パナソニックのビルトイン食器洗い乾燥機「NP-45MS9S」と「NP-45RS9S」は、どちらも幅45cm・約5人分に対応したミドルタイプです。
見た目や基本的な設置サイズはよく似ていますが、AIエコナビ、使用水量、洗浄ノズル、上カゴ、運転音などに違いがあります。
結論からいうと、節水性や洗浄機能、収納の自由度を重視するならNP-45MS9S、購入価格や前面操作、少量コースを重視するならNP-45RS9Sがおすすめです。
NP-45MS9SとNP-45RS9Sはどっちがおすすめ?先に結論
まずは、2機種の選び方をまとめました。
| 重視するポイント | おすすめ |
|---|---|
| 使用水量の少なさ | NP-45MS9S |
| AIエコナビ | NP-45MS9S |
| 洗浄ノズル | NP-45MS9S |
| 長い調理器具の収納 | NP-45MS9S |
| 運転音の小ささ | NP-45MS9S |
| 前面操作 | NP-45RS9S |
| 少量コース | NP-45RS9S |
| 直径約27cmの大皿の収納 | NP-45RS9S |
| 購入価格 | 実売価格で比較 |
NP-45MS9Sは、AIエコナビや3Dプラネットアームノズル、ムービングラックプラスを搭載したM9シリーズのモデルです。
一方、NP-45RS9Sは前面操作や少量コースを採用したR9シリーズのモデルです。必要な機能と購入時の価格を比較して選びましょう。
NP-45MS9SとNP-45RS9Sの違いを比較
主な違いは次の6つです。
- 標準使用水量とAIエコナビ
- 洗浄ノズル
- 上カゴと収納できる食器・調理器具
- 操作部の位置
- 運転コース
- 運転音
主な仕様の比較表
比較表の結論:2機種は食器容量が同じですが、節水性能や洗浄ノズル、収納の仕組みが異なります。次に、それぞれの違いを詳しく解説します。
違い①:標準使用水量とAIエコナビ
最初に注目したいのが、使用水量とAIエコナビの違いです。
| 比較項目 | NP-45MS9S | NP-45RS9S |
|---|---|---|
| 標準使用水量 | 約9L | 約11L |
| AIエコナビ | 搭載 | 非搭載 |
| エコナビ運転時の使用水量 | 約7.5L | ― |
NP-45MS9Sの標準使用水量は約9L、NP-45RS9Sは約11Lです。
標準運転では、NP-45MS9Sのほうが1回あたり約2L少ない水量で洗えます。
さらに、NP-45MS9SにはAIエコナビが搭載されており、食器の量や汚れなどの条件に応じて運転を自動調整します。
エコナビ運転時の使用水量は約7.5Lとなる場合があり、NP-45RS9Sの標準使用水量と比較すると約3.5Lの差になります。
【グラフ①】1回あたりの使用水量を比較
1回あたりの使用水量
単位:L(リットル)/少ないほど節水
エコナビ時の比較では約3.5Lの差。
※メーカー公称値をもとに作成。エコナビ時の約7.5Lは所定条件での値です。実際の使用水量は食器の量や汚れ、運転条件によって変わります。
グラフを見ると、NP-45MS9Sのほうが標準運転でも使用水量が少なく、AIエコナビが働いた場合にはさらに節水できることが分かります。
ただし、AIエコナビ運転時の約7.5Lは、毎回必ず達成される数値ではありません。
使用頻度が高く、少しでも水の使用量を抑えたい人には、NP-45MS9Sが向いています。
この違いの結論:節水性能とAIエコナビを重視するならNP-45MS9Sがおすすめです。
違い②:洗浄ノズルの構造
2機種では、洗浄ノズルの構造も異なります。
| 機種 | 洗浄ノズル |
|---|---|
| NP-45MS9S | 3Dプラネットアームノズル |
| NP-45RS9S | ブーメラン型ノズル |
NP-45MS9Sは、3Dプラネットアームノズルを搭載しています。
立体的な水流で庫内の食器を洗う構造で、洗浄機能の充実度を重視する人に向いています。
一方、NP-45RS9Sはブーメラン型ノズルを搭載しています。
日常的な食器洗いに必要な機能を備えていますが、洗浄ノズルの構造には違いがあります。
なお、ノズルの種類だけで、すべての食器の洗い上がりに一定の差が出るとは限りません。食器の並べ方や汚れの状態も洗浄結果に影響します。
この違いの結論:3Dプラネットアームノズルを使いたい人にはNP-45MS9Sがおすすめです。
違い③:上カゴと収納できる食器・調理器具
どちらも標準食器40点・約5人分に対応していますが、上カゴの構造や収納しやすい食器に違いがあります。
| 比較項目 | NP-45MS9S | NP-45RS9S |
|---|---|---|
| 上カゴ | ムービングラックプラス | ツインフラップ |
| 長い調理器具 | 最長約40cm | 約33cm以下 |
| 大皿 | 通常約24cm・条件により約25cm以下 | 直径約27cmを最大3枚 |
| 標準食器点数 | 40点 | 40点 |
| 人数の目安 | 約5人分 | 約5人分 |
NP-45MS9Sは長い調理器具を収納しやすい
NP-45MS9Sのムービングラックプラスは、食器や調理器具に合わせて上カゴを動かせる構造です。
上カゴの配置を変えることで、下カゴへの食器の出し入れや、長い調理器具の収納がしやすくなります。
最長約40cmのさいばしやおたまなどを洗いたい場合は、NP-45MS9Sが選択肢になります。
NP-45RS9Sは直径約27cmの大皿に対応
NP-45RS9Sは、ツインフラップを採用しています。
食器を入れる際の条件はありますが、直径約27cmの大皿を最大3枚セットできます。
普段使っている大皿が食洗機に入るか気になる人は、購入前に食器の直径と収納条件を確認しましょう。
この違いの結論:長い調理器具や上カゴの可動性を重視するならNP-45MS9S、大皿の収納を重視するならNP-45RS9Sがおすすめです。
違い④:操作部の位置
操作ボタンが付いている位置にも違いがあります。
| 機種 | 操作部 | 特徴 |
|---|---|---|
| NP-45MS9S | 上面操作 | ドアを閉じると操作部が目立ちにくい |
| NP-45RS9S | 前面操作 | 正面から操作部を確認しやすい |
NP-45MS9Sは、ドア上部に操作部があります。ドアを閉じると正面から操作部が見えにくく、キッチンをすっきり見せたい人に向いています。
NP-45RS9Sは前面操作なので、ドアを閉じた状態でも操作部を確認しやすいのが特徴です。
この違いの結論:見た目のすっきり感ならNP-45MS9S、前面での操作・確認を重視するならNP-45RS9Sがおすすめです。
違い⑤:運転コース
NP-45MS9SとNP-45RS9Sでは、特徴的な運転コースが異なります。
| 機種 | 特徴的なコース | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| NP-45MS9S | スピーディコース | 軽い汚れを短時間で洗いたい |
| NP-45RS9S | 少量コース | 少ない食器を洗いたい |
NP-45MS9Sのスピーディコースは、あらかじめ下処理をした食器など、汚れが軽い場合に利用するコースです。
NP-45RS9Sの少量コースは、食器点数が少ない場合に使用します。パナソニックでは、少量コースの目安として21点以下を案内しています。
汚れが軽い場合と食器の点数が少ない場合では、適したコースが異なります。迷った場合は標準コースを選びましょう。
この違いの結論:軽い汚れを短時間で洗いたいならNP-45MS9S、少量の食器を洗う機会が多いならNP-45RS9Sがおすすめです。
違い⑥:運転音はNP-45MS9Sのほうが約2dB小さい
運転音にも違いがあります。
| 機種 | 50Hz | 60Hz |
|---|---|---|
| NP-45MS9S | 約40dB | 約42dB |
| NP-45RS9S | 約42dB | 約44dB |
| 差 | 約2dB | 約2dB |
メーカー公称値では、NP-45MS9Sのほうが50Hz・60Hzともに約2dB小さくなっています。
キッチンとリビングがつながっている家庭や、夜間に使用することが多い家庭では、運転音も確認したいポイントです。
ただし、約2dBの差をどの程度感じるかは、設置環境や周囲の音によって変わります。公称値だけで体感上の静かさを断定することはできません。
この違いの結論:運転音の公称値が小さいモデルを選びたいならNP-45MS9Sがおすすめです。
年間使用水量とランニングコストを比較
毎日食洗機を使用する家庭では、1回あたりの使用水量だけでなく、年間の使用水量も確認しておきたいところです。
ここでは、1日1回、年間365回使用した場合を想定して比較します。
【グラフ②】毎日使用した場合の年間使用水量
1年間の使用水量を比較
1日1回×365日/単位:L(リットル)
エコナビ時の条件では年間約1,277.5Lの差。
※1回あたりのメーカー公称値×365回で計算した試算です。エコナビ時の数値は、毎回約7.5Lで運転したと仮定した参考値であり、実際の年間使用水量を保証するものではありません。
年間でどれくらい水量に差が出る?
| 比較項目 | NP-45MS9S(標準) | NP-45RS9S(標準) |
|---|---|---|
| 1回あたり | 約9L | 約11L |
| 1か月(30回) | 約270L | 約330L |
| 1年間(365回) | 約3,285L | 約4,015L |
標準運転を毎日1回使用する場合、年間の使用水量には約730Lの差が生まれる計算です。
NP-45MS9SのAIエコナビが毎回約7.5Lで働くと仮定すると、NP-45RS9Sの標準運転との差は年間約1,277.5Lになります。
ただし、これは使用水量の公称値をもとにした試算です。実際の年間使用水量は食器の量や汚れ、運転コースなどで変わります。
節水性能だけで本体価格の差を回収できる?
NP-45MS9Sは使用水量を抑えられますが、それだけで購入時の価格差を回収できるとは限りません。
食洗機のランニングコストには、水道・下水道料金だけでなく、電気代、給湯に使うガス代、洗剤代なども関係します。
そのため、今回の年間使用水量の差を、そのまま年間の節約金額として扱うことはできません。
NP-45MS9Sを選ぶ場合は、節水性能に加えて、AIエコナビ、洗浄ノズル、上カゴの使いやすさ、運転音などを含めて判断するのがおすすめです。
一方、これらの追加機能が必要ない場合は、NP-45RS9Sの実売価格も確認し、支払総額で比較するとよいでしょう。
NP-45MS9SとNP-45RS9Sの価格・在庫を比較
購入時には、本体価格だけでなく、設置工事費や既存機器の撤去費用まで確認しましょう。
特にビルトイン食洗機は、販売店によって本体のみの販売と工事費込みの販売があるため、価格を単純に比較できない場合があります。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 本体価格 | 購入時点の実売価格 |
| 在庫 | 希望する型番が購入可能か |
| 設置工事費 | 価格に含まれているか |
| 既存機器の撤去 | 追加料金の有無 |
| 処分費 | 別途必要か |
| ドアパネル | 別売品や追加費用の有無 |
上位モデルが必ず高くなるとは限りません。販売店の在庫やセールによって実売価格が変わるため、購入時点の価格を確認してください。
NP-45MS9Sの価格・在庫を確認
AIエコナビや収納の自由度を重視する人は、NP-45MS9Sの販売価格を確認しましょう。
NP-45RS9Sの価格・在庫を確認
前面操作や少量コースを重視する人は、NP-45RS9Sの販売価格を確認しましょう。
NP-45MS9SとNP-45RS9Sの共通機能
NP-45MS9SとNP-45RS9Sは、食器洗い乾燥機としての基本機能には共通点が多くあります。
どちらも幅45cmのミドルタイプで、標準食器40点・約5人分に対応しています。ストリーム除菌洗浄や低温コースなども共通です。
| 共通項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | 幅45cm・ミドルタイプ |
| 食器容量 | 標準食器40点・約5人分 |
| ドア | ドアパネル型 |
| 除菌洗浄 | ストリーム除菌洗浄 |
| 低温コース | 搭載 |
| 強力コース | 搭載 |
| 予約運転 | 対応 |
| 乾燥機能 | 搭載 |
| ドライキープ | 搭載 |
| 低温排気 | 対応 |
| 電源 | 100V |
標準食器40点・約5人分に対応
どちらも標準食器40点・約5人分に対応しています。
家族分の食器をまとめて洗えますが、深い丼や大きな調理器具を入れる場合は、実際に収納できる食器の点数が少なくなることがあります。
ストリーム除菌洗浄に対応
どちらもストリーム除菌洗浄に対応しています。
高温・高圧の水流を使って食器を洗浄する機能で、日常的な食器洗いに利用できます。
ただし、食器の材質や耐熱温度、食洗機への対応可否は、使用前に確認してください。
低温コースを搭載
どちらも低温コースを搭載しています。
食器の材質に応じた使い分けができますが、低温コースであっても、食洗機非対応の食器を洗えるわけではありません。
強力コース・予約運転にも対応
油汚れなどをしっかり洗いたい場合には強力コースを利用できます。
また、予約運転にも対応しているため、生活時間に合わせて運転することができます。
乾燥・ドライキープを搭載
どちらも乾燥機能とドライキープを搭載しています。
洗浄後すぐに食器を取り出せない場合にも利用できます。
NP-45MS9Sがおすすめの人
NP-45MS9Sは、次のような人におすすめです。
- AIエコナビで節水・省エネしたい人
- 食洗機をほぼ毎日使用する人
- 3Dプラネットアームノズルを使いたい人
- 上カゴを動かして柔軟に収納したい人
- 長いさいばしやおたまを洗いたい人
- 操作部が目立ちにくいデザインを好む人
- 運転音の公称値が小さい機種を選びたい人
- 軽い汚れを短時間で洗いたい人
NP-45MS9Sは、標準使用水量が約9Lで、AIエコナビが働くと約7.5Lとなる場合があります。
洗浄ノズルや上カゴの構造も充実しているため、価格だけでなく、毎日の使いやすさを重視する人に向いています。
節水性・洗浄機能・収納の自由度を重視するなら、NP-45MS9Sを選ぶとよいでしょう。
NP-45RS9Sがおすすめの人
NP-45RS9Sは、次のような人におすすめです。
- 購入時の本体価格をできるだけ抑えたい人
- 前面で操作部を確認したい人
- AIエコナビを必要としない人
- 少ない食器を洗う機会が多い人
- 直径約27cmの大皿をよく使用する人
- 必要な機能を備えたシンプルなモデルを選びたい人
NP-45RS9Sは、前面操作と少量コースを採用したモデルです。
AIエコナビは搭載していませんが、標準食器40点・約5人分の容量や、ストリーム除菌洗浄などの基本機能は備えています。
また、直径約27cmの大皿を最大3枚セットできる点も特徴です。
機能を絞り、購入価格と必要な使いやすさのバランスを重視するなら、NP-45RS9Sが選択肢になります。
交換・設置前に確認したいポイント
NP-45MS9SとNP-45RS9Sは外形寸法がよく似ていますが、現在の食洗機から必ず交換できるとは限りません。
購入前に、次の項目を確認しましょう。
- 現在使用している食洗機の型番
- キッチンの開口寸法
- キャビネットの奥行き
- 給水・排水管の位置
- 電源の位置と電圧
- ドアパネルの対応可否
- 既存機器の撤去・処分費
- 設置工事費
特に、現在使用しているドアパネルをそのまま流用できるかは、既存の食洗機やキッチンの仕様によって異なります。
購入前に現在の型番を販売店や施工店へ伝え、交換可能か確認してください。
ビルトイン食洗機は、本体だけでなく、設置工事費・撤去費・処分費を含めた支払総額で比較することが重要です。
NP-45MS9SとNP-45RS9Sのよくある質問
まとめ|NP-45MS9SとNP-45RS9Sの違い
NP-45MS9SとNP-45RS9Sの違いを比較しました。
最後に、購入判断に関係するポイントをまとめます。
| 重視すること | おすすめ機種 |
|---|---|
| 節水・AIエコナビ | NP-45MS9S |
| 洗浄ノズル | NP-45MS9S |
| 長い調理器具の収納 | NP-45MS9S |
| 運転音の小ささ | NP-45MS9S |
| 前面操作 | NP-45RS9S |
| 少量コース | NP-45RS9S |
| 大皿の収納 | NP-45RS9S |
| 購入価格 | 実売価格と工事費で比較 |
NP-45MS9Sは、標準使用水量約9L、AIエコナビ運転時は約7.5Lとなる場合があり、毎日の節水を重視する人に向いています。
一方、NP-45RS9Sは標準使用水量が約11Lですが、前面操作や少量コースを採用しています。
節水性や機能の充実度を重視するならNP-45MS9S、必要な機能と購入価格のバランスを重視するならNP-45RS9Sを選びましょう。
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パナソニックの食器洗い乾燥機をまとめて比較したい方は「パナソニックの食器洗い乾燥機比較一覧」も参考にしてください。その他メーカーを含めて探す方は「食器洗い機・食器乾燥機の比較一覧」をご覧ください。
※本記事の仕様・数値はメーカー公表情報をもとにしています。価格・在庫・設置条件は購入前に最新情報をご確認ください。




