リンナイのビルトイン食器洗い乾燥機「RSW-F402C」と「RSW-F403C」は、どちらも約8人分・56点の食器をまとめて洗えるフロントオープン式モデルです。
型番がよく似ているため、「どんな違いがあるの?」「旧モデルでも十分?」「交換するならどっち?」と迷う方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、RSW-F403Cは食器カゴの使いやすさや清潔機能が改良されたモデルです。一方、RSW-F402Cも食器容量や標準使用水量は同じなので、購入価格によっては十分候補になります。
- RSW-F403Cは食器カゴが改良されている
- 節水コースが夜エココースに変更された
- RSW-F403Cはバイタル除菌洗浄を搭載
- RSW-F403Cには銀イオンカートリッジが付属
- RSW-F403Cは高さ調整範囲と排水まわりが改良されている
さらに、標準運転時間や本体の設置高さにも違いがあります。
この記事では、運転時間・高さ調整範囲・標準使用水量をカラー棒グラフで比較しながら、2機種の違いやおすすめの選び方を解説します。
RSW-F402Cがおすすめの人
- 本体と工事費の合計を安く抑えたい人
- 従来の食器カゴでも不便を感じない人
- 必要な性能がそろっていれば旧モデルでもよい人
RSW-F403Cがおすすめの人
- 食器を入れやすいカゴを選びたい人
- 除菌・抗菌機能を重視する人
- 夜エココースを活用したい人
- 設置条件への対応力を重視する人
迷った場合は、機能面で改良されたRSW-F403Cがおすすめです。ただし、工事費を含めた総額で比較してから決めましょう。
RSW-F402CとRSW-F403Cの違いを比較
RSW-F402CとRSW-F403Cの主な違いは、食器カゴ、運転コース、清潔機能、設置条件の5つです。
食器容量や標準使用水量は共通ですが、新しいRSW-F403Cでは日常の使いやすさが改良されています。
主な仕様を比較表にまとめました。
数値で比較すると、RSW-F402Cのほうが標準運転時間は約10分短く、RSW-F403Cは本体高さの調整上限が20mm広がっています。
それでは、5つの違いを順番に見ていきましょう。
違い1:RSW-F403Cは食器カゴが改良されている
最初の違いは、食器カゴの形状です。
RSW-F403Cでは、毎日の食器のセットがしやすいように、食器を支えるツメや小物入れ、可動式ピンが改良されています。
| 食器カゴ | RSW-F402C | RSW-F403C |
|---|---|---|
| 食器を支えるツメ | 従来型 | くの字型のツメ |
| 小物入れ | カトラリーなどに対応 | 軽い容器も囲んで保持 |
| 可動式ピン | 搭載 | 立てた状態で倒れにくい構造 |
深い器を支えやすい「くの字型のツメ」
RSW-F403Cには、深皿やグラタン皿などを支えやすい、くの字型のツメが採用されています。
食器の形状によっては、従来型のカゴでは安定させにくい場合があります。新しいカゴは、このような器を置きやすいように工夫されています。
軽い保存容器も入れやすい小物入れ
RSW-F403Cでは、箸やスプーンなどに加えて、弁当箱や保存容器などの軽い容器も入れやすくなっています。
小物入れが容器を囲む形状なので、洗浄中の水圧で容器が動くのを抑えやすい設計です。
倒れにくく改良された可動式ピン
下カゴの可動式ピンは、倒すことで鍋やフライパンを置くスペースを作れます。
RSW-F403Cでは、ピンを立てているときに倒れにくいように改良されました。
和食器や深い器、保存容器などを日常的に洗うなら、食器カゴが改良されたRSW-F403Cがおすすめです。
違い2:節水コースから夜エココースに変わった
2つ目の違いは、運転コースです。
RSW-F402Cには節水コースがありますが、RSW-F403Cでは夜エココースが採用されています。
| 運転コース | RSW-F402C | RSW-F403C |
|---|---|---|
| 標準 | あり | あり |
| スピーディ | あり | あり |
| 念入り | あり | あり |
| 節水 | あり | なし |
| 夜エコ | なし | あり |
| 乾燥 | あり | あり |
夜エココースは、運転時間を長くすることでヒーターの消費電力を抑えるコースです。就寝中など、洗い終わるまでの時間を急がない場合に向いています。
RSW-F403Cの夜エココースの運転時間は約195分です。
標準運転時間をカラー棒グラフで比較
まずは、2機種の標準運転時間を比べてみましょう。
※60℃給湯時の目安。最長140分を100%として表示。運転条件や設定によって時間は変わります。
標準運転時間は、RSW-F402Cが約130分、RSW-F403Cが約140分で、RSW-F402Cのほうが約10分短い結果です。
ただし、運転時間だけで洗浄力や省エネ性能の優劣が決まるわけではありません。
洗浄コースの内容や清潔機能まで含めて比較することが大切です。
RSW-F403Cの夜エココースはランニングコストを抑えられる
リンナイの所定条件による試算では、RSW-F403Cの1回あたりのランニングコストは次のとおりです。
- 標準コース:約41.2円
- 夜エココース:約38.3円
夜エココースでは、標準コースより1回あたり約2.9円低い計算になります。
仮に毎日1回、365日使用した場合の差額は、年間約1,059円です。
※試算値からの単純計算です。実際の電気代・ガス代・水道代は使用条件や料金契約によって変わります。また、旧モデルとの比較ではありません。
運転時間を急がず、夜間などにまとめて洗いたい人には、RSW-F403Cの夜エココースが便利です。
違い3:RSW-F403Cはバイタル除菌洗浄を搭載
3つ目の違いは、バイタル除菌洗浄の有無です。
| 比較項目 | RSW-F402C | RSW-F403C |
|---|---|---|
| バイタル除菌洗浄 | 非搭載 | 搭載 |
バイタル除菌洗浄は、食器洗い乾燥機専用洗剤に含まれる成分が働きやすい温度に調整して洗浄する機能です。
洗剤の働きを引き出し、油汚れなどを落としやすくするとともに、除菌性能と経済性の両立を図っています。
RSW-F403Cでは、標準コースと夜エココースでこの機能が働きます。
なお、除菌効果はメーカー所定の試験条件によるもので、すべての菌を除菌できるわけではありません。
毎日使用する食器の洗浄力や除菌性能を重視するなら、RSW-F403Cがおすすめです。
違い4:RSW-F403Cには銀イオンカートリッジが付属
4つ目の違いは、銀イオンカートリッジの有無です。
RSW-F403Cには銀イオンカートリッジが付属しており、食器や庫内の清潔性を保つための機能が追加されています。
| 清潔機能 | RSW-F402C | RSW-F403C |
|---|---|---|
| 銀イオンカートリッジ | 標準付属なし | 標準付属 |
洗浄から高温水すすぎの工程で銀イオンが溶け出し、食器や水槽内に抗菌作用を持つコートを形成します。
これにより、食器や庫内での菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
銀イオンカートリッジは消耗品です。交換時期の目安は、毎日2回、標準コースを使用する場合で約2年とされています。
交換費用がかかる点も考慮しましょう。
バイタル除菌洗浄との違い
- バイタル除菌洗浄:洗剤が働きやすい温度で洗浄する機能
- 銀イオンカートリッジ:銀イオンの働きで菌の繁殖を抑える機能
2つの機能は役割が異なります。RSW-F403Cでは、それぞれの機能を組み合わせて清潔性を高めています。
違い5:RSW-F403Cは設置高さと排水まわりが改良された
5つ目の違いは、本体の高さ調整範囲です。
両モデルとも幅448mm、奥行564mmですが、高さの調整上限が異なります。
| 設置関連 | RSW-F402C | RSW-F403C |
|---|---|---|
| 本体幅 | 448mm | 448mm |
| 本体奥行 | 564mm | 564mm |
| 高さ調整範囲 | 755~855mm | 755~875mm |
| 排水ホース延長キット | 専用キットの案内なし | 別売品に対応 |
高さ調整範囲の上限をカラー棒グラフで比較
※調整上限875mmを100%として表示。両モデルの調整下限は755mmです。グラフは設置可能な高さの範囲全体を示すものではありません。
RSW-F402Cの高さ調整上限は855mmですが、RSW-F403Cは875mmです。
つまり、RSW-F403Cでは高さの調整上限が20mm広がっています。
また、RSW-F403Cでは別売の排水ホース延長キットに対応しており、排水配管の取り回しに配慮されています。
ただし、同じ幅45cmのフロントオープン式であっても、キッチンの構造や配管位置などによっては交換できない場合があります。
- 既存の食洗機のメーカーと型番
- キッチンの開口寸法と設置高さ
- 給排水管や電源の位置
- 追加の配管工事や部材が必要か
購入前に設置業者へ確認し、工事費を含めた見積もりを取ることをおすすめします。
RSW-F402CとRSW-F403Cの共通点
RSW-F402CとRSW-F403Cは、使いやすさや清潔機能に違いがありますが、基本的な食器容量や洗浄方式は共通しています。
主な共通点は次のとおりです。
- 食器容量は約8人分・56点
- 庫内容積は66L
- 上下2段の食器カゴ
- 上下2段の回転ノズルで洗浄
- 標準使用水量は約12L
- 幅45cmのフロントオープン式
- からっとキープを搭載
- 予約運転に対応
- 乾燥のみの運転にも対応
標準使用水量はどちらも約12L
両モデルの標準使用水量は、1回あたり約12Lです。
新モデルのRSW-F403Cになっても、標準使用水量の公称値は変わっていません。
標準使用水量をカラー棒グラフで比較
※両モデルの標準使用水量。12Lを100%として表示。実際の水量は運転条件などによって異なります。
グラフを見ると、2機種の標準使用水量が同じであることがわかります。
つまり、標準使用水量だけを理由に新モデルへ買い替える必要性は高くありません。
ただし、運転コースによって消費する電気・ガス・水の量は異なるため、省エネ性能を判断するときは使用するコースも確認しましょう。
食器容量は約8人分・56点で共通
RSW-F402CとRSW-F403Cは、どちらも食器56点、約8人分に対応しています。
庫内容積も66Lで変わりません。
朝食と夕食で使用した食器をまとめたり、鍋やフライパンなどの調理器具を入れたりしやすい大容量モデルです。
RSW-F403Cは食器カゴが改良されていますが、収納できる食器点数そのものが増えたわけではありません。
上下2段の食器カゴと回転ノズルを採用
両モデルとも上下2段の食器カゴを採用しています。
上カゴと下カゴを手前に引き出して食器をセットできるため、庫内のスペースを使いやすい構造です。
また、上下2段の回転ノズルから水流を噴射し、食器を洗浄します。
からっとキープや予約運転にも対応
両モデルには、乾燥運転後に送風を行う「からっとキープ」が搭載されています。
乾燥後の庫内の湿気やにおいを抑え、食器を取り出すまでの状態を保ちやすくする機能です。
さらに予約運転にも対応しているので、生活時間に合わせて洗浄を開始できます。
RSW-F402CとRSW-F403Cの価格・在庫の違い
RSW-F402Cは旧モデル、RSW-F403Cは後継モデルです。
ただし、旧モデルのRSW-F402Cが必ず安いとは限りません。
販売店の在庫状況や工事込みセットの有無によって、購入総額が変わります。
| 比較項目 | RSW-F402C | RSW-F403C |
|---|---|---|
| モデル区分 | 旧モデル | 後継モデル |
| 販売状況 | 在庫状況の確認が必要 | 販売店で確認 |
| 本体価格 | 店舗により異なる | 店舗により異なる |
| 工事費 | 設置条件による | 設置条件による |
本体価格だけでなく工事費込みの総額を比較する
ビルトイン食洗機を交換する場合、本体価格のほかに設置工事費が必要です。
購入前には、次の項目を確認しましょう。
- 食洗機本体の販売価格
- 標準取付工事費
- 既存機器の取り外し費用
- 古い食洗機の処分費用
- 給排水管や電源の追加工事費
- 延長保証の料金
本体価格が安くても、追加工事が必要になると総額が高くなる場合があります。
特に旧モデルを購入するときは、在庫の状態や設置工事への対応も確認してください。
RSW-F402CとRSW-F403Cの価格差が小さいなら、使いやすさや清潔機能が充実したRSW-F403Cがおすすめです。
一方、RSW-F402Cを工事費込みで大幅に安く購入でき、設置条件にも問題がなければ、旧モデルを選ぶメリットがあります。
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RSW-F402CとRSW-F403Cはどっちがおすすめ?
どちらを選ぶか迷った場合は、購入予算と清潔機能、食器の入れやすさを基準にすると判断しやすくなります。
RSW-F402Cがおすすめの人
- 工事費を含めた購入総額を抑えたい人
- 従来の食器カゴでも十分な人
- 基本的な食器容量や洗浄性能を重視する人
- 条件のよい在庫品を見つけた人
RSW-F402Cは旧モデルですが、約8人分・56点の食器容量や標準使用水量は新モデルと同じです。
そのため、食器カゴの改良や新しい清潔機能が必要なければ、十分候補になります。
ただし、長く使用する設備なので、価格だけでなく、在庫状態や修理・部品対応も購入前に確認しましょう。
RSW-F403Cがおすすめの人
- 食器をセットしやすいモデルが欲しい人
- 除菌・抗菌機能を重視する人
- 夜エココースを使用したい人
- 設置条件への対応力を重視する人
- これから長期間使用する食洗機を選びたい人
RSW-F403Cは、食器カゴの改良、バイタル除菌洗浄、銀イオンカートリッジなど、毎日使ううえで役立つ機能が充実しています。
標準運転時間は旧モデルより約10分長くなっていますが、洗浄コースや清潔機能まで含めて判断すると、RSW-F403Cは選びやすいモデルです。
購入費用をできるだけ抑えたいならRSW-F402C。
食器の入れやすさや清潔機能を重視するならRSW-F403C。
価格差が大きくなければ、機能面で改良されたRSW-F403Cをおすすめします。
RSW-F402CとRSW-F403Cについてよくある質問
食器カゴの改良と清潔機能の充実です。RSW-F403Cには、バイタル除菌洗浄や銀イオンカートリッジが採用されています。
標準使用水量はどちらも約12Lで同じです。ただし、運転コースによって水量や消費エネルギーは変わる場合があります。
いいえ。どちらも約8人分・56点、庫内容積66Lです。新モデルではカゴの形状が改良されていますが、食器容量の公称値は変わりません。
設置条件が適合すれば交換できる場合があります。ただし、高さ調整範囲や配管位置などの確認が必要です。購入前に設置業者へ相談してください。
運転時間を長くすることで消費電力を抑えるコースです。就寝中など、洗い終わるまでの時間を急がないときに向いています。
必要な機能がそろい、未使用品など状態のよい製品を適切な工事条件で購入できるなら候補になります。ただし、在庫やメーカーの修理・部品対応について確認してから選びましょう。
まとめ|RSW-F402CとRSW-F403Cは使いやすさと清潔機能で選ぼう
RSW-F402CとRSW-F403Cの違いを比較しました。
主な違いは、次の5つです。
- RSW-F403Cは食器カゴが改良されている
- 節水コースから夜エココースに変更された
- RSW-F403Cはバイタル除菌洗浄を搭載
- RSW-F403Cには銀イオンカートリッジが付属
- RSW-F403Cは高さ調整範囲と排水まわりが改良されている
標準運転時間はRSW-F402Cが約130分、RSW-F403Cが約140分です。
一方、標準使用水量はどちらも約12L、食器容量も約8人分・56点で共通しています。
費用を抑えたいならRSW-F402C、使いやすさや清潔機能を重視するならRSW-F403Cがおすすめです。
ビルトイン食洗機は長く使用する設備なので、購入前には工事費込みの総額と設置条件をしっかり確認しましょう。
RSW-F402C
シルバー
ブラック
RSW-F403C
シルバー
ブラック
参考にした公式資料
リンナイの食器洗い乾燥機をまとめて比較したい方は「リンナイの食器洗い乾燥機比較一覧」も参考にしてください。その他メーカーを含めて探す方は「食器洗い機・食器乾燥機の比較一覧」をご覧ください。
