外です。
AIエコナビ
両機種には、食器や汚れの量、室温などを検知して運転を調整するAIエコナビが搭載されています。
食器や汚れが少ないときは、すすぎ回数、加熱量、乾燥時間などを自動で抑えます。
毎回細かく設定を変えなくても、食器の状態に応じて節水・省エネ運転ができるのがメリットです。
ムービングラック プラス
上カゴには、洗う物に合わせて形を変えられる「ムービングラック プラス」を採用しています。
上カゴをスライドしたり、フラットにしたり、折りたたんだりすることで、コップ、深い鍋、フライパンなどをセットしやすくなります。
下カゴに食器を入れ忘れた場合でも、上カゴを動かして後から追加しやすいのが特徴です。
食器だけでなく調理器具もまとめて洗いたい家庭に便利な機能です。
液体洗剤自動投入はどちらも非搭載
NP-45BS1SとNP-45MS9Sには、食洗機専用液体洗剤の自動投入機能は搭載されていません。
NP-45BS1Sは新しいB1シリーズですが、液体洗剤自動投入に対応するのはB1シリーズのディープタイプです。
ミドルタイプのNP-45BS1Sでは、運転前に食洗機専用洗剤を自分で入れます。
NP-45BS1Sには高速洗浄や3層構造の残さいフィルターがありますが、液体洗剤自動投入はありません。
NP-45BS1Sがおすすめな人
NP-45BS1Sは、洗浄時間とお手入れの負担を減らしたい人に向いています。
価格だけでなく、毎日の使いやすさや長期間使用することを重視する人におすすめです。
次に当てはまる人は、NP-45BS1Sを選びましょう。
- 食器や調理器具を短時間で洗いたい
- 調理中や食事中にも食洗機を使いたい
- 残さいフィルターを毎回洗う手間を減らしたい
- 庫内を掃除しやすい機種がよい
- 使用水量を少しでも抑えたい
- 現行モデルを長く使いたい
- 旧モデルとの価格差が小さい
最短約15分の高速洗浄と、毎回のお手入れが不要な3層構造の残さいフィルターが大きなメリットです。
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NP-45MS9Sがおすすめな人
NP-45MS9Sは、必要な基本機能を備えた旧シリーズを安く購入したい人に向いています。
高速洗浄やフィルターの手入れ軽減を必要としないなら、購入価格次第で有力な選択肢になります。
次に当てはまる人は、NP-45MS9Sを検討しましょう。
- NP-45BS1Sより大幅に安い在庫品が見つかった
- 最短約15分の高速洗浄は必要ない
- 使用後のフィルター掃除が苦にならない
- AIエコナビやストリーム除菌洗浄があれば十分
- ムービングラック プラスを使いたい
- 標準収納点数が1点でも多いほうがよい
- 工事費込みの総額を抑えたい
機能差を理解したうえで、NP-45BS1Sより十分に安く購入できることが選ぶ条件です。
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交換・設置前に確認したいポイント
両機種は幅45cmのミドルタイプですが、品番だけを見て交換できると判断するのは避けましょう。
ビルトイン食洗機は、キッチンの開口寸法や配管条件によって設置可否が変わります。
購入前に、施工店へ現在の機種と設置状況を伝えることが重要です。
- 現在使用している食洗機の正確な品番
- キッチンの開口幅・高さ・奥行
- 給水・給湯の接続状態
- 排水ホースの位置
- 電源とアースの位置
- ドアパネルの寸法と再利用可否
- 下部キャビネットや配管スペース
NP-45BS1SとNP-45MS9Sのよくある質問
購入前に疑問になりやすい点をまとめました。
特に、自動洗剤投入の有無や交換可否は間違えやすいポイントです。
本体を注文する前に確認しておきましょう。
まとめ:NP-45BS1SとNP-45MS9Sの違い
NP-45BS1SとNP-45MS9Sの主な違いは、高速洗浄、高速すすぎ、残さいフィルター、庫内ヒーター、使用水量、収納点数です。
洗浄時間とお手入れのしやすさでは、NP-45BS1Sが優れています。
一方、NP-45MS9Sは、購入総額が大幅に安い場合に検討する価値があります。
| おすすめの人 | 選ぶ機種 |
|---|---|
| 高速洗浄とお手入れのしやすさを重視する | NP-45BS1S |
| 使用水量を少しでも抑えたい | NP-45BS1S |
| 現行モデルを長く使いたい | NP-45BS1S |
| 旧モデルを大幅に安く購入できる | NP-45MS9S |
| 最短15分の洗浄や手入れ軽減が不要 | NP-45MS9S |
価格差が小さければ、最短約15分の高速洗浄とフィルターのお手入れ軽減に対応したNP-45BS1Sがおすすめです。
NP-45MS9Sを選ぶ場合は、工事費や保証を含めても十分に安いかを確認しましょう。
NP-45BS1S
NP-45MS9S
参考資料




