象印の炊飯器「NW-YA10」と「NW-QA10」は、どちらも5.5合炊きの「極め炊き」シリーズです。
NW-YA10は圧力IH、NW-QA10は通常のIHを採用しており、炊飯方式や炊き分け、本体サイズなどが異なります。
この記事では、NW-YA10とNW-QA10の違い5つを比較し、電気代や設置サイズをグラフで分かりやすく解説します。
NW-YA10とNW-QA10の違いを先に結論
- 圧力IHやすしめし・しゃっきりした炊き分けを重視するならNW-YA10
- コンパクトさや軽さ、やわらかめ・かための炊き分けを重視するならNW-QA10
- 炊飯1回・年間の消費電力量はNW-YA10の方が少ない
- どちらも豪熱大火力、黒まる厚釜、30時間のうるつや保温を搭載
ごはんの炊き上がりにこだわり、圧力を利用した炊き分けを使いたい人にはNW-YA10が向いています。
一方、圧力機能を必要とせず、奥行を抑えた炊飯器を選びたい人にはNW-QA10が候補になります。
NW-YA10とNW-QA10の違いは5つ
NW-YA10とNW-QA10には、主に5つの違いがあります。
最も大きな違いは、圧力IHと通常のIHという炊飯方式です。
加えて、炊き分けの内容、設置サイズ、カラー、消費電力量にも違いがあります。
- 炊飯方式が違う
- ごはんの炊き分け方が違う
- 本体サイズと重さが違う
- カラーと液晶表示が違う
- 消費電力と消費電力量が違う
NW-YA10とNW-QA10の違い比較表
比較表の結論:圧力IHと炊き分けを重視するならNW-YA10、コンパクトさと軽さを重視するならNW-QA10が向いています。
違い1:NW-YA10は圧力IH、NW-QA10は通常のIH
最も大きな違いは、採用している炊飯方式です。
| 機種 | 炊飯方式 |
|---|---|
| NW-YA10 | 圧力IH |
| NW-QA10 | IH |
NW-YA10は、内釜に圧力をかけながら炊飯する圧力IH炊飯ジャーです。
蒸らし工程でも圧力をかける「うまみ圧力蒸らし」を搭載しています。
圧力を利用した炊飯と蒸らしによって、しゃきっとふっくらしたごはんに仕上げる設計です。
一方、NW-QA10は圧力を使わない通常のIH炊飯ジャーです。圧力機能はありませんが、IHによる大火力で内釜を加熱します。
選び方のポイント:圧力を利用した炊き上がりを求めるならNW-YA10、圧力機能が必要なく、通常のIHで十分ならNW-QA10が候補になります。
違い2:ごはんの炊き分け方が異なる
両機種とも3通りの炊き方を選べますが、炊き分けの仕組みと内容が異なります。
| 機種 | 炊き分け機能 | 選べる炊き方 |
|---|---|---|
| NW-YA10 | 3通りの炊き分け圧力 | 白米ふつう・すしめし・白米しゃっきり |
| NW-QA10 | 白米炊き分け3コース | ふつう・やわらかめ・かため |
NW-YA10は、圧力の強さと圧力をかける時間を調整し、メニューに合わせた食感に炊き分けます。
通常の白米だけでなく、すしめしや、粘りを抑えたしゃっきりしたごはんを炊きたい人に向いています。
NW-QA10は「ふつう・やわらかめ・かため」の3コースです。毎日の白米を好みのかたさに調整したい人に使いやすい構成です。
NW-YA10は圧力による炊き分け、NW-QA10は白米のかたさの炊き分けを重視する人に向いています。
違い3:NW-QA10の方がコンパクトで軽い
本体サイズはNW-QA10の方がコンパクトです。
特に奥行には約5.5cmの差があるため、キッチンカウンターなどに置く場合は確認しておきたいポイントです。
| 比較項目 | NW-YA10 | NW-QA10 |
|---|---|---|
| 幅 | 約25cm | 約23.5cm |
| 奥行 | 約36.5cm | 約31cm |
| 高さ | 約20.5cm | 約20cm |
| 重さ | 約5.0kg | 約4.1kg |
| ふた開き時の高さ | 約42cm | 約44cm |
グラフ① 奥行はNW-QA10が約5.5cm小さい
本体の奥行を比較
単位:cm/数値が小さい方がコンパクト
NW-YA10:約36.5cm
NW-QA10:約31cm
NW-QA10の方が約5.5cmコンパクト
※象印公式仕様の外形寸法を基に作成。棒の長さは0~40cmを基準としています。
NW-QA10は、NW-YA10より幅が約1.5cm、奥行が約5.5cm小さく、重さも約0.9kg軽くなっています。
設置場所の奥行が限られている場合や、炊飯器を移動させる機会が多い場合には、NW-QA10が候補になります。
グラフ② ふたを開けたときの高さは逆転する
本体がコンパクトなNW-QA10ですが、ふたを開けたときの高さはNW-YA10より約2cm大きくなります。
ふた開き時の高さを比較
単位:cm/数値が小さい方が低い
NW-YA10:約42cm
NW-QA10:約44cm
NW-YA10の方が約2cm低い
※象印公式仕様を基に作成。棒の長さは0~50cmを基準としています。
設置場所の上に棚がある場合は、ふたを開けたときの高さも確認しておきましょう。
ただし、ふた開き時の高さだけで設置できるとは限りません。蒸気や放熱のためのスペースについても、取扱説明書に記載された設置条件を確認してください。
違い4:カラー展開と液晶表示が異なる
本体カラーと液晶表示にも違いがあります。
| 比較項目 | NW-YA10 | NW-QA10 |
|---|---|---|
| カラー | ブラック・ホワイト | ブラック |
| 液晶 | オレンジくっきり液晶 | グレー液晶 |
NW-YA10はブラックとホワイトの2色から選べます。
白を基調としたキッチン家電で統一したい場合には、ホワイトを選べるNW-YA10が候補になります。
NW-QA10のカラーはブラックのみです。
液晶はNW-YA10が「オレンジくっきり液晶」、NW-QA10が「グレー液晶」を採用しています。
ホワイトの炊飯器を選びたい人や、オレンジくっきり液晶を希望する人はNW-YA10を確認しましょう。
違い5:消費電力と年間消費電力量が異なる
NW-YA10とNW-QA10は、消費電力と消費電力量にも違いがあります。
注目したいのは、炊飯時の消費電力はNW-YA10の方が高いのに、1回あたりの炊飯時消費電力量はNW-YA10の方が少ないという点です。
| 比較項目 | NW-YA10 | NW-QA10 |
|---|---|---|
| 炊飯時消費電力 | 1,240W | 1,115W |
| 1回の炊飯時消費電力量 | 140Wh | 149Wh |
| 1時間の保温時消費電力量 | 16.8Wh | 17.6Wh |
| 年間消費電力量 | 77.2kWh/年 | 81.3kWh/年 |
グラフ③ 1回の炊飯時消費電力量を比較
まずは、1回あたりの炊飯時消費電力量を比較します。
1回の炊飯時消費電力量
単位:Wh/少ない方が省エネ
NW-YA10:140Wh
NW-QA10:149Wh
NW-YA10の方が1回あたり9Wh少ない
※象印公式仕様を基に作成。棒の長さは0~200Whを基準としています。
NW-YA10は140Wh、NW-QA10は149Whなので、NW-YA10の方が9Wh少なくなっています。
電気料金を31円/kWhと仮定すると、1回あたりの電気代は以下のとおりです。
| 機種 | 炊飯1回の電気代 |
|---|---|
| NW-YA10 | 約4.34円 |
| NW-QA10 | 約4.62円 |
| 差額 | 約0.28円 |
炊飯1回の電気代の差は、約0.28円です。
定格消費電力が高いからといって、必ずしも1回の炊飯にかかる電気代が高くなるわけではありません。
なお、実際の消費電力量は炊飯量や使用するメニューなどによって異なります。
グラフ④ 年間消費電力量を比較
次に、年間消費電力量を比較します。
年間消費電力量を比較
単位:kWh/年/少ない方が省エネ
NW-YA10:77.2kWh/年
NW-QA10:81.3kWh/年
NW-YA10の方が年間4.1kWh少ない
※象印公式仕様を基に作成。棒の長さは0~100kWh/年を基準としています。
年間消費電力量はNW-YA10が77.2kWh、NW-QA10が81.3kWhです。
電気料金を31円/kWhと仮定すると、年間電気代は次のようになります。
| 機種 | 年間消費電力量 | 年間電気代 |
|---|---|---|
| NW-YA10 | 77.2kWh | 約2,393円 |
| NW-QA10 | 81.3kWh | 約2,520円 |
| 差 | 4.1kWh | 約127円 |
年間電気代の差は約127円です。
NW-YA10の方が年間消費電力量は少ないものの、電気代の差だけで機種を決めるほどの大きな金額ではありません。
例えば、購入価格に3,000円の差があった場合、年間127円の電気代差だけで価格差を回収するには、単純計算で約24年かかります。
※3,000円の価格差は計算例であり、実際の販売価格ではありません。
そのため、電気代のわずかな差よりも、圧力IHの有無や炊き分け、設置サイズを優先して選ぶと判断しやすくなります。
保温時の電気代も比較
保温時の消費電力量にも少し違いがあります。
| 機種 | 保温1時間 | 電気代の目安 |
|---|---|---|
| NW-YA10 | 16.8Wh | 約0.52円 |
| NW-QA10 | 17.6Wh | 約0.55円 |
1時間あたりの保温時消費電力量は、NW-YA10の方が0.8Wh少なくなっています。
電気代に換算すると、1時間あたり約0.02円の差です。
※電気代はすべて31円/kWhで計算した目安です。実際の電気料金、炊飯量、メニュー、保温時間などによって変わります。年間電気代は公式の年間消費電力量から算出しており、上記の炊飯1回・保温1時間の料金を単純に積算したものではありません。
NW-YA10とNW-QA10の価格・在庫の違い
NW-YA10とNW-QA10の購入価格は、販売店やカラー、在庫状況によって異なります。
購入時には、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで現在の価格と在庫を比較しましょう。
特に、NW-YA10のブラックとホワイトはカラーによって販売価格が異なる場合があります。
| 比較項目 | NW-YA10 | NW-QA10 |
|---|---|---|
| カラー | ブラック・ホワイト | ブラック |
| 購入時の確認事項 | カラー別の価格・在庫 | 販売価格・在庫 |
本体価格だけでなく、送料やポイント還元を含めた実質価格で比較することも大切です。
発売時期が古いモデルだからといって、必ず安く購入できるとは限りません。
NW-YA10の価格・在庫を確認
NW-YA10はブラックとホワイトの2色展開です。希望するカラーの在庫を確認してください。
ブラック
ホワイト
NW-QA10の価格・在庫を確認
NW-QA10はブラックのみの展開です。購入時点の販売価格と在庫を確認しましょう。
ブラック
NW-YA10とNW-QA10の共通機能
NW-YA10とNW-QA10は炊飯方式が異なりますが、毎日の炊飯に便利な機能は数多く共通しています。
豪熱大火力や黒まる厚釜、30時間のうるつや保温などを両機種に搭載しています。
また、通常の白米だけでなく、無洗米や玄米、麦ごはんなどにも対応しています。
大火力で炊き続ける「豪熱大火力」
両機種とも、沸とう維持工程で大火力を加える「豪熱大火力」を搭載しています。
大火力で炊き続けることで激しい対流を起こし、お米のアルファ化を促進。甘みを引き出しながら、芯までふっくらしたごはんに炊き上げます。
圧力IHと通常のIHという違いはありますが、豪熱大火力は両機種に共通する機能です。
釜厚1.7mmの「黒まる厚釜」
内釜は、どちらも底が丸い形状の「黒まる厚釜」を採用しています。
- 黒まる厚釜
- 釜厚1.7mm
- 内釜で洗米可能
- 内釜3年保証
内釜のフッ素加工は3年間の保証対象です。ただし、取扱説明書に記載された使用方法を守っている場合が対象となります。
最大30時間の「うるつや保温」
両機種とも、最大30時間まで保温できる「うるつや保温」を搭載しています。
底センサーが保温に適した火加減で温度をコントロールし、ごはんから水分が蒸発するのを抑えます。
長時間保温しない場合に使いやすい「高め保温」も選択可能です。
※保温できる時間は炊飯メニューによって異なります。
お米の甘みを引き出す「熟成炊き」
「熟成炊き(白米)」は、通常より時間をかけてお米を水に浸し、芯までじっくり吸水させるメニューです。
しっかり吸水させることで、お米の芯からアルファ化を促進し、ふっくらしたごはんに炊き上げます。
炊飯時間は長くなりますが、ごはんの甘みを重視したいときに便利です。
無洗米・雑穀米・麦ごはん・玄米に対応
両機種とも、白米以外のさまざまなメニューに対応しています。
- 無洗米
- 雑穀米
- 玄米
- 麦ごはん
- 炊きこみごはん
- すしめし
- おかゆ
白米だけでなく、玄米や麦ごはんなどを取り入れたい人にも使いやすい炊飯器です。
毎回洗う部品は内釜と内ぶたの2点
毎回洗う部品は、両機種とも「内釜」と「内ぶた」の2点です。
独立した蒸気口セットがないため、炊飯のたびに細かな部品を分解して洗う必要がありません。
| お手入れ機能 | NW-YA10 | NW-QA10 |
|---|---|---|
| 毎回洗う部品 | 内釜・内ぶた | 内釜・内ぶた |
| フラットトップパネル | あり | あり |
| フラット庫内 | あり | あり |
| フラットフレーム | 公式記載なし | あり |
| クリーニング機能 | あり | あり |
NW-QA10は、フラットトップパネルとフラット庫内に加え、フラットフレームも採用しています。
炊きこみごはんなどを炊いたあとのにおいが気になる場合には、クリーニング機能も利用できます。
便利な操作・付属機能も共通
- Ag+抗菌加工の立つしゃもじ
- Ag+抗菌加工のプッシュボタン
- あったか再加熱
- 時計式メモリータイマー2種類
- お知らせメロディ
- 白米0.5カップごとの親切目盛
- 洗米OK内釜
- クリーニング機能
朝と夜など、2種類の炊き上がり時刻を記憶できるため、毎日同じ時間に炊飯する家庭にも便利です。
共通機能の結論:豪熱大火力や黒まる厚釜、熟成炊き、30時間保温などの基本機能は共通しています。選ぶ際は、圧力IHの有無と炊き分け、本体サイズを優先すると決めやすくなります。
NW-YA10がおすすめの人
NW-YA10は、圧力IHやごはんの食感を重視する人に向いています。
圧力のかけ方を変え、すしめしやしゃっきりしたごはんを炊き分けられます。
また、ホワイトの炊飯器を選びたい人にもNW-YA10が候補になります。
NW-YA10がおすすめの人
- 圧力IH炊飯器を選びたい
- 圧力による炊き分けを使いたい
- すしめしやしゃっきりしたごはんを炊きたい
- うまみ圧力蒸らしを使いたい
- オレンジくっきり液晶がよい
- ホワイトの炊飯器を選びたい
- 本体サイズより炊飯機能を優先したい
圧力IHと炊き分けの内容に魅力を感じるなら、NW-YA10を確認してみましょう。
ブラック
ホワイト
NW-QA10がおすすめの人
NW-QA10は、コンパクトさや軽さを重視する人に向いています。
圧力機能はありませんが、豪熱大火力や熟成炊きなどの基本機能を搭載しています。
特に、炊飯器の奥行を抑えたい場合は確認しておきたいモデルです。
NW-QA10がおすすめの人
- 通常のIH炊飯器で十分
- 圧力機能を必要としていない
- 炊飯器の奥行を抑えたい
- 軽くて移動しやすい炊飯器がよい
- ふつう・やわらかめ・かためを選びたい
- ブラックの炊飯器を選ぶ予定
- 現在の販売価格を比較して購入したい
圧力IHにこだわらず、設置しやすさや白米のかたさの炊き分けを優先するならNW-QA10が候補になります。
ブラック
NW-YA10とNW-QA10のよくある質問
NW-YA10とNW-QA10を選ぶときに気になりやすい疑問をまとめました。
発売時期だけを見るとNW-QA10の方が新しい製品ですが、炊飯方式が異なるため、単純な新旧モデルとして比較しないことが大切です。
まとめ|NW-YA10とNW-QA10の違いを比較
NW-YA10とNW-QA10の違いは、炊飯方式、炊き分け、本体サイズ、カラー・液晶、消費電力量の5つです。
圧力IHやすしめし・しゃっきりした炊き分けを重視するならNW-YA10、コンパクトさと白米のかたさの炊き分けを重視するならNW-QA10が向いています。
電気代の差は年間約127円なので、購入価格や設置スペース、ごはんの炊き方を優先して選ぶとよいでしょう。
| 機種 | おすすめの人 |
|---|---|
| NW-YA10 | 圧力IHや圧力による炊き分けを重視する人 ホワイトを選びたい人 |
| NW-QA10 | コンパクトさや軽さを重視する人 通常のIHで十分な人 |
最終結論:圧力IHと炊き分けを優先するならNW-YA10。置きやすさと白米のかたさの炊き分けを優先するならNW-QA10。
どちらも豪熱大火力や黒まる厚釜、熟成炊き、30時間のうるつや保温を搭載しています。
NW-YA10の価格・在庫を確認
ブラック
ホワイト
NW-QA10の価格・在庫を確認
ブラック
NW-YA10・NW-QA10以外の機種も比較したい人は、以下の記事をご覧ください。
参考資料






