ソニーの4K液晶テレビ「BRAVIA 7 II(XR70M2シリーズ)」と、旧モデル「BRAVIA 7(XR70シリーズ)」の違いを比較します。
結論からいうと、XR70M2はRGB Mini LEDを採用し、色再現・視野角・超解像処理など画質面が大きく進化しています。
一方、XR70もMini LEDやプロセッサー「XR」、4K/120fps対応など基本性能は高いため、販売価格によっては旧モデルを選ぶメリットもあります。
【この記事の結論】
- 画質を重視するならXR70M2がおすすめ
- XR70M2は新しいRGB Mini LEDを採用
- XR70M2は斜めから見ても色変化を抑えやすい
- 65V型以上ではXR70M2の音響システムも進化
- XR70M2は年間消費電力量も少ない
- XR70が大幅に安ければ、価格重視ではXR70も有力
XR70M2とXR70の違いは7つ
XR70M2とXR70の主な違いは、次の7つです。
| 比較項目 | XR70M2 | XR70 |
|---|---|---|
| ①バックライト | RGB Mini LED | Mini LED+量子ドット |
| ②色再現 | RGB トリルミナス マックス | XR トリルミナス プロ |
| ③広視野角 | エックス ワイド アングル プロ | - |
| ④超解像 | XR クリアイメージ | XR 4K アップスケーリング |
| ⑤音響 | 65V型以上:アコースティック マルチ オーディオ プラス | アコースティック マルチ オーディオ |
| ⑥スタンド | ミラージュスタンド | 4-Wayスタンド |
| ⑦サイズ・省エネ | 50~98V型・年間消費電力量も低減 | 55~85V型 |
特に大きな違いは、RGB Mini LEDを採用したことによる画質の進化です。
違い① XR70M2はRGB Mini LEDを採用
もっとも大きな違いはバックライトです。
| XR70M2 | RGB Mini LEDバックライト |
|---|---|
| XR70 | Mini LEDバックライト+量子ドット |
XR70M2は、赤(R)・緑(G)・青(B)のLEDをそれぞれ独立して制御するRGB Mini LEDを採用しています。
さらに「RGB バックライト マスタードライブ プロ」によってバックライトを高精度に制御し、色の純度を保ちながら高い輝度を出しやすくなっています。
XR70もMini LEDと量子ドットを採用した高画質モデルですが、バックライトの仕組みそのものが新しくなったのがXR70M2です。
映画やHDR映像の画質を重視するなら、XR70M2の大きなメリットになります。
違い② XR70M2は色再現性能が進化
| XR70M2 | RGB トリルミナス マックス |
|---|---|
| XR70 | XR トリルミナス プロ |
色再現技術も新しくなっています。
XR70M2では「RGB トリルミナス マックス」を搭載。RGB Mini LEDと組み合わせることで、鮮やかな色を高い明るさで表現できるようになっています。
ソニーによると、XR70M2は従来のBRAVIA 7(XR70)と比較して、カラーボリュームが約1.5倍に拡大しています。
赤や緑などの鮮やかな色だけでなく、明るい映像の中でも色が白っぽくなりにくいことが特徴です。
スポーツ、自然番組、映画などを鮮やかな色で楽しみたい人にはXR70M2がおすすめです。
違い③ XR70M2はエックス ワイド アングル プロを搭載
| XR70M2 | エックス ワイド アングル プロ搭載 |
|---|---|
| XR70 | - |
XR70M2には、広い角度から見ても鮮やかな色を保ちやすくする「エックス ワイド アングル プロ」が搭載されています。
XR70の公式仕様では広視野角機能は搭載されていません。
テレビの真正面だけでなく、ソファの端やダイニングなど斜め方向からテレビを見る機会が多い家庭ではXR70M2が使いやすいでしょう。
違い④ XR70M2はXR クリアイメージを搭載
| XR70M2 | XR クリアイメージ |
|---|---|
| XR70 | XR 4K アップスケーリング |
超解像処理にも違いがあります。
XR70M2は「XR クリアイメージ」を搭載し、映像に含まれるノイズなどを抑えながら、精細感のある映像へ描き出します。
地上デジタル放送やネット動画など、必ずしも4K最高画質ではない映像を見る機会が多い場合も、XR70M2の画質処理技術がメリットになります。
なお、どちらも高画質プロセッサーにはプロセッサー「XR」を採用しています。
違い⑤ 65V型以上はXR70M2の音響システムが進化
音響の違いは、画面サイズによって異なるため注意が必要です。
| サイズ | XR70M2 | XR70 |
|---|---|---|
| 55V型 | アコースティック マルチ オーディオ | アコースティック マルチ オーディオ |
| 65V型 | アコースティック マルチ オーディオ プラス | アコースティック マルチ オーディオ |
| 75V型 | アコースティック マルチ オーディオ プラス | アコースティック マルチ オーディオ |
| 85V型 | アコースティック マルチ オーディオ プラス | アコースティック マルチ オーディオ |
XR70は55~85V型のすべてで「アコースティック マルチ オーディオ」を採用しています。
一方、XR70M2では65・75・85V型に「アコースティック マルチ オーディオ プラス」を搭載しています。
65~85V型ではフルレンジスピーカー×2+サブウーファー×2という構成になっており、大画面モデルでは音響面もXR70M2の進化点です。
ただし、55V型のK-55XR70M2とK-55XR70は、どちらもフルレンジ×2+トゥイーター×2、実用最大出力40Wなので、55V型では音響方式を大きな違いとして考える必要はありません。
違い⑥ スタンドの設計が異なる
| XR70M2 | 新設計ミラージュスタンド |
|---|---|
| XR70 | 4-Wayスタンド |
XR70M2では、新設計の「ミラージュスタンド」を採用しています。
配線の露出を抑え、テレビが浮いているように見えるすっきりとしたデザインが特徴です。
一方のXR70は、スタンド外側・内側・サウンドバー設置などに対応する「4-Wayスタンド」を採用しています。
そのため、見た目のすっきり感を重視するならXR70M2、スタンド位置の自由度を重視するならXR70という選び方もできます。
特に55V型では、標準スタイル時の奥行がK-55XR70M2の約20.9cmに対してK-55XR70は約34.5cmなので、テレビ台への設置では違いが大きくなります。
違い⑦ XR70M2はサイズ展開が増え、省エネ性能も向上
サイズ展開は次のようになっています。
| 50V | 55V | 65V | 75V | 85V | 98V | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| XR70M2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| XR70 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
XR70M2では50V型と98V型が加わり、50~98V型まで幅広く選べるようになりました。
さらに、共通サイズでは年間消費電力量も少なくなっています。
| サイズ | XR70M2 | XR70 | 差 |
|---|---|---|---|
| 55V型 | 130kWh/年 | 167kWh/年 | 37kWh/年少ない |
| 65V型 | 131kWh/年 | 177kWh/年 | 46kWh/年少ない |
| 75V型 | 132kWh/年 | 183kWh/年 | 51kWh/年少ない |
| 85V型 | 155kWh/年 | 188kWh/年 | 33kWh/年少ない |
テレビは長期間使う家電なので、消費電力量を抑えたい人にもXR70M2が選びやすくなっています。
XR70M2とXR70の違い比較表
| 項目 | XR70M2 | XR70 |
|---|---|---|
| シリーズ | BRAVIA 7 II | BRAVIA 7 |
| 発売年 | 2026年 | 2024年 |
| バックライト | RGB Mini LED | Mini LED+量子ドット |
| バックライト制御 | RGB バックライト マスタードライブ プロ | XR バックライト マスタードライブ |
| 高画質プロセッサー | プロセッサー「XR」 | プロセッサー「XR」 |
| 超解像 | XR クリアイメージ | XR 4K アップスケーリング |
| 色再現 | RGB トリルミナス マックス | XR トリルミナス プロ |
| 広視野角 | エックス ワイド アングル プロ | - |
| 高輝度技術 | ルミナンス ブースター XR コントラスト ブースター20 | XR コントラスト ブースター20 |
| 倍速 | 倍速駆動パネル XR モーション クラリティー | 倍速駆動パネル XR モーション クラリティー |
| 音響 | 65V型以上:アコースティック マルチ オーディオ プラス 50・55V型:アコースティック マルチ オーディオ | アコースティック マルチ オーディオ |
| Google TV | ○ | ○ |
| 4K/120fps | ○ | ○ |
| VRR・ALLM | ○ | ○ |
| 外付けHDD録画 | ○ | ○ |
| 裏番組2番組同時録画 | ○ | ○ |
| スタンド | ミラージュスタンド | 4-Wayスタンド |
| サイズ | 50・55・65・75・85・98V型 | 55・65・75・85V型 |
XR70M2とXR70の価格・在庫の違い
XR70M2は2026年発売の新モデル、XR70は2024年発売の旧モデルです。
旧モデルのXR70は販売店によって値下げされている場合があり、XR70M2との価格差が大きければXR70のコストパフォーマンスが高くなることがあります。
ただし、旧モデルだから必ず安いとは限りません。在庫が少なくなると価格が上がったり、希望するサイズが売り切れたりする場合があります。
購入時はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど複数の販売店で、実際の販売価格と在庫を比較してから判断するのがおすすめです。
サイズ別にXR70M2とXR70を比較
XR70M2とXR70は共通して55・65・75・85V型があります。
特に55V型と65V型については、サイズ固有の寸法・重量・音響・消費電力まで詳しく比較しています。
| サイズ | 比較 | ポイント |
|---|---|---|
| 55V型 | K-55XR70M2とK-55XR70の違い | 画質・設置奥行・省エネを中心に比較 |
| 65V型 | K-65XR70M2とK-65XR70の違い | 画質に加えて音響の進化も比較 |
| 75V型 | XR70M2/XR70 | どちらも75V型をラインアップ |
| 85V型 | XR70M2/XR70 | どちらも85V型をラインアップ |
なお、50V型と98V型はXR70M2のみのラインアップです。
XR70M2とXR70の共通点
画質を中心に違いがあるXR70M2とXR70ですが、基本的な機能には多くの共通点があります。
- 4K液晶テレビ
- 高画質プロセッサー「XR」
- Mini LEDを採用
- XR コントラスト ブースター20
- 倍速駆動パネル
- XR モーション クラリティー
- HDR10・HLG・Dolby Vision対応
- Google TV搭載
- Dolby Atmos対応
- DTS:X対応
- ボイスズーム3
- 地上・BS・110度CSチューナー各3基
- 外付けUSB HDD録画対応
- 裏番組2番組同時録画対応
- HDMI入力4端子
- 4K/120fps対応
- VRR・ALLM対応
- PlayStation 5との連携機能
そのため、XR70を選んでも基本性能が大きく不足するわけではありません。
XR70M2は、その高い基本性能を引き継ぎながら、特に画質を大きく進化させたモデルと考えると分かりやすいでしょう。
XR70M2がおすすめの人
- 新しいRGB Mini LEDの画質を重視したい
- 映画やHDR映像を鮮やかな色で楽しみたい
- 斜め方向からテレビを見ることが多い
- 地デジやネット動画もきれいに見たい
- 65V型以上で音響性能も重視したい
- 消費電力量を抑えたい
- 数年間使うことを考えて新しいモデルを選びたい
価格だけでなく画質を重視して選ぶなら、XR70M2がおすすめです。
▼ XR70M2の価格をチェック ▼
XR70がおすすめの人
- 価格を重視して選びたい
- XR70がXR70M2より大幅に安く販売されている
- 広視野角機能を特に必要としない
- 最新のRGB Mini LEDにこだわらない
- Mini LEDテレビとしての基本性能が高ければ十分
- 4-Wayスタンドの設置自由度を重視する
XR70もMini LED、プロセッサー「XR」、倍速駆動、4K/120fpsなどを備えた高性能モデルです。
XR70M2との実売価格差が大きい場合は、XR70を選ぶ価値があります。
▼ XR70の価格をチェック ▼
XR70M2とXR70の違いでよくある質問
- XR70M2とXR70の一番大きな違いは何ですか?
-
一番大きな違いはバックライトです。XR70M2はRGB Mini LEDを採用し、XR70のMini LED+量子ドットから画質技術が大きく変更されています。
- XR70M2はXR70より画質が良くなっていますか?
-
XR70M2はRGB Mini LED、RGB トリルミナス マックス、エックス ワイド アングル プロ、XR クリアイメージを搭載しています。特に色再現や斜めから見たときの見え方などが進化しています。
- 55V型でも音質はXR70M2の方が上ですか?
-
55V型では、K-55XR70M2とK-55XR70はいずれもアコースティック マルチ オーディオ、4スピーカー、実用最大出力40Wです。音響システムの大きな違いは65V型以上で現れます。
- XR70はもう買わない方がいいですか?
-
いいえ。XR70もMini LEDやプロセッサー「XR」、倍速駆動、4K/120fpsなどを搭載した高性能テレビです。XR70M2よりかなり安く購入できる場合は、価格重視ではXR70も有力です。
- XR70M2とXR70はどちらがおすすめですか?
-
画質や省エネ性能、新しさを重視するならXR70M2がおすすめです。一方、XR70が大幅に安く販売されていて、最新のRGB Mini LEDを必要としないならXR70もおすすめです。
XR70M2とXR70の違いまとめ
XR70M2とXR70の違いを比較しました。
- XR70M2はRGB Mini LEDを採用
- 色再現技術がRGB トリルミナス マックスへ進化
- XR70M2はエックス ワイド アングル プロを搭載
- 超解像技術がXR クリアイメージへ進化
- 65V型以上はアコースティック マルチ オーディオ プラスを搭載
- XR70M2は新設計のミラージュスタンド
- XR70M2は50~98V型に拡大し、年間消費電力量も少ない
画質を重視するならXR70M2がおすすめです。
特にRGB Mini LEDによる色再現の進化は大きく、映画やスポーツ、ネット動画などを高画質で楽しみたい人に向いています。
一方、XR70も基本性能は高いため、実売価格を比較してXR70が大幅に安い場合は、価格重視でXR70を選ぶのもよいでしょう。
55V型・65V型については、サイズ固有の違いを下記の記事で詳しく比較しています。
▼ XR70M2の価格を比較 ▼
▼ XR70の価格を比較 ▼
参考:ソニー公式ページ


