シャープの除湿機、CV-PH140とCV-SH150の違いを比較して、ご紹介しています。
これらのモデルはどちらも高性能な除湿機ですが、いくつかのポイントで異なります。
除湿能力や電気代、衣類乾燥時間などの違いを理解して、自分に最適なモデルを選びましょう。
ここでは、両モデルの特徴を比較し、どちらがあなたに合っているかを解説します。
それでは比較して見ていきましょう。
シャープのCV-PH140とCV-SH150の違いを比較
シャープの除湿機、CV-PH140とCV-SH150を比較すると定格除湿能力や衣類乾燥時間、消費電力などに違いがあります。
違いのある項目を下記の表にピックアップしてみました。
CV-PH140 | CV-SH150 | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
定格除湿能力 | 60Hz:13L/日 | 50Hz:11L/日60Hz:13L/日 | 50Hz:12L/日
最大除湿能力 | 60Hz:14L/日 | 50Hz:12L/日60Hz:15L/日 | 50Hz:13L/日
除湿可能面積の目安 (木造~コンクリート住宅) | 60Hz:16~33畳 | 50H::14~28畳60Hz:16~33畳 | 50Hz:15~30畳
衣類乾燥時間 (2kg) | 冬季:約80分 | 梅雨:約64分冬季:約75分 | 梅雨:約57分
衣類乾燥電気代目安 (1回) | 冬季:約28円 | 梅雨:約23円冬季:約26円 | 梅雨:約22円
消費電力 (50Hz/60Hz) | 除湿:275W/295W 衣類消臭:45W/45W | 衣類乾燥:660W/695W除湿:305W/305W 衣類消臭:45W/45W | 衣類乾燥:695W/715W
1時間あたり電気代目安 (50Hz/60Hz) | 除湿:約8.5円/約9.1円 衣類消臭:約1.4円/約1.4円 | 衣類乾燥:約20円/約22円除湿:約9.5円/約9.5円 衣類消臭:約1.4円/約1.4円 | 衣類乾燥:約22円/約22円
運転音 (50Hz/60Hz) | 衣類乾燥:音控えめ39/39dB 除湿:標準51/51dB 除湿:音控えめ39/39dB 衣類消臭:標準53/53dB 衣類消臭:音控えめ34/34dB | 衣類乾燥:速乾・標準51/51dB衣類乾燥:音控えめ37/37dB 除湿:標準49/49dB 除湿:音控えめ37/37dB 衣類消臭:標準53/53dB 衣類消臭:音控えめ34/34dB | 衣類乾燥:速乾・標準49/49dB
発売時期 | 2022年3月 | 2024年3月 |
Amazon | 40,480円 Amazonで最新価格を調べる | 42,800円 Amazonで最新価格を調べる |
楽天市場 | 40,271円 楽天で最新価格を調べる | 40,920円 楽天で最新価格を調べる |
※ 価格は2025年7月31日の価格です。電気代目安は単価31円/kWh(税込)で算出してます。
それでは主な違いについて見ていきましょう。
定格除湿能力・最大除湿能力
定格除湿能力はCV-PH140が「50Hz:11L/日・60Hz:13L/日」で、CV-SH150は「50Hz:12L/日・60Hz:13L/日」となります。
また最大除湿能力はCV-PH140が「50Hz:12L/日・60Hz:14L/日」で、CV-SH150は「50Hz:13L/日・60Hz:15L/日」となってます。
このように除湿能力はCV-SH150のほうが東日本で50Hzの地域にて定格除湿能力がやや高く、最大除湿能力も1L/日ほど優れています。湿度の高い季節や広い部屋でより効果的に除湿できます。
除湿可能面積の目安
除湿可能面積の目安(木造~コンクリート住宅)はCV-PH140が「50Hz:14~28畳・60Hz:16~33畳」で、CV-SH150は「50Hz:15~30畳・60Hz:16~33畳」となってます。
このようにCV-SH150は東日本で50Hzの地域において、より広い面積をカバーでき、広めの部屋やリビングにも適しています。
衣類乾燥時間
衣類乾燥時間(2kg)はCV-PH140が「梅雨時:約64分・冬季:約80分」で、CV-SH150は「梅雨時:約57分・冬季:約75分」となって、CV-SH150のほうが少し早く乾燥します。
消費電力・衣類乾燥1回あたりの電気代目安
消費電力の衣類乾燥はCV-PH140が「660W(50Hz) / 695W(60Hz)」で、CV-SH150は「695W(50Hz) / 715W(60Hz)」となります。
また除湿はCV-PH140が「275W(50Hz) / 295W(60Hz)」で、CV-SH150は「305W(50Hz・60Hz)」となってます。
このようにCV-PH140のほうが、消費電力は若干少なくなっています。
ただし衣類乾燥1回あたりの電気代目安はCV-PH140が「梅雨時:約23円・冬季:約28円」で、CV-SH150は「梅雨時:約22円・冬季:約26円」となるので、CV-SH150-Wのほうが衣類乾燥1回あたりの電気代目安は少し安くなってます。
おすすめ
おすすめは下記のようになります。
CV-PH140
- 衣類乾燥や除湿にて1時間あたりの電気代目安は安いほうにしたい
- 購入コストをおさえたい(※)
CV-SH150
- 少しでも除湿能力が高いほうにしたい
- 衣類乾燥時間は早い方が良い
- 衣類乾燥1回あたりの電気代目安は少しでも安いほうにしたい
- 衣類乾燥や除湿の運転音が少しでも低い方がいい
(※) 価格は変動するので購入時にご確認ください。
CV-PH140
CV-SH150
共通する機能と特徴
どちらのモデルも優れた性能を持っていますが、共通する特徴もあります。これらの機能により、1年中快適に除湿と衣類乾燥ができます。
ハイブリッド方式で1年中パワフル除湿
CV-PH140およびCV-SH150は、コンプレッサー方式とデシカント方式をバランスよく組み合わせたハイブリッド方式を採用しています。
この技術により、季節に応じて最適な除湿を提供します。夏場の高湿度な時期にはコンプレッサー方式で効率的に除湿を行い、冬場の乾燥した空気でもデシカント方式を併用して除湿性能を発揮。
これにより、1年を通じて常にパワフルで安定した除湿が可能になり、どの季節でも快適な空間を保つことができます。
このように、コンプレッサー方式とデシカント方式の両方のメリットを活かして、季節を問わず優れた除湿性能を発揮します。
自動運転で衣類乾燥も除湿も効率的に
CV-PH140およびCV-SH150は、「衣類乾燥 エコ自動モード」や「除湿 エコ自動モード」を搭載しており、これにより無駄な電力消費を抑え、効率的に運転します。
エコ自動モードでは、部屋の湿度や衣類の状態に合わせて自動で最適な運転を選択し、乾燥時間や除湿能力を調整します。これにより、電気代を節約しながら、常に効率的に衣類乾燥や除湿が行えます。
特に長時間使用する場合でも、エネルギーの無駄を省き、環境にも優しい運転が可能です。この機能により、手間なく最適な運転が行われるため、ユーザーは安心して使うことができます。
プラズマクラスター25000で清潔衣類乾燥
CV-PH140およびCV-SH150は、プラズマクラスター25000技術を搭載しており、衣類乾燥時に空気中の細菌やカビの繁殖を抑制し、清潔な空気で乾燥を行います。
この技術は、強力なプラズマクラスターイオンを放出し、衣類や乾燥空間の空気を浄化することで、衣類に付着するイヤな臭いや湿気を取り除きます。
広角ワイドルーバーで様々な干し方に対応
広角ワイドルーバーを搭載しており、これにより風の吹き出し角度が広がり、衣類が均等に乾燥するため、干し方の自由度が大きく広がります。
この広角の風を活かすことで、複数の衣類を同時に乾燥してもムラなく乾かし、特に一度に大量の衣類を干す場合にも非常に効果的です。
さらに、ルーバーの角度を調整することができるため、衣類を上下や横に干した際にも、最適な風の流れを作り出し、効率的に乾燥させることができます。
24時間連続排水も可能
本体に市販で内径15mmのホースをつなげば連続排水が可能になるので、長時間の運転でも排水の手間がなく便利です。
仕様
プラズマクラスター適用床面積や内部乾燥の有無、切タイマーなどの仕様については、下記の表のように違いはありません。
CV-PH140 | CV-SH150 | |
---|---|---|
カラー | ホワイト系 | ホワイト系 |
プラズマクラスター 適用床面積 | 約12畳 | 約12畳 |
スイングルーバー | 上下(自動)左右(自動) | 上下(自動)左右(自動) |
内部乾燥 | ||
センサー | 温度/湿度 | 温度/湿度 |
現在湿度表示(目安) | ||
満水サイン | ||
切タイマー | 1~9時間 | 1~9時間 |
キャスター | 4輪(横移動のみ) | 4輪(横移動のみ) |
フィルター | ホコリブロックプレフィルター | ホコリブロックプレフィルター |
チャイルドロック | ||
排水タンク容量 | 約3.6L (ハンドル付) | 約3.6L (ハンドル付) |
連続排水 | 市販ホース(内径15mm)必要 | 市販ホース(内径15mm)必要 |
使用可能温度 | 1~38℃ | 1~38℃ |
幅×奥行×高さ | 365×235×645mm | 365×235×645mm |
質量 | 約15.0kg | 約15.0kg |
あとがき
シャープの除湿機、CV-PH140とCV-SH150の違いを比較しましたが、いかがでしたでしょうか。
これらから選ばれる場合は、個人的には衣類乾燥時間が少し短くなっている、CV-SH150が良いのではないかと…