東芝のドラム式洗濯乾燥機「TW-127XM5L」と「TW-127XP5L」の違いを比較します。
どちらも洗濯12kg・乾燥7kgの大容量モデルですが、温水洗浄・除菌機能・スマホ連携などに違いがあります。
さらに今回は、東芝の公式仕様をもとに、洗濯時間・消費電力量・使用水量・運転音をグラフ化。年間の電気代・水道代まで計算し、どちらを購入するべきか詳しく解説します。
- TW-127XM5L:基本性能を重視し、購入価格を抑えたい人向け
- TW-127XP5L:温水洗浄・UV除菌・スマホ連携などの上位機能を使いたい人向け
- 電気代・水道代:標準運転の公式数値では両機種とも同じ
つまり、上位モデルを選ぶ理由は標準運転のランニングコストではなく、追加機能をどこまで必要とするかにあります。
TW-127XM5LとTW-127XP5Lの違いを比較
TW-127XM5LとTW-127XP5Lの主な違いは、洗浄機能・清潔機能・操作機能・販売価格の4つです。
まずは比較表で全体像を確認し、そのあとに違いを詳しく見ていきましょう。
違い① 洗浄機能はTW-127XP5Lが充実
大きな違いは洗浄機能です。
TW-127XM5Lは「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」を搭載。一方、TW-127XP5Lは「温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」を搭載しています。
XP5Lは高濃縮ワイドシャワーにも対応し、洗剤液を衣類全体に浸透させて洗います。
| 洗浄機能 | XM5L | XP5L |
|---|---|---|
| ウルトラファインバブル | ○ | ○ |
| マイクロバブル | - | ○ |
| 高濃縮ワイドシャワー | - | ○ |
| 温水機能 | - | ○ |
XP5Lでは15℃・30℃・40℃・50℃・60℃の温水設定に対応しています。ただし、温水コースには洗濯容量や衣類の種類などの制限があります。
皮脂汚れや黄ばみなどに対応する温水洗浄を重視するならXP5L。通常の洗濯を中心に使うならXM5Lも候補になります。
違い② UV除菌・湿度センサーはTW-127XP5Lが充実
清潔機能や乾燥時の制御にも違いがあります。
TW-127XP5LはハイパワーUV除菌や湿度センサーを搭載しています。
一方、TW-127XM5Lにも除菌乾燥モードや除菌消臭コースが搭載されています。XM5Lに除菌機能がないわけではありません。
ただし、UVを使った除菌機能まで求める場合はXP5Lが候補になります。
また、XP5Lには湿度センサーが搭載されているため、衣類の乾燥状態に応じた運転制御に対応しています。
なお、標準運転の公式消費電力量は両機種とも同じです。湿度センサーがあるから必ず電気代が安くなる、という意味ではありません。
違い③ スマホ連携・操作パネル
使いやすさを重視するなら、操作機能も比較しましょう。
TW-127XP5Lはスマートフォン連携に対応し、新・大型カラータッチパネルを搭載しています。
スマホ連携を利用したい人や、画面を見ながら操作したい人に向いた仕様です。
一方、TW-127XM5Lはスマホ連携に対応していません。
洗濯機本体で操作できれば十分という人なら、追加機能の必要性は低くなるでしょう。
違い④ 販売価格と在庫状況
購入価格も重要な比較ポイントです。
TW-127XP5Lは上位機能を搭載している一方、TW-127XM5Lは機能を絞ったモデルです。
ただし、実際の販売価格はショップや在庫状況によって変動します。旧モデルや下位モデルが必ず安いとは限りません。
両機種ともメーカー公式サイトでは在庫限りと案内されているため、購入前に現在の価格と在庫を確認しましょう。
購入価格の差が小さい場合はXP5Lの追加機能が魅力になります。一方、価格差が大きい場合は、その機能を実際に使うかどうかが判断のポイントです。
TW-127XM5LとTW-127XP5Lの性能をグラフで比較
ここからは、東芝の公式仕様をもとに、洗濯時間・消費電力量・使用水量・運転音をグラフで比較します。
上位モデルのXP5Lは機能が充実していますが、すべての数値でXM5Lを上回っているわけではありません。
グラフ① 洗濯・乾燥時間の比較
まずは、毎日の洗濯にかかる目安時間を比較します。
洗濯・乾燥時間の比較
単位:分/東芝公式仕様の目安時間
洗濯のみ
洗濯~乾燥
乾燥節電モード
各項目内で最大値を100%として表示しています。項目間で棒の長さは比較できません。
洗濯のみの目安時間は、XM5Lが約35分、XP5Lが約30分です。
毎日1回、年間365回洗濯する場合、5分×365回で年間約30時間25分の運転時間差になります。
一方、洗濯から乾燥までの差は1回約2分。年間365回でも約12時間10分の運転時間差です。
この数値は運転時間の差であり、実際の家事時間や拘束時間が同じだけ短くなるという意味ではありません。
洗濯から乾燥まで自動で任せる使い方が中心なら、標準運転の時間差は比較的小さく、追加機能の必要性が選択のポイントになります。
グラフ② 消費電力量の比較
次に、電気代に関わる消費電力量を比較します。
消費電力量の比較
単位:Wh/東芝公式仕様
洗濯のみ
洗濯~乾燥
乾燥節電モード
最大値1,330Whを100%として表示。温水など追加機能を使った場合の消費電力量を示すものではありません。
洗濯のみは約70Wh、洗濯~乾燥は約1,330Wh、乾燥節電モードは約670Whです。
標準運転の公式数値では、両機種の消費電力量に差はありません。
XP5Lは上位モデルですが、標準運転の電気代がXM5Lより安くなるわけではありません。
なお、XP5Lで温水洗浄などの追加機能を使用する場合は、上記の標準運転とは消費電力量が異なることがあります。
グラフ③ 使用水量の比較
水道代に関わる標準使用水量も確認しましょう。
標準使用水量の比較
単位:L/東芝公式仕様
洗濯のみ
洗濯~乾燥
最大値80Lを100%として表示。実際の使用水量は運転条件によって変動します。
両機種とも洗濯のみは約80L、洗濯~乾燥は約61Lです。
公式仕様上の標準使用水量には差がないため、水道代の節約だけを目的に上位モデルを選ぶ必要はありません。
グラフ④ 運転音の比較
早朝や夜間に洗濯する家庭では、運転音も気になるポイントです。
運転音の比較
単位:dB/東芝公式仕様
洗い
脱水
乾燥
乾燥節電
最大表示値48dBを基準にした数値の視覚化です。dBは対数尺度のため、棒の長さは音の大きさの倍率を表しません。
洗いは約32dB、脱水は約37dB、乾燥は約48dB、乾燥節電は約42dBです。
両機種とも公式数値が一致しています。
上位モデルのXP5Lだから静かというわけではなく、運転音の仕様からは優劣をつけられません。
ただし、実際に感じる音は設置場所・床の状態・衣類の偏りなどによって変化します。
年間の電気代・水道代はいくら?
ここからは、公式仕様の消費電力量・使用水量をもとに、年間ランニングコストを計算します。
計算条件は次のとおりです。
- 電気料金:31円/kWh
- 上下水道料金:262円/㎥
- 使用頻度:毎日1回、年間365回
- 洗濯~乾燥の消費電力量:1.33kWh
- 洗濯~乾燥の標準使用水量:0.061㎥
電気・水道料金は目安単価です。実際の料金は契約先や使用状況によって異なります。
標準運転の年間ランニングコスト
| 項目 | 1回 | 年間365回 |
|---|---|---|
| 電気代 | 約41.2円 | 約15,049円 |
| 上下水道代 | 約16.0円 | 約5,833円 |
| 合計 | 約57.2円 | 約20,882円 |
標準運転で毎日1回、洗濯から乾燥まで行うと、年間ランニングコストは約20,882円という試算になります。
XM5LとXP5Lは公式の消費電力量・標準使用水量が同じため、同条件で計算した年間コストも同じです。
乾燥節電モードなら電気代はどれくらい変わる?
両機種とも、乾燥節電モードの消費電力量は約670Whです。
31円/kWhで計算すると、1回の電気代は約20.8円。毎日1回なら年間約7,581円です。
年間電気代の比較
年間365回/31円・kWhで試算/両機種共通
標準運転
乾燥節電モード
両機種で共通する運転モードの比較です。
上記は電気代のみの比較です。乾燥節電モードの水道代・洗剤代・購入費用は含みません。表示金額は円単位に四捨五入しています。
標準運転と乾燥節電モードでは、年間約7,468円の電気代の差が生じる計算です。
ただし、乾燥節電モードの目安時間は約215分。標準運転の約87~89分に比べて長くなります。
短時間で乾燥させたい日は標準運転、時間に余裕がある日は乾燥節電モードという使い分けが考えられます。
なお、この年間約7,468円はXM5LとXP5Lの機種間の差額ではありません。どちらの機種でも、運転モードによって生じる試算上の差額です。
TW-127XM5LとTW-127XP5Lは価格差に見合う?
ここまでのグラフを整理すると、次のことがわかります。
- 洗濯のみの目安時間はXP5Lが5分短い
- 洗濯~乾燥の目安時間はXP5Lが2分短い
- 標準運転の消費電力量は同じ
- 標準使用水量は同じ
- 運転音の公式数値は同じ
つまり、上位モデルのXP5Lを選ぶ理由は、主に温水洗浄・ハイパワーUV除菌・湿度センサー・スマホ連携などの追加機能です。
これらの機能を日常的に使うなら、XP5Lの追加費用に価値を感じやすくなります。
一方、標準的な洗濯と乾燥が中心なら、XM5Lでも洗濯12kg・乾燥7kg、自動投入、ヒートポンプ乾燥を利用できます。
購入前に確認したい3つのポイント
- 現在の販売価格はいくら違うか
- 温水洗浄やUV除菌を実際に使うか
- スマホ連携や大型タッチパネルが必要か
標準運転のランニングコストは同じなので、追加機能を使わない場合、購入価格の差を標準運転の電気代・水道代の節約で回収することはできません。
販売価格と必要な機能を比較して、どちらが自分の使い方に合っているか判断しましょう。
TW-127XM5LとTW-127XP5Lの共通点
両機種は機能面に違いがある一方、基本的な仕様には多くの共通点があります。
| 項目 | 共通仕様 |
|---|---|
| 洗濯・脱水容量 | 12kg |
| 乾燥容量 | 7kg |
| 乾燥方式 | ヒートポンプ除湿乾燥 |
| Ag+抗菌水 | 対応 |
| 液体洗剤・柔軟剤自動投入 | 搭載 |
| ボディ幅 | 600mm |
| 標準使用水量(洗濯) | 約80L |
| 標準使用水量(洗濯~乾燥) | 約61L |
特に洗濯12kg・乾燥7kgという容量が共通しているため、まとめ洗いや洗濯から乾燥までを自動で行いたい家庭では、どちらも候補になります。
また、液体洗剤・柔軟剤の自動投入にも両機種が対応しています。
ただし、外形寸法は完全には同じではありません。給・排水ホースを含む寸法はXM5Lが645×722×1060mm、XP5Lが645×720×1060mmです。
設置する際は本体寸法だけでなく、防水パン・給排水・搬入経路・扉の開閉スペースも確認してください。
TW-127XM5Lがおすすめな人
TW-127XM5Lは、次のような人に向いています。
- 購入価格をできるだけ抑えたい人
- 温水洗浄を使う予定がない人
- スマホ連携を必要としない人
- 洗濯12kg・乾燥7kgの容量を重視する人
- 標準的な洗濯・乾燥機能があれば十分な人
XM5Lは温水洗浄やスマホ連携などの上位機能を搭載していませんが、洗濯・乾燥容量や標準運転の電気代・水道代はXP5Lと同じです。
追加機能よりも購入価格を重視するなら、XM5Lの販売価格を確認してみましょう。
グランホワイト
TW-127XP5Lがおすすめな人
TW-127XP5Lは、次のような人に向いています。
- 温水洗浄で皮脂汚れや黄ばみ対策をしたい人
- ハイパワーUV除菌を使いたい人
- 湿度センサーを搭載したモデルを選びたい人
- スマートフォン連携を使いたい人
- 大型カラータッチパネルで操作したい人
XP5Lは、洗浄・清潔・操作性の追加機能を重視する人に向いたモデルです。
標準運転のランニングコストはXM5Lと同じなので、電気代の節約ではなく、上位機能の必要性を基準に選びましょう。
ボルドーブラウン
グランホワイト
TW-127XM5LとTW-127XP5Lの違いでよくある質問
まとめ|TW-127XM5LとTW-127XP5Lはどっちを選ぶ?
TW-127XM5LとTW-127XP5Lの違いを比較しました。
最後に、購入判断のポイントを整理します。
| 重視するポイント | 候補モデル |
|---|---|
| 購入価格を抑えたい | TW-127XM5L |
| 基本的な洗濯・乾燥機能で十分 | TW-127XM5L |
| 温水洗浄を使いたい | TW-127XP5L |
| ハイパワーUV除菌を使いたい | TW-127XP5L |
| スマホ連携を使いたい | TW-127XP5L |
| 標準運転の電気代・水道代 | 両機種とも同じ |
| 運転音の公式数値 | 両機種とも同じ |
価格と基本性能を重視するならTW-127XM5L。温水洗浄・UV除菌・スマホ連携などの追加機能を使いたいならTW-127XP5Lが候補です。
標準運転の電気代・水道代・運転音は同じなので、現在の販売価格と必要な機能を比較して選びましょう。
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メーカー公式仕様:TW-127XM5L / TW-127XP5L
