シャープのドラム式洗濯乾燥機「ES-12X2」と「ES-12P2」の違いを比較します。
どちらも洗濯12kg・乾燥6kgの大容量モデルですが、乾燥方式やお手入れ機能、省エネ性能などに違いがあります。
この記事では、メーカー公式の数値をもとに、電気代・水道代・運転時間・運転音をグラフで比較。年間ランニングコストも独自に計算し、どちらを選べばよいか解説します。
- 乾燥方式が違う
- 乾燥フィルター自動お掃除の有無
- 搭載する洗濯・乾燥コース
- 省エネ・節水・時短性能
- 本体カラー
- 運転音と本体質量
先に結論をお伝えすると、乾燥の仕上がりやお手入れのラクさ、省エネ性能を重視するならES-12X2がおすすめです。
一方、基本機能と購入価格のバランスを重視するなら、ES-12P2も有力な選択肢になります。
まずは、両機種の価格と在庫を確認してみましょう。
ES-12X2とES-12P2の違いを比較
ES-12X2とES-12P2の違いを比較表にまとめました。
特に注目したいのは、乾燥方式・乾燥フィルター自動お掃除・省エネ性能の3点です。
ES-12X2は、乾燥の仕上がり、お手入れ機能、省エネ・節水・時短性能が充実しています。
ES-12P2は乾燥フィルター自動お掃除などを省いたモデルですが、12kg・6kgの容量や主要な洗浄機能は共通しています。
ES-12X2とES-12P2の違いは6つ
ここからは、6つの違いを詳しく解説します。
省エネ・節水・時短性能と運転音については、メーカー公式の数値をグラフにして比較します。
違い① 乾燥方式はES-12X2が「ふわカラハイブリッド乾燥」
最も大きな違いのひとつが乾燥方式です。
| 機種 | 乾燥方式 |
|---|---|
| ES-12X2 | ふわカラハイブリッド乾燥 |
| ES-12P2 | エコわざヒートポンプ乾燥 |
ES-12X2の「ふわカラハイブリッド乾燥」は、ヒートポンプ乾燥とサポートヒーターを組み合わせた方式です。
衣類をふんわり仕上げながら、パーカーやズボンのポケットなど、乾きにくい部分の乾燥ムラを抑えることにも配慮されています。
一方、ES-12P2の「エコわざヒートポンプ乾燥」は、低温で衣類にやさしく乾燥する方式です。
ES-12P2もヒートポンプ乾燥を搭載しているため、乾燥方式そのものを省いたモデルではありません。
乾燥の仕上がりや乾きムラを重視するならES-12X2、ヒートポンプ乾燥を搭載していれば十分と考えるならES-12P2が候補になります。
違い② ES-12X2は乾燥フィルター自動お掃除を搭載
お手入れのしやすさにも違いがあります。
| お手入れ機能 | ES-12X2 | ES-12P2 |
|---|---|---|
| 乾燥フィルター自動お掃除 | ○ | - |
| 乾燥ダクト自動お掃除 | ○ | ○ |
| 洗濯槽自動お掃除 | ○ | ○ |
| ドアパッキン自動洗浄 | ○ | ○ |
ES-12X2は、乾燥フィルターにたまるホコリを自動でダストボックスに集めます。
そのため、乾燥フィルターのお手入れの負担を減らせます。
ただし、自動お掃除はメンテナンスが完全に不要になる機能ではありません。ダストボックスなどの定期的なお手入れは必要です。
乾燥を毎日のように使う家庭なら、フィルター掃除の手間を減らせるES-12X2の利点を実感しやすいでしょう。
違い③ 搭載している洗濯・乾燥コースが違う
両機種は、標準コース以外に用意されている洗濯・乾燥コースも異なります。
| 主なコース | ES-12X2 | ES-12P2 |
|---|---|---|
| 温水極め洗い | ○ | - |
| タオルケア | ○ | - |
| 洗乾80分 | ○ | - |
| サッと予洗い | - | ○ |
| ガンコ汚れ | - | ○ |
| 時短 | - | ○ |
ES-12X2は、温水を活用して頑固な汚れに対応する「温水極め洗い」や、タオルの仕上がりに配慮した「タオルケア」などを搭載しています。
また、3kgの衣類を洗濯から乾燥まで約80分で仕上げる「洗乾80分」も利用できます。
一方、ES-12P2には「サッと予洗い」「ガンコ汚れ」「時短」など、日常的な汚れや時間を意識したコースが用意されています。
なお、洗乾80分は3kg時の専用コースです。次に紹介する6kg時の標準運転時間とは条件が異なります。
違い④ ES-12X2の方が省エネ・節水・時短
ここでは、メーカー公式の数値をグラフにして比較します。
比較条件は、洗濯~乾燥6kgの標準運転です。
グラフ① 洗濯~乾燥の消費電力量
洗濯~乾燥6kg/単位:Wh/少ないほど省エネ
※0Whを起点に、700Whを100%として表示。
ES-12X2の消費電力量は590Wh、ES-12P2は700Whです。
1回あたり110Whの差があり、ES-12P2を基準にすると、ES-12X2は約15.7%少ない計算になります。
洗濯から乾燥まで頻繁に使う家庭では、この違いが電気代の差につながります。
グラフ② 洗濯~乾燥の使用水量
洗濯~乾燥6kg/単位:L/少ないほど節水
※0Lを起点に、54Lを100%として表示。
ES-12X2の方が、1回あたり5L少ない水量で洗濯~乾燥できます。
毎日1回使用した場合、年間の使用水量の差は次の通りです。
5L × 365回 = 年間1,825Lの差
約1.8㎥に相当するため、洗濯から乾燥まで毎日使う場合は節水面でもES-12X2が有利です。
グラフ③ 洗濯~乾燥の運転時間
洗濯~乾燥6kg/単位:分
※標準運転時の目安。衣類の量や使用環境などによって変わります。
ES-12X2は約150分、ES-12P2は約160分です。
ES-12X2の方が約10分短く、洗濯から乾燥まで約2時間30分で仕上がる目安です。
グラフ④ 洗濯のみの運転時間
乾燥機能を使わず、洗濯だけを行う場合も比較してみましょう。
洗濯12kg/単位:分
洗濯のみの場合も、ES-12X2は約7分短くなっています。
さらに、洗濯時の使用水量は77Lと83L、消費電力量は65Whと75Whです。
| 洗濯12kg | ES-12X2 | ES-12P2 |
|---|---|---|
| 使用水量 | 77L | 83L |
| 消費電力量 | 65Wh | 75Wh |
| 目安時間 | 約35分 | 約42分 |
洗濯のみの場合も、洗濯から乾燥まで使う場合も、メーカー公表の標準運転条件ではES-12X2の方が使用水量・消費電力量・運転時間を抑えています。
特に乾燥まで日常的に使用する家庭では、後ほど紹介する年間ランニングコストも確認しておきましょう。
違い⑤ ES-12X2はマットホワイトも選べる
| カラー | ES-12X2 | ES-12P2 |
|---|---|---|
| グレイングレー | ○ | ○ |
| マットホワイト | ○ | - |
ES-12X2はグレイングレーとマットホワイトの2色から選べます。
一方、ES-12P2はグレイングレーのみです。
白を基調とした洗面所やランドリールームに合わせたい場合は、マットホワイトを選べるES-12X2が候補になります。
違い⑥ ES-12P2は洗い時の運転音が低く、約2kg軽い
運転音を比較すると、洗い時はES-12P2の方が低い数値です。
グラフ⑤ 洗い時の運転音
単位:dB/メーカー公表値
※dBは対数尺度のため、棒の長さが体感音量の比率を示すわけではありません。
| 比較項目 | ES-12X2 | ES-12P2 |
|---|---|---|
| 洗い時 | 32dB | 26dB |
| 脱水時 | 39dB | 39dB |
| 乾燥時 | 42dB | 42dB |
| 本体質量 | 約80kg | 約78kg |
ES-12P2は洗い時の運転音が6dB低くなっています。
ただし、脱水時は39dB、乾燥時は42dBで共通です。すべての運転でES-12P2の方が静かなわけではありません。
本体質量はES-12P2が約78kgで、ES-12X2より約2kg軽くなっています。
ES-12X2とES-12P2の年間電気代・水道代を比較
ここからは、メーカーが公表している1回あたりの電気代・水道代をもとに、年間ランニングコストを比較します。
洗濯~乾燥6kgを1日1回使用した場合、どの程度の差が生まれるのでしょうか。
1回あたりのランニングコスト
| 洗濯~乾燥6kg | ES-12X2 | ES-12P2 |
|---|---|---|
| 電気代 | 約18.3円 | 約21.7円 |
| 水道代 | 約12.8円 | 約14.1円 |
| 合計 | 約31.1円 | 約35.8円 |
ES-12X2の方が1回あたり約4.7円安い計算です。
この差額を使用回数に掛けて、年間コストを比較します。
グラフ⑥ 年間ランニングコスト
洗濯~乾燥6kgを1日1回・年間365回使用した場合
※メーカー公表の1回あたりの料金を365倍して算出。円単位で四捨五入。
毎日1回洗濯~乾燥した場合、ES-12X2の方が年間約1,716円の電気代・水道代を抑えられる計算です。
ただし、実際のコストは洗濯物の量、使用環境、契約している電気・水道料金などによって異なります。
使用頻度による年間コスト差
毎日使用しない場合も比較してみましょう。
| 使用頻度 | 年間使用回数 | 年間の差額 |
|---|---|---|
| 週3回 | 156回 | 約733円 |
| 週5回 | 260回 | 約1,222円 |
| 毎日1回 | 365回 | 約1,716円 |
使用頻度が高くなるほど、ES-12X2の省エネ・節水性能によるコスト差は大きくなります。
なお、週3回・週5回の年間使用回数は52週として計算しています。
本体価格の差額をランニングコストで回収できる?
ここで重要なのは、購入時の価格差です。
仮にES-12X2の方が5万円高い場合、年間約1,716円のランニングコスト差だけで回収するには、単純計算で約29年かかります。
| 仮の本体価格差 | 回収するまでの期間 |
|---|---|
| 10,000円 | 約5.8年 |
| 20,000円 | 約11.7年 |
| 30,000円 | 約17.5年 |
| 50,000円 | 約29.1年 |
※本体価格差は説明用の仮定です。洗濯~乾燥を年間365回行い、年間コスト差が一定とした単純試算です。修理費・維持費・将来の料金変動などは含みません。
ES-12X2は省エネ・節水性能に優れていますが、ランニングコストの差だけで高額な本体価格差を回収できるとは限りません。
「ふわカラハイブリッド乾燥」「乾燥フィルター自動お掃除」「温水極め洗い」などの機能に、どれだけ価値を感じるかも含めて比較しましょう。
※電気代は31円/kWh、水道代は上下水道合計262円/㎥のメーカー公表目安単価を使用。年間料金はメーカー公表の1回あたりの目安料金をもとに算出しています。
参考:ES-12X2公式仕様・コスト/ES-12P2公式仕様・コスト
ES-12X2とES-12P2の価格・在庫を比較
ES-12X2とES-12P2はオープン価格のため、販売店や購入時期によって実売価格が変わります。
ES-12P2が必ず安いとは限らないので、購入時には両機種の実売価格を確認しましょう。
価格差が小さい場合は、乾燥機能・お手入れ機能・省エネ性能が充実したES-12X2を選びやすくなります。
一方、ES-12P2が十分安い場合は、基本機能を確保しながら購入費用を抑える方法もあります。
型番だけでなく、左開き・右開き、カラー、設置工事費、古い洗濯機の引き取り費用も含めて比較するのがポイントです。
ES-12X2の価格・在庫
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ES-12P2の価格・在庫
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ES-12X2とES-12P2の共通点
両機種は乾燥方式やお手入れ機能などが違いますが、基本性能には多くの共通点があります。
洗濯・脱水容量は12kg、乾燥容量は6kgで、バブルジェット洗浄や液体洗剤・柔軟剤自動投入も共通です。
主な共通機能
- 洗濯・脱水容量12kg/乾燥容量6kg
- バブルジェット洗浄
- マイクロ高圧シャワー
- 高圧シャワーすすぎ
- 液体洗剤・柔軟剤自動投入
- 7つのエコセンサー
- 無排気乾燥
- プラズマクラスター除菌乾燥
- 乾燥ダクト自動お掃除
- 洗濯槽自動お掃除
- ドアパッキン自動洗浄
- COCORO WASH対応
- ダイレクトタッチナビ
- DDインバーター
本体サイズと設置条件も共通
| 仕様 | ES-12X2 | ES-12P2 |
|---|---|---|
| ボディ幅 | 596mm | 596mm |
| 外形寸法 | 640×719×1,120mm | 640×719×1,120mm |
| 防水パン内寸奥行 | 540mm以上 | 540mm以上 |
外形寸法は両機種とも同じです。
ただし、設置前には防水パンだけでなく、蛇口の位置、壁との距離、ドアの開閉スペース、搬入経路なども確認してください。
ES-12X2がおすすめの人
ES-12X2は、乾燥機能を日常的に使い、仕上がりやお手入れのラクさまで重視する方に向いています。
- 洗濯から乾燥まで毎日のように使う
- 乾きムラや乾燥の仕上がりを重視する
- 乾燥フィルター掃除の負担を減らしたい
- 電気代・水道代を抑えたい
- 温水極め洗いやタオルケアを使いたい
- マットホワイトを選びたい
特に「ふわカラハイブリッド乾燥」と「乾燥フィルター自動お掃除」は、ES-12X2を選ぶ大きな理由になります。
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ES-12P2がおすすめの人
ES-12P2は、洗濯12kg・乾燥6kgの大容量と主要な洗浄機能を確保しながら、購入価格とのバランスを重視する方に向いています。
- 12kg・6kgの容量があれば十分
- ヒートポンプ乾燥を使いたい
- 乾燥フィルター自動お掃除がなくてもよい
- サッと予洗いやガンコ汚れコースを使いたい
- 洗い時の運転音が低い機種を選びたい
- 実売価格の安さを重視したい
ES-12P2にも、バブルジェット洗浄や自動投入、ヒートポンプ乾燥などの主要機能は搭載されています。
ES-12X2との購入価格差が大きい場合は、ES-12P2を選んで初期費用を抑えるのもよいでしょう。
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ES-12X2とES-12P2についてよくある質問
購入前に気になりやすい疑問をまとめました。
関連するシャープのドラム式洗濯乾燥機比較
型落ちモデルやほかの容量のモデルとも比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
まとめ|ES-12X2とES-12P2の違いは6つ!
ES-12X2とES-12P2の違いを、メーカー公式の数値やグラフを使って比較しました。
両機種は洗濯12kg・乾燥6kgの大容量モデルですが、乾燥方式やお手入れ機能、省エネ性能などに違いがあります。
- ES-12X2はふわカラハイブリッド乾燥
- ES-12X2は乾燥フィルター自動お掃除を搭載
- 搭載する洗濯・乾燥コースが違う
- ES-12X2は省エネ・節水・時短性能が高い
- ES-12X2はマットホワイトも選べる
- ES-12P2は洗い時の運転音が低く、約2kg軽い
省エネ性能については、洗濯~乾燥6kg時の消費電力量が590Whと700Whで、ES-12X2の方が約15.7%少なくなっています。
毎日1回洗濯~乾燥する場合、年間の電気代・水道代には約1,716円の差が生まれる計算です。
ES-12X2:乾燥の仕上がり・お手入れのラクさ・省エネ性能を重視する人向け。
ES-12P2:主要機能を確保しつつ、購入価格とのバランスを重視する人向け。
本体価格差が大きい場合、省エネ性能だけで差額を回収することは難しいため、必要な機能と購入価格をあわせて判断しましょう。
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※本記事の仕様・数値はメーカー公表情報をもとにしています。年間コストや節約額は当サイトの試算であり、実際の使用環境や料金によって異なります。
